2020年のクラシック候補生を確認する(No.22)-ウインマリリン(2017.5.23)+オーソリティ(2017.2.12)-

ウインマリリン 牝 栗毛 2017.5.23生 新冠・コスモヴューファーム生産 馬主・(株)ウイン 美浦・手塚貴久厩舎

ウインマリリン(2017.5.23)の4代血統表
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
種付け時活性値:1.00

グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig 1977.2.12
Graceful Touch 1978.4.13
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ダイナアクトレス
鹿毛 1983.5.4
ノーザンテースト 1971.3.15
モデルスポート 1975.2.23
コスモチェーロ(AUS)
栗毛 2003.10.11
仔受胎時活性値:1.125
Fusaichi Pegasus(USA)
鹿毛 1997.4.12
種付け時活性値:1.375
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Angel Fever
鹿毛 1990.5.12
Danzig 1977.2.12
Rowdy Angel 1979.5.17
Shorwon(AUS)
栗毛 1983.11.11
仔受胎時活性値:0.75
Buena Shore(USA)
栗毛 1973.3.21
種付け時活性値:0.375
George Lewis 1967.4.21
Full View 1962.4.7
April Wonder(AUS)
栗毛 1959
仔受胎時活性値:1.75
▲Newtown Wonder(GB)
栗毛 1942
種付け時活性値:0.125
April Flower(NZ)
栗毛 1950
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Danzig4×4、Halo4×5、Hail to Reason5×5(父方)、Northern Dancer5×5×5>

ウインマリリン(2017.5.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スクリーンヒーロー
(Roberto系)
Fusaichi Pegasus
(Mr. Prospector系)
Buena Shore
(Bold Ruler系)
▲Newtown Wonder
(Fair Trial系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Fusaichi Pegasus 5.625 or 3.625 半兄ウインマーレライ
(No. 14-e)
8番仔
(3連産目)

*

2020年の第55回サンケイスポーツ賞フローラS(GII。東京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ウインマリリン 牝3 54 横山 武史 1:58.7 4-4-5 35.3 450
[-10]
手塚 貴久 4
2 7 ホウオウピースフル 牝3 54 D.レーン 1:58.7 クビ 5-4-5 35.3 478
[+2]
大竹 正博 2
3 16 フアナ 牝3 54 L.ヒューイットソン 1:58.8 クビ 10-9-8 35.2 416
[-4]
角居 勝彦 5
4 15 ショウナンハレルヤ 牝3 54 田辺 裕信 1:59.1 2 8-9-8 35.4 454
[+4]
矢野 英一 7
5 9 スカイグルーヴ 牝3 54 C.ルメール 1:59.3 1 1/4 7-7-7 35.8 430
[-14]
木村 哲也 1

直線の残り300mあたりでムチを落としてしまわれたという横山武史騎手。けれど鞍上の必死の鼓舞に応えたウインマリリン、最後の最後まで頑張りきり、詰め寄ったホウホウピースフル(2017.3.27)を「クビ」だけ封じたところが決勝点。映像で見ても横殴りの強風が見て取れた東京芝2000mの優駿牝馬(GI)のトライアル、その勝ち時計1分58秒7はレースレコードでした。そうしてウインマリリンと横山騎手、馬人共に嬉しい重賞初制覇となりました。横山騎手はこのフローラSの当日、10レースから12レースまで3連勝。勢いに乗った時には止められないのは父横山典弘騎手譲りというところでしょうか。

ウインマリリンは素直に優駿牝馬に向かうのでしょう。さすればデアリングタクト(2017.4.15)ウインマイティー(2017.4.1)に続いて岡田家の3頭目の候補となり、管理される手塚貴久調教師にとってもマルターズディオサ(2017.2.7)インターミッション(2017.1.19)に続いて3頭目の候補となりました。ウインマリリン、その馬名意味は「冠名+女性名」ということです。

*

オーソリティ 牡 鹿毛 2017.2.12生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 美浦・木村哲也厩舎

オーソリティ(2017.2.12)の4代血統表

オルフェーヴル
栗毛 2008.5.14
種付け時活性値:0.00
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス 1967.4.11
ダイナサツシユ 1979.3.16
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
★メジロテイターン 1978.3.22
メジロオーロラ 1978.3.8
エレクトロアート
栗毛 1986.3.29
ノーザンテースト 1971.3.15
グランマステイーヴンス 1977.2.9
ロザリンド
黒鹿毛 2011.2.3
仔受胎時活性値:1.25
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:0.75
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto 1969.3.16
Sharp Queen 1965.4.19
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian 1982.4.14
Tri Argo 1982.5.18
シーザリオ
青毛 2002.3.31
仔受胎時活性値:2.00
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス 1986.3.25
キャンペンガール 1987.4.19
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
仔受胎時活性値:0.75
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Querida
黒鹿毛 1975.3.14
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、ノーザンテースト4×5(父方)、Hail to Reason5×5、Northern Dancer5×5>

オーソリティ(2017.2.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
オルフェーヴル
(サンデーサイレンス系)
シンボリクリスエス
(Roberto系)
スペシャルウィーク
(サンデーサイレンス系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク
(セントクレスピン)
5.50 祖母がJapanese Superstar
(No. 16-a)
2番仔
(2連産目)

*

2020年の第27回テレビ東京杯青葉賞(GII。東京芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 オーソリティ 牡3 56 L.ヒューイットソン 2:23.0 5-5-8-6 34.1 500
[-6]
木村 哲也 3
2 7 ヴァルコス 牡3 56 三浦 皇成 2:23.0 クビ 12-12-4-3 34.3 498
[+2]
友道 康夫 4
3 1 フィリオアレグロ 牡3 56 D.レーン 2:23.1 クビ 9-9-13-10 33.9 482
[-8]
堀 宣行 1
4 4 ブルーミングスカイ 牡3 56 北村 宏司 2:23.3 1 1/4 3-3-4-3 34.6 466
[-4]
角居 勝彦 8
5 12 メイショウボサツ 牡3 56 吉田 豊 2:23.6 1 3/4 16-15-12-10 34.4 462
[0]
西浦 勝一 5

南アフリカの気鋭ライル・ヒューイットソン騎手のJRA短期免許による騎乗の最終週。青葉賞当日は青葉賞も含めて3勝と気を吐きました。そんなヒューイットソン騎手の手綱により勝利を収めたのはオーソリティ。直線、内が開かないと見るや外にスライドさせながら進路を取ると、最後はヴァルコス(2017.2.14)との叩き合いを「クビ」だけ封じたところが決勝点。東京芝2400m、東京優駿(GI)と同コースのトライアル、その勝ち時計2分23秒0はレースレコードでした。

オーソリティの父である種牡馬オルフェーヴルは、シャインガーネット(2017.4.27)に続いて2017年生まれ世代2頭目の重賞勝ち馬の輩出となりました。この世代は他にも上述のホウオウピースフルや、ビターエンダー(2017.4.7)、ギルデッドミラー(2017.2.19)等が重賞連対馬として名を連ねます。オルフェーヴル、2019年の種付け頭数が52頭となった理由がイマイチ分からないのですが、0の理論的には8歳時のミニモの遺伝を受けた世代の産駒たちの活躍により、巻き返しを図ってほしいもの。オーソリティ、その馬名意味は「権威。威信。牡馬三冠を達成した父のような活躍を願って」ということです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。