レッドベルオーブ(2018.4.5)&ダノンザキッド(2018.1.29)-2021年のクラシック候補生を確認する(No.7)-

Pedigree

レッドベルオーブ 牡 青鹿毛 2018.4.5生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(株)東京ホースレーシング 栗東・藤原英昭厩舎

レッドベルオーブ(2018.4.5)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.75【15】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963.3.16
Highclere 1971.4.9
レッドファンタジア
黒鹿毛 2010.3.17
仔受胎時活性値:1.75【7】

Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
種付け時活性値:0.00【16】
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Trolley Song
芦毛 1983.4.13
Caro 1967.4.11
Lucky Spell 1971.1.28
Cat Chat
鹿毛 1998.2.23
仔受胎時活性値:0.75【11】
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.50【14】
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Phone Chatter
栗毛 1991.2.23
仔受胎時活性値:1.50【6】
★Phone Trick
鹿毛 1982.4.10
種付け時活性値:0.00【8】
Passing My Way
栗毛 1979.2.4
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

レッドベルオーブ(2018.4.5)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
★Unbridled’s Song
(Mr. Prospector系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
★Phone Trick
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 4.75 全兄レッドベルジュール
(No. 3-o)
4番仔
(4連産目)

*

2020年の第55回デイリー杯2歳S(GII。阪神芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 レッドベルオーブ 牡2 55 福永 祐一 1:32.4 レコード 5-5 34.0 468
[-2]
藤原 英昭 1
2 1 ホウオウアマゾン 牡2 55 松山 弘平 1:32.4 アタマ 2-2 34.2 498
[+12]
矢作 芳人 2
3 3 スーパーホープ 牡2 55 川田 将雅 1:32.6 1 1/4 6-5 34.2 510
[-2]
藤岡 健一 4
4 8 ビゾンテノブファロ 牡2 55 原 優介 1:33.2 3 1/2 8-8 34.5 468
[-4]
小桧山 悟 8
5 6 カイザーノヴァ 牡2 55 坂井 瑠星 1:33.3 1/2 2-2 35.1 462
[+10]
矢作 芳人 3

2020年の第55回デイリー杯2歳S。マキシムシャレード(1992.3.3)が制した1994年の第29回以来26年ぶりに阪神競馬場で行われたデイリー杯2歳S。果たされたのは昨年2019年の第54回を制したレッドベルジュール(2017.4.6)に続く「全兄弟による同一重賞制覇」。

2020年のクラシック候補生を確認する(No.7)-レッドベルジュール(2017.4.6)+コントレイル(2017.4.1)-
レッドベルジュール 牡 鹿毛 2017.4.6生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(株)東京ホースレーシング 栗東・藤原英昭厩舎コントレイル 牡 青鹿毛 2017.4.1生 新冠・(株)ノースヒルズ生産 馬主・前田晋二氏 栗東・矢作芳人厩舎

レッドベルオーブ、前走9月の中京芝1600mの未勝利戦を1分33秒1の2歳コースレコードで勝利して臨んだ一戦、8頭立て5番手追走で道中は口を割るような仕草を見せながら、最後はホウオウアマゾン(2018.2.12)との競り合いを「アタマ」だけ制していました。阪神芝1600mの勝ち時計1分32秒4は2歳コースレコード。ミッキーアイル(2011.3.12)が持つ芝1600mのJRA2歳レコード1分32秒3に0秒1差まで迫る快時計勝ちでした。

そんなレッドベルオーブのごく簡単な近親牝系図を確認しておきますと、

Cat Chat 1998.2.23 3勝 ナッソーカウンティS(米GII)
|インランジェリー 2009.2.27 4勝 スピンスターS(米GI) ブラックアイドスーザンS(米GII) ブルボネットオークス(米GIII)ほか
|レッドファンタジア 2010.3.17 0勝
||レッドベルローズ 2015.2.28 現役 フェアリーS(GIII)3着
||レッドベルジュール 2017.4.6 2勝 デイリー杯2歳S(GII)
||レッドベルオーブ 2018.4.5 (本馬) デイリー杯2歳S(GII)

近いところにGレース勝ち馬が見え活力があります。レッドベルオーブ、喉の異常により2歳戦のみの出走で引退となってしまった全兄レッドベルジュールの分も頑張って欲しいもの。レッドベルオーブ、その馬名意味は「冠名+美しい夜明け(仏)」ということです。

301 Moved Permanently

*

ダノンザキッド 牡 鹿毛 2018.1.29生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(株)ダノックス 栗東・安田隆行厩舎

ダノンザキッド(2018.1.29)の4代血統表

ジャスタウェイ
鹿毛 2009.3.8
種付け時活性値:0.00【8】
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
シビル
鹿毛 1999.5.16
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
Icecapade 1969.4.4
Bushel-n-Peck 1958.3.21
シャロン
栗毛 1987.5.10
Mo Exception 1981.1.25
Double Wiggle 1978.2.4
エピックラヴ
鹿毛 2008.3.22
仔受胎時活性値:0.25【9】
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
種付け時活性値:0.75【11】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Hasili
鹿毛 1991.3.12
Kahyasi 1985.4.2
Kerali 1984.3.4
Leopard Hunt
栗毛 2001.3.14
仔受胎時活性値:1.50【6】
Diesis
栗毛 1980.4.23
種付け時活性値:1.00【20】
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Alcando
鹿毛 1986.4.19
仔受胎時活性値:1.50【14】
Alzao
鹿毛 1980.2.28
種付け時活性値:1.25【5】
Kaniz
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:0.75【19】

<5代血統表内のクロス:Lyphard5×5>

ダノンザキッド(2018.1.29)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ジャスタウェイ
(サンデーサイレンス系)
Dansili
(デインヒル系)
Diesis
(エタン系)
Alzao
(Lyphard系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Alzao
(Lady Rebecca)
4.00 曾祖母が米GI勝ち馬
(No. 15-a)
4番仔
(4連産目)

*

2020年の第25回東京スポーツ杯2歳S(GIII。東京芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ダノンザキッド 牡2 55 川田 将雅 1:47.5   3-3-3 33.5 520
[+24]
安田 隆行 1
2 2 タイトルホルダー 牡2 55 戸崎 圭太 1:47.7 1 1/4 1-2-2 33.9 470
[-2]
栗田 徹 5
3 10 ジュンブルースカイ 牡2 55 武 豊 1:47.8 3/4 6-7-6 33.6 428
[-10]
友道 康夫 3
4 6 プラチナトレジャー 牡2 55 田辺 裕信 1:47.9 1/2 7-9-8 33.6 472
[+4]
国枝 栄 6
5 7 ヴェローチェオロ 牡2 55 横山 典弘 1:48.1 1 1/4 9-4-6 34.0 460
[0]
須貝 尚介 7

2020年の第25回東京スポーツ杯2歳S。近10年の勝ち馬を見てもサダムパテック(2008.3.30)ディープブリランテ(2009.5.8)イスラボニータ(2011.5.21)サトノクラウン(2012.3.10)ワグネリアン(2015.2.10)コントレイル(2017.4.1)と後のGI勝ち馬がゴロゴロ居ます。そんな出世レースの2020年の第25回を制したのは1番人気のダノンザキッド。6月の阪神芝1800mの新馬戦において3馬身差の快勝を見せていたのが評価されたのかダノンザキッド、安田隆行調教師&川田将雅騎手の師弟コンビで臨んだ11頭立ての東京芝1800m、先行3番手から抜け出すとノーステッキで2着に1と4馬身差を着けての楽勝でした。久々もプラス24kgもいとやせず、新馬から重賞勝ちで2戦2勝。エリートコースに乗ったダノンザキッド、その馬名意味は「冠名+人名愛称」ということです。

ダノンザキッドの血統を見て「おっ!?」 と思ったのは、ボトムラインのファミリーナンバーが「15号族」であることです。比較的若いファミリーナンバーが割り振られている15号族ですが、近年の日本での重賞勝ち馬は他にスマイルジャック(2005.3.8)、マイネルフロスト(2011.3.8)がいるくらいです。むぅ、2頭共に3月8日生まれで東京優駿(GI)で頑張った馬どうしですね。

笑顔を独り占めできるか-15号族-。
小牧太騎手の2週連続クラシック制覇が気になる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 と、本題に入る前にお詫びでございます。ご愛顧を頂いております「中島理論コラムのページ」、通称「表のページ」なのですが、えー、私がレンタルサーバー会社への

近時海外では15号族のGI勝ち馬も見られ、2015年にヴォスバーグS(米GI)とアルフレッドGヴァンダービルトH(米GI)を制したRock Fall(2011.3.19)、2017年に英1000ギニー(GI)、愛1000ギニー(GI)、コロネーションS(英GI)、ナッソーS(英GI)と牝馬GIを4勝したウィンター(2014.2.15)、2019年のコロネーションC(英GI)を制したDefoe(2014.5.8)等が15号族のGI勝ち馬です。

ダノンザキッドは曾祖母AlcandoがビヴァリーヒルズH(米GI)の勝ち馬であり、母エピックラヴがヴァントー賞(仏GIII)の勝ち馬にしてサンタラリ賞(仏GI)2着馬です。ボトムラインにGI勝ち馬が見えるダノンザキッド、もしJRAGIを勝利すれば、史上初となる15号族のJRAGI勝ち馬となります。そんな若駒の行く末を見守りたいと思います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

余談。15号族の活躍馬で名前を挙げたダノンザキッド、スマイルジャック、マイネルフロスト、Rock Fall、ウィンター、Defoeの6頭はいずれも15号族a分枝系馬です。もっと言ってしまえばマイネルフロスト、Rock Fall、ウィンター、Defoeの4頭はCaterina(1963)を牝系祖とする同一牝系馬です。マイネルフロストとDefoeの芦毛馬2頭は4代母、Rock Fallとウィンターの複数のGIを制した2頭は5代母がCaterinaです。さらに言えばマイネルフロストとDefoeは、、、ですが、後は皆様ご自身でご確認いただければと思います。

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