昭和の名花の旋律(No.3)-テスコガビー(1972.4.14)-

Special feature

テスコガビー 牝 青毛 1972.4.14生~1977.1.19没 静内・福岡巌氏生産 馬主・長島忠雄氏 美浦・仲住芳雄厩舎

テスコガビー(1972.4.14)の4代血統表

テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:0.00
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah
鹿毛 1940.3.2
Nearco 1935.1.24
Mumtaz Begum 1932
Blue Gem
鹿毛 1943
Blue Peter 1936.4.30
Sparkle 1935
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion
栗毛 1930.4.18
Gainsborough 1915.1.24
Selene 1919
Inquisition
黒鹿毛 1936
Dastur 1929
Jury 1929
キタノリユウ
栗毛 1965.5.13
仔受胎時活性値:1.50
モンタヴアル
鹿毛 1953.1.28
種付け時活性値:0.75
Norseman
鹿毛 1940
★Umidwar 1931
Tara 1932
Ballynash
鹿毛 1946
Nasrullah 1940.3.2
Ballywellbroke 1933
オツクスフオード
黒鹿毛 1955.6.11
仔受胎時活性値:0.25
ライジングフレーム
黒鹿毛 1947
種付け時活性値:1.75
The Phoenix 1940
Admirable 1942
ヨシヒロ
栗毛 1945.4.28
仔受胎時活性値:0.25
月友
栗毛 1932.3.13
種付け時活性値:1.00
万楽
栗毛 1934
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Nasrullah3×4、Nearco4×5×5、Blandford5×5>

テスコガビー(1972.4.14)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
テスコボーイ
(Princely Gift系)
モンタヴアル
(Blandford系)
ライジングフレーム
(Cyllene系)
月友
(Man o’ War系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ライジングフレーム
(Brownhylda)
2.50 半弟トドロキヒリユウ
(No. 1-o キーンドラー系)
2番仔
(2連産目)

*

https://twitter.com/fujitvkeiba/status/849162893597655040?s=20
1975年の第35回桜花賞(阪神芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 7 テスコガビー 牝3 菅原 泰夫 1:34.9 仲住 芳雄 1
2 5 ジヨーケンプトン 牝3 簗田 善則 1:36.6 大差 山本 正司 8
3 12 トウフクサカエ 牝3 福永 洋一 1:36.8 1・1/2 大久保 正陽 2
4 22 タニノサイアス 牝3 久保 敏文 1:36.8 クビ 中村 好夫 3
5 20 サウンドカグラ 牝3 内田 国夫 1:36.9 3/4 伊藤 雄二 16

*

1975年の第36回優駿牝馬(東京芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 6 テスコガビー 牝3 菅原 泰夫 2:30.6 仲住 芳雄 1
2 10 ソシアルトウシヨウ 牝3 中島 啓之 2:31.9 8 茂木 為二郎 15
3 12 トウホーパール 牝3 小島 太 2:32.1 1・1/2 仲住 芳雄 3
4 13 エナージスター 牝3 武 邦彦 2:32.5 2・1/2 小野 留嘉 9
5 16 トウフクサカエ 牝3 福永 洋一 2:32.6 1/2 大久保 正陽 6

*

「テンよし、中よし、終いよし」の青き女王、「最強牝馬」テスコガビー。その走りぶりには戦慄を覚えます。桜花賞を大差でレースレコード勝ち、優駿牝馬を8馬身差勝ち。むぅ、訳が分かりませんね^^;。時代を30年は先取りしていたテスコガビー、その血を後世に残せなかったことは、日本競馬界にとって大きな痛手でした。テスコガビーの仔孫の走りが見たかったものです。

0の理論ユーザーとして、テスコガビーのエピソードを引用しておきますと……、

……仲住芳雄がテスコガビーとめぐり合ったのは72年の暮れ近くのことだった。(中略) 福岡牧場という小さな牧場に当歳馬がいるというので、行ってみた。顔というか、顎がやけに大きい。それで仲住はちょっと二の足を踏んだ。血統書を見せてもらった。母の祖父がライジングフレームだった。ライジングフレームは顔の大きな馬だった。「ああ、その血が出たんだな」 仲住は納得し、この馬を買うことにした。

月刊『優駿』、1996年2月号、P88~P89より-

確かに、0の理論的にはライジングフレームの形相が出ています^^;

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[テスコガビー(1972.4.14)の主な競走成績]

  1. 優駿牝馬、桜花賞、阪神4歳牝馬特別、京成杯3歳S、京成杯
  2. 東京4歳S
  3. サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別

通算10戦7勝、2着1回、3着1回。

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