True Love(トゥルーラブ。2023.4.5)-第213回英1000ギニー(GI)の勝ち馬-

Result

True Love(トゥルーラブ) 牝 鹿毛 2023.4.5生 愛国・Coolmore生産 馬主・Michael Tabor & Derrick Smith & Mrs John Magnier 愛国・A P O’Brien厩舎

True Love(2023.4.5)の4代血統表
No Nay Never
黒鹿毛 2011.3.1
種付け時活性値:0.75【11】
Scat Daddy
黒鹿毛 2004.5.11
ヨハネスブルグ
鹿毛 1999.2.23
ヘネシー 1993.3.25
Myth 1993.2.26
Love Style
栗毛 1999.3.22
Mr. Prospector 1970.1.28
Likeable Style 1990.1.30
Cat’s Eye Witness
鹿毛 2003.5.27
Elusive Quality
鹿毛 1993.1.27
★Gone West 1984.3.10
Touch of Greatness 1986.4.30
Comical Cat
鹿毛 1985.3.29
Exceller 1973.5.12
Six Months Long 1976.4.29
Alluringly
鹿毛 2014.2.22
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
Fastnet Rock
鹿毛 2001.9.22
種付け時活性値:0.875【11.5】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Piccadilly Circus
鹿毛 1995.9.24
ロイヤルアカデミー 1987.2.21
Gatana 1989.8.30
All for Glory
鹿毛 2007.1.3
仔受胎時活性値:1.50【6】
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
種付け時活性値:0.25【9】
Storm Cat 1983.2.27
Mariah’s Storm 1991.4.1
All Too Beautiful
鹿毛 2001.4.30
仔受胎時活性値:1.25【5】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.75【19】
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Storm Cat5×4、Nijinsky5×5、Northern Dancer5×5×5>

True Love(2023.4.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
No Nay Never
(Storm Cat系)
Fastnet Rock
(デインヒル系)
Giant’s Causeway
(Storm Cat系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
No Nay Never 5.50 or 3.50
(【8】+【6】+【5】+【11】)
姉2頭が愛GII勝ち馬
(No. 9-h)
4番仔?
(2連産目?)

*

2026年の第213回英1000ギニー(GI。ニューマーケット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 16 True Love 牝3 58.1 Wayne Lordan 1:35.14 A P O’Brien 3
2 5 Evolutionist 牝3 58.1 Shane Foley 1 3/4 K R Burke 6
3 18 Venetian Lace 牝3 58.1 Jason Hart 1/2 Charlie Johnston 10
4 13 The Prettiest Star 牝3 58.1 Kieran Shoemark 1 1/4 Ed Walker 6
5 1 Abashiri 牝3 58.1 William Buick 1/2 Charlie Appleby 4

2026年の第213回英1000ギニー。エイダン・パトリック・オブライエン調教師の英1000ギニー8勝目(!!)を果たしたのは、戦前厩舎の1番馬と目されていたフィリーズマイル(英GI)とモイグレアスタッドS(愛GI)とプレステージフィリーズS(英GIII)の勝ち馬Precise(2023.5.2)ではなく、チェヴァリーパークS(英GI)とレイルウェイS(英GII)とクイーンメアリーS(英GII)とプライオリーベルS(愛GIII)を制していたTrue Loveのほうでした。

ニューマーケット芝のロウリーマイルコース、やや硬めの良馬場、19頭立て。発馬後ファーサイドに7頭、ファーサイド寄りの真ん中に4頭、ニアサイドに8頭と分かれた馬群。戦前1番人気だったPreciseはファーサイド側のラチ側の最後方でじっと待機。対するTrue Loveはニアサイド側のラチ側の5番手を追走。ラスト3ハロンを切って全馬の動きが慌ただしくなる中、ニアサイド側で19頭のハナに立っていたVenetian Lace(2023.2.4)が変わらず先頭をキープし、その番手に続いていたAbashiri(2023.2.23)がプレッシャーをかけ、ファーサイド側の馬群を引っ張っていたEvolutionist(2023.3.2)も追い始めました。そんな中、手応えの良さが目立ったのが、マイケル・テイボー氏のオレンジとブルーのレーシングシルクをまとったウェイン・ローダン騎手を背にした鹿毛馬True Love。ラスト2ハロンで馬場中央へ切り返しながら伸び、ラスト1ハロンでローダン騎手の右ムチが飛ぶものの、さらに右にヨレながら鋭脚を発揮。最後まで脚は弛まずに駆け続けたTrue Love、思うような伸びを見せられなかったステーブルメイトを尻目に、最後はEvolutionistに1と4分の3馬身差を着けたところがゴールポスト。

O’Brien said: “You couldn’t be sure she was going to get a mile, she’s a Queen Mary winner and it’s very unusual for a Queen Mary winner to get a mile.

“Absolute queen” True Love lands Betfred 1000 Guineas | Full Race | Racing TV – YouTube

ロイヤルアスコット開催の芝5ハロンの2歳牝馬GIIであるクイーンメアリーSで初勝利を遂げたTrue Love、指揮官の心配をよそに距離不安を跳ね返して見事に英1000ギニー馬の栄誉を蹄中に収めたのでした。

True Loveの鞍上を務めたローダン騎手はWinter(2014.2.15)、Hermosa(2016.5.6)に続いて英1000ギニー3勝目。現在はバリードイルでライアン・ムーア騎手に続くセカンドジョッキーの立場であるローダン騎手、英1000ギニー勝ちはいずれも戦前は厩舎の2番手、3番手評価だった馬によるものですが腕達者ぶりを見せられています。またオブライエン調教師はVirginia Waters(2002.2.15)、Homecoming Queen(2009.4.23)、マインディング(2013.2.10)、Winter、Hermosa、Love(2017.4.13)Mother Earth(2018.4.24)、そしてTrue Loveと英1000ギニー8勝目。史上最多の9勝を誇る19世紀のロバート・ロブソン調教師の記録まであと1勝となりました。

併せてTrue Loveの父No Nay Neverにとっては産駒による欧州クラシック初勝利でした。自身が仏国2歳GIのモルニ賞(仏GI)の勝ち馬であったNo Nay Never、産駒もTen Sovereigns(2016.3.28)、Blackbeard(2020.2.6)Little Big Bear(2020.1.15)などを始めとして仕上がり早のスプリンターが多い印象ですが、8世代目のTrue Loveが父にクラシック勝ちを贈りました。まま、牝駒ということではAlcohol Free(2018.3.23)が既にコロネーションS(英GI)やサセックスS(英GI)を制していてマイルの主要GIを勝ってはいたのですけれど、英1000ギニーでは上述のMother Earthの5着でした。またNo Nay Neverの仔で日本で走った馬には初年度産駒のユニコーンライオン(2016.1.29)がいます。鳴尾記念(GIII)と福島記念(GIII)を勝ち宝塚記念(GI)でも2着に頑張ったユニコーンライオン、その成績を見れば「鬼っ子」ですね^^;

“I couldn’t be happier. She’d had no bother going back in distance but I’d imagine she’d stay at a mile now, she’d have the Irish Guineas and the Coronation – all those big fillies’ races.”

“Absolute queen” True Love lands Betfred 1000 Guineas | Full Race | Racing TV – YouTube

True Love、今後はスプリント戦に戻る訳ではなく牝馬のマイル路線を進むことになる模様。愛1000ギニー(GI)、コロネーションS(英GI)でも、その速さと強さを見せてくれることを期待しましょう。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2017年のクラシック候補生を確認する(海外編・其の漆)
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##余談となるのですが「Abashiri」という名前の馬は、実は弊サイトの1番最初の記事で紹介しています。そのAbashiri(2012.9.3)は2016年のハウテンギニー(南阿GII)、サウスアフリカンクラシック(南阿GI)、そしてサウスアフリカンダービー(南阿GI)を制してHorse Chesnut(1995.8.19)以来となる南阿三冠を達成したのでした。

Abashiri(2012.9.3)。
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