Always a Runner(オールウェイズアランナー。2023.1.26)-第152回ケンタッキーオークス(米GI)の勝ち馬-

Result

Always a Runner(オールウェイズアランナー) 牝 黒鹿毛 2023.1.26生 米国・Three Chimneys Farm, LLC生産 馬主・Scharbauer, Douglas and Three Chimneys Farm, LLC (Goncalo B. Torrealba) 米国・Chad C. Brown厩舎

Always a Runner(2023.1.26)の4代血統表
Gun Runner
栗毛 2013.3.8
種付け時活性値:0.25【9】
Candy Ride
鹿毛 1999.9.27
Ride the Rails
黒鹿毛 1991.3.5
Cryptoclearance 1984.4.9
Herbalesian 1969.4.29
Candy Girl
栗毛 1990.7.7
Candy Stripes 1982.4.12
City Girl 1982.7.18
Quiet Giant
鹿毛 2007.4.22
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
Storm Cat 1983.2.27
Mariah’s Storm 1991.4.1
Quiet Dance
芦毛 1993.1.25
Quiet American 1986.4.29
Misty Dancer 1988.5.6
Always Carina
黒鹿毛 2018.2.12
仔受胎時活性値:1.00【4】
Malibu Moon
鹿毛 1997.2.23
種付け時活性値:1.00【20】
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Macoumba
鹿毛 1992.2.16
Mr. Prospector 1970.1.28
Maximova 1980.4.16
Miss Always Ready
黒鹿毛 2012.4.16
仔受胎時活性値:1.25【5】
More Than Ready
黒鹿毛 1997.4.4
種付け時活性値:1.50【14】
サザンヘイロー 1983.2.9
Woodman’s Girl 1990.4.30
Miss Seffens
鹿毛 1997.2.16
仔受胎時活性値:1.50【14】
デヒア
鹿毛 1991.4.13
種付け時活性値:1.25【5】
Noise Enough
鹿毛 1990.2.16
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Fappiano5×5>

Always a Runner(2023.1.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Gun Runner
(Mr. Prospector系)
Malibu Moon
(A.P. Indy系)
More Than Ready
(Halo系)
デヒア
(Deputy Minister系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
More Than Ready
(Woodman)
5.25
(【4】+【5】+【14】+【6】)
(No. A1) 初仔

*

2026年の第152回ケンタッキーオークス(米GI。チャーチルダウンズ・ダート9F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 Always a Runner 牝3 54.9 Jose L Ortiz 1:48.82 Chad C Brown 3
2 5 Meaning 牝3 54.9 Juan J Hernandez 1 1/4 Michael McCarthy 4
3 4 Counting Stars 牝3 54.9 Francisco Arrieta 1 Mark Casse 6
4 1 Explora 牝3 54.9 Flavien Prat クビ Bob Baffert 7
5 10 Prom Queen 牝3 54.9 Javier Castellano 2 1/4 Brad H Cox 5

2026年の第152回ケンタッキーオークス。レース史上初めて「ナイトレース」となった一戦を制したのは戦前3番人気だったAlways a Runner。今年2月のタンパベイ・ダート8ハロン40ヤードのメイドンを6馬身半差で勝ち上がった後、4月のアケダクト・ダート8.5ハロンのガゼルS(米GIII)を1と4分の1馬身差で制して臨んだ3戦目がケンタッキーオークスでした。

テン乗りとなったホセ・ルイス・オルティス騎手にエスコートされたAlways a Runner、13頭立てを半マイル通過8番手、4分の3マイル通過6番手、そして直線に向いた時には3番手と徐々に位置を押し上げました。馬場の外側から粘り強く脚を使い続けたAlways a Runner、先に抜け出していたサンタアニタオークス(米GII)勝ち馬Meaning(2023.3.30)を捉え切り、最後は鞍上が抑える余裕を見せてのゴールイン。終わってみればGun Runner産駒のワンツーフィニッシュ、Always a Runnerが3戦3勝で百合の首飾りを蹄中に収めたという結末でした。

Always a Runnerは上述の通り今年に入ってから、3歳のデビューとなったのですが、その理由は2歳時に重い肺炎を患っていたためということ。

Trainer Chad Brown got the scary call last fall that Always a Runner had a serious case of pneumonia, something that would keep her from racing as a 2-year-old.

Always a Runner wins the first Kentucky Oaks run under the lights in prime time | AP News

Always a Runner、苦境を乗り越えてデビューをしてみれば、ケンタッキーオークスを無敗で勝利するというシンデレラストーリー。洋の東西を問わず、幼少期の疾病を乗り越えての活躍は人の心を打つものです。まま、私がよく覚えているのはメジロドーベル(1994.5.6)という古さなのですが^^;

さて、Always a Runnerと共にケンタッキーオークス勝ちを収めたオルティス騎手は、この日5勝目がケンタッキーオークスという絶好調ぶりを発揮。勢いに乗ってしまえば止められれないのはラテン系に共通するところなのでしょうか、プエルトリカンのオルティス騎手、翌日のケンタッキーダービー(米GI)もGolden Tempo(2023.2.7)で制して史上9人目となる同一年のケンタッキーオークスとケンタッキーダービー制覇を遂げられたのでした。

Golden Tempo(ゴールデンテンポ。2023.2.7)-第152回ケンタッキーダービー(米GI)の勝ち馬-
Golden Tempo(ゴールデンテンポ。2023.2.7)-第152回ケンタッキーダービー(米GI)の勝ち馬-

また、Always a Runnerを管理されるチャド・ブラウン調教師は意外なことにケンタッキーオークス初優勝。既に3000勝以上を挙げる47歳のブラウン師はブリックスアンドモルタル(2014.3.2)など米国の芝馬場での活躍が顕著に見られますが、近年はフォーエバーヤング(2021.2.24)のいとこにして宿敵のSierra Leone(2021.3.31)でブリーダーズカップ・クラシック(米GI)を制されています。エクリプス賞最優秀調教師を既に5回獲得の若き伯楽であるブラウン師、腕利きがダート競馬でもさらなる活躍を見せてくれそうです。

上段でSierra Leoneの名前を出しましたけれど、Always a RunnerもSierra Leoneも「Gun Runner×Malibu Moon牝馬」により輩出された米GI馬です。いかにも米国血統らしい「Mr. Prospector系×A.P. Indy系」の組み合わせですが、Malibu Moonは現役時代にメイドン1勝で早期引退したマイナー種牡馬でした。それでも母Macoumbaがマルセルブサック賞(仏GI)の勝ち馬という良血を種牡馬として遺憾なく発揮し、2013年のケンタッキーダービー馬Orb(2010.2.24)を始めとしてGI勝ち産駒15頭を輩出。A.P. Indy後継の名種牡馬として活躍しました。

*

Brown indicated the filly will head to Saratoga Race Course for a summer campaign targeting the major Grade I races for 3-year-old fillies throughout the spring and summer.

Kentucky Oaks Notes: Always a Runner to Saratoga Next – BloodHorse

ブラウン師の言ではAlways a Runnerの今後は夏のサラトガ開催になる模様。ならば7月のCCAオークス(米GI)かあるいは8月のアラバマS(米GI)か。Always a Runner、米国のニューヒロインの今後も楽しみにしたいと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#同一年にケンタッキーオークスとケンタッキーダービーを制した9人の騎手について記しておきます。

同一年にケンタッキーオークスとケンタッキーダービーを制した9人の騎手
騎手 ケンタッキーオークス勝ち馬 ケンタッキーダービー勝ち馬
1884 Isaac Murphy Modesty Buchanan
1933 Don Meade Barn Swallow Brokers Tip
1950 Bill Boland Ari’s Mona Middleground
1952 Eddie Arcaro Real Delight Hill Gail
1966 Don Brumfield Native Street カウアイキング
1993 Jerry Bailey Dispute Sea Hero
2009 Calvin Borel Rachel Alexandra Mine That Bird
2024 Brian Hernandez Jr. Thorpedo Anna Mystik Dan
2026 Jose L Ortiz Always a Runner Golden Tempo

同一年にケンタッキーオークスとケンタッキーダービーを制した9人の騎手。アイザック・マーフィー、ドン・ミード、ビル・ボーランド、エディ・アーキャロ、ドン・ブラムフィールド、ジェリー・ベイリー、カルヴィン・ボレル、ブライアン・ヘルナンデス・ジュニア、そしてホセ・ルイス・オルティス。いずれ違わぬ名手たち。

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