スクリーンヒーロー(2004.4.18)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.28)-

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スクリーンヒーロー(Screen Hero) 牡 栗毛 2004.4.18生 千歳・社台ファーム生産 馬主・吉田照哉氏 美浦・矢野進厩舎→鹿戸雄一厩舎

スクリーンヒーロー(2004.4.18)の4代血統表

グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
種付け時活性値:0.00【8】
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Gris Vitesse
芦毛 1966.3.2
Amerigo 1955
Matchiche 1956
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Graceful Touch
鹿毛 1978.4.13
His Majesty 1968.4.15
Pi Phi Gal 1973.3.11
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
仔受胎時活性値:0.50【10】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.50【6】
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ダイナアクトレス
鹿毛 1983.5.4
仔受胎時活性値:0.25【9】
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:0.75【11】
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
モデルスポート
黒鹿毛 1975.2.23
仔受胎時活性値:1.75【7】
モデルフール
黒鹿毛 1963.4.2
種付け時活性値:0.75【11】
マジックゴディス
栗毛 1968
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4、Northern Dancer4×4>

スクリーンヒーロー(2004.4.18)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
グラスワンダー
(Roberto系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
モデルフール
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サンデーサイレンス
(Mignon)
4.00 祖母ダイナアクトレス
(No. 1-s)
5番仔
(3連産目)

*

2008年の第28回ジャパンカップ(GI。東京芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 16 スクリーンヒーロー 牡4 57 M.デムーロ 2:25.5   5-5-5-5 34.0 486
[+2]
鹿戸 雄一 9
2 9 ディープスカイ 牡3 55 四位 洋文 2:25.6 1/2 12-12-11-9 33.8 518
[+8]
昆 貢 1
3 4 ウオッカ 牝4 55 岩田 康誠 2:25.7 3/4 3-3-3-3 34.3 488
[-2]
角居 勝彦 2
4 13 マツリダゴッホ 牡5 57 蛯名 正義 2:25.7 アタマ 4-4-3-3 34.4 492
[+2]
国枝 栄 5
5 1 オウケンブルースリ 牡3 55 内田 博幸 2:25.8 クビ 8-7-6-6 34.2 482
[-2]
音無 秀孝 4

2008年の第28回ジャパンカップ。Le Glorieux(1984.2.18)が制した第7回ジャパンカップで9番人気ながら日本馬最先着の3着を果たしたダイナアクトレス。

Le Glorieux(1984.2.18)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.7)-
Le Glorieux(ルグロリュー) 牡 鹿毛 1984.2.18生~2010.8.19没 英国・Petra Bloodstock Ltd.生産 馬主・Mrs. S. Wolf 仏国・Robert J. Collet厩舎

その直孫が同じ9番人気で今度は1着となりました。ミルコ・デムーロ騎手の落ち着いた手綱捌きに導かれて、スクリーンヒーロー。

この第28回ジャパンカップは「別路線からの挑戦者」というのを久しぶりに思ったレースでもありました。ジャパンカップの3ヶ月前は1000万特別を勝ったばかりだったスクリーンヒーロー。まだ準オープンにも出走できるのに、格上挑戦で挑んだアルゼンチン共和国杯(JpnII)で勝利を収めて、そうして挑んだ初めてのGIレースがジャパンカップ。並み居るGI馬たちを向こうに回しても怯むところなし。最後、馬場中央の外側を堂々と抜け出して、追い込んで来たディープスカイ(2005.4.24)に2分の1馬身差。結果としては番狂わせでしたが、先行5番手から自力で勝ち切った姿は、スクリーンヒーローの能力の確かさを、ただただ見せ付けるものでした。

そして、スクリーンヒーローは父グラスワンダー。「左回りのGIレース」を勝つことが出来なかった父の無念を晴らすかのように、仔はジャパンカップで勝利を収めました。また、勝つことはできませんでしたが、翌2009年の天皇賞・秋(GI)では2着に踏ん張りました。その結果としてスクリーンヒーロー、府中の申し子ウオッカ(2004.4.4)に対して、出走機会2回で2回とも先着したのでした。

このあたりの血統の不思議さ。0の理論的には「グラスワンダーが8歳時交配のミニモの遺伝だからだろ」ということになってしまいますけれど(^_^;)。スクリーンヒーロー、その0リフレッシュされた血を生かし、種牡馬として世代継承を果たしています。2021年現時点の代表産駒を確認しておきますと、

  1. モーリス(2011.3.2)
    →天皇賞・秋(GI)、安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)、香港カップ(GI)、香港マイル(GI)、チャンピオンズマイル(香GI)、ダービー卿チャレンジT(GIII)ほか
  2. ゴールドアクター(2011.5.18)
    →有馬記念(GI)、オールカマー(GII)、日経賞(GII)、アルゼンチン共和国杯(GII)ほか
  3. ジェネラーレウーノ(2015.1.27)
    →セントライト記念(GII)、京成杯(GIII)ほか
  4. ウインマリリン(2017.5.23)
    →日経賞(GII)、フローラS(GII)ほか。牝馬
  5. クールキャット(2018.2.21)
    →フローラS(GII)。牝馬
  6. グァンチャーレ(2012.2.27)
    →シンザン記念(GIII)ほか
  7. ミュゼエイリアン(2012.2.1)
    →毎日杯(GIII)ほか
  8. トラスト(2014.3.29)
    →札幌2歳S(GIII)
  9. マイネルグリット(2017.3.21)
    →小倉2歳S(GIII)

初年度産駒から2頭のGIホースを輩出すると、一躍人気種牡馬として脚光を浴びました。2021年の種付け料は「Private」ということでしたが、スクリーンヒーロー17歳、これからも良い仔を送り続けて欲しいものです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[スクリーンヒーロー(2004.4.18)の主な競走成績]

  1. ジャパンカップ(GI)、アルゼンチン共和国杯(JpnII)
  2. 天皇賞・秋(GI)、ラジオNIKKEI賞(JpnIII)
  3. セントライト記念(JpnII)

通算23戦5勝、2着6回、3着2回。

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