イシノアラシ(1972.4.17)-優駿賞年度代表馬の同期生を辿る(No.7)-

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イシノアラシ 牡 鹿毛 1972.4.17生~1981.11没 門別・荒井牧場生産 馬主・(株)イシジマ 美浦・浅野武志厩舎

イシノアラシ(1972.4.17)の4代血統表
マロツト
黒鹿毛 1959.5.14
種付け時活性値:1.00【12】
Ribot
鹿毛 1952.2.27
Tenerani
鹿毛 1944
Bellini 1937
Tofanella 1931
Romanella
栗毛 1943
★El Greco 1934
Barbara Burrini 1937
Macchietta
黒鹿毛 1946
Niccolo Dell’Arca
鹿毛 1938
Coronach 1923
Nogara 1928 ♀
Milldoria
黒鹿毛 1932
Milton 1916
Doria 1915
セイキヤヨイ
栗毛 1966.4.27
仔受胎時活性値:1.25【5】
パナスリツパー
栗毛 1952
種付け時活性値:1.25【13】
Solar Slipper
鹿毛 1945
Windsor Slipper 1939
Solar Flower 1935
Panastrid
栗毛 1942
Panorama 1936
Astrid 1938
キクザクラの四
栃栗毛 1960.2.13
仔受胎時活性値:1.25【5】
アドミラルバード
黒鹿毛 1952
種付け時活性値:1.75【7】
Nearco 1935.1.24
Woodlark 1944
キクザクラ
栗毛 1949.4.13
仔受胎時活性値:0.50【10】
ダイオライト
黒鹿毛 1927
種付け時活性値:1.25【21】
ラコナ
鹿毛 1939.3.26
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:Nogara(♀)4×5、Pharos5×5>

イシノアラシ(1972.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マロツト
(Ribot系)
パナスリツパー
(Blandford系)
アドミラルバード
(Nearco系)
ダイオライト
(Orby系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
アドミラルバード 3.25
(No. 6-b オーリンダセコンド系)
2番仔
(2連産目)

*

1975年の第20回有馬記念(中山芝2500m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 10 イシノアラシ 牡3 加賀 武見 2:38.1   浅野 武志 7
2 12 フジノパーシア 牡4 大崎 昭一 2:38.4 2 柴田 寛 1
3 13 ツキサムホマレ 牡6 増田 久 2:38.5 3/4 元石 正雄 12
4 7 スズタカツバサ 牡4 小島 太 2:38.5 アタマ 境 勝太郎 13
5 6 ヤマブキオー 牡5 徳吉 一己 2:38.6 1/2 森 末之助 9

菊花賞(GI)1番人気馬が菊花賞で敗れて有馬記念(GI)で巻き返すのは20世紀でも21世紀でも不変なのかも知れません。まま、私がパッと思い浮かんだのはシルクジャスティス(1994.3.18)ブラストワンピース(2015.4.2)シルクの勝負服の2頭だった訳ですが^^;

遠く1975年、昭和50年の第20回有馬記念を制したのはイシノアラシ。二冠馬カブラヤオー(1972.6.13)が不在となった第36回菊花賞を1番人気で臨んだもののコクサイプリンス(1972.3.28)の4着と敗れて、返す刀で挑んだ有馬記念。

カブラヤオー(1972.6.13)-優駿賞年度代表馬を辿る(No.4)-
カブラヤオー 牡 黒鹿毛 1972.6.13生~2003.8.9没 新冠・十勝育成牧場生産 馬主・加藤よし子氏 東京・茂木為二郎厩舎→森末之助厩舎

大一番で燃えるRibot系の真骨頂を見せたのは、古馬も交えた年末の総決算レース。天皇賞・秋を制して絶頂を迎えつつあったフジノパーシア(1971.5.10)を2馬身切って捨てて、同父で同馬主のイシノヒカル(1969.5.6)以来、史上3頭目となる現年齢表記3歳馬による有馬記念制覇を遂げました。

イシノヒカル(1969.5.6)-優駿賞年度代表馬を辿る(No.1)-
イシノヒカル 牡 鹿毛 1969.5.6生~1986.4.11没 門別・荒木牧場生産 馬主・石嶋清仁氏 東京・浅野武志厩舎

*

もともとカブラヤオーの同期生として紹介しようとしていた2頭はテスコガビー(1972.4.14)とエリモジョージ(1972.3.17)だったのですが、発作的に書いてしまった

昭和の名花の旋律(No.3)-テスコガビー(1972.4.14)-
テスコガビー 牝 青毛 1972.4.14生~1977.1.19没 静内・福岡巌氏生産 馬主・長島忠雄氏 美浦・仲住芳雄厩舎

により、同期生としての紹介はイシノアラシとエリモジョージとなりました。って、次回の記事のネタバレになっているのですが、1972年生まれ世代の活躍馬3頭となれば、だいたいカブラヤオー、テスコガビー、エリモジョージが挙げられますので、見当が付かれたのではないかと思います^^;

ともあれ、イシノアラシ。ただ1頭の3歳馬の出走となった有馬記念を制したのですから、カブラヤオーやテスコガビーが不在でも「世代の強力さ」を見せてくれた、1972年生まれ世代の強豪馬の一角でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[イシノアラシ(1972.4.17)の主な競走成績]

  1. 有馬記念、セントライト記念
  2. 目黒記念・秋、目黒記念・春
  3. 天皇賞・春、AJCC

通算29戦7勝、2着6回、3着2回。

イシノアラシ - Wikipedia
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