State of Rest(2018.4.11)-第101回コックスプレート(豪GI)の勝ち馬-

Result

State of Rest(ステートオブレスト) 牡 鹿毛 2018.4.11生 愛国・Tinnakill Bloodstock Ltd生産 馬主・Teme Valley Racing 愛国・Joseph Patrick O’Brien厩舎

State of Rest(2018.4.11)の4代血統表
Starspangledbanner(AUS)
栗毛 2006.9.10
種付け時活性値:0.625【10.5】
Choisir
栗毛 1999.9.18
Danehill Dancer
鹿毛 1993.1.30
デインヒル 1986.3.26
Mira Adonde 1986.4.19
Great Selection
栗毛 1990.9.27
Lunchtime 1970
Pensive Mood 1983.10.26
Gold Anthem
栗毛 1999.9.25
Made of Gold
栗毛 1989.4.19
▲Green Forest 1979.2.18
Vindaria 1974.4.22
National Song
栗毛 1992.11.23
Vain 1966.9.5
Olympic Aim 1983.10.15
Repose(USA)
鹿毛 2012.4.28
仔受胎時活性値:1.25【5】
Quiet American(USA)
鹿毛 1986.4.29
種付け時活性値:0.25【25】
★Fappiano
鹿毛 1977.5.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Killaloe 1970.3.17
Demure
鹿毛 1977.4.4
Dr. Fager 1964.4.6
Quiet Charm 1971.2.25
Monaassabaat(USA)
栗毛 1991.4.28
仔受胎時活性値:1.00【20】
Zilzal(USA)
栗毛 1986.3.31
種付け時活性値:1.00【4】
Nureyev 1977.5.2
French Charmer 1978.4.21
It’s in the Air(USA)
鹿毛 1976.2.10
仔受胎時活性値:1.50【14】
Mr. Prospector(USA)
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:1.25【5】
A Wind Is Rising(USA)
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4(母方)、Dr. Fager4×5(母方)>

State of Rest(2018.4.11)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Starspangledbanner
(デインヒル系)
Quiet American
(Mr. Prospector系)
Zilzal
(Nureyev系)
◆Mr. Prospector
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mr. Prospector
(It’s in the Air)
5.25 曾祖母が米GI5勝馬
(No. 4-k)
初仔?

*

2021年の第101回コックスプレート(豪GI。ムーニーバレー芝2040m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 8 State of Rest 牡3 56.5 John Allen 2:06.97 Joseph Patrick O’Brien 4
2 9 Anamoe 牡3 49.5 Craig A Williams 0.1 James Cummings 1
3 6 Verry Elleegant 牝6 57 Damian Lane 1.1 Chris Waller 1
4 5 Mo’unga 牡4 57.5 Hugh Bowman 4.1 Annabel Neasham 3
5 7 Probabeel 牝5 57 Brett Prebble 7.1 Jamie Richards 5
J.オブライエン厩舎のステートオブレスト、審議対象も豪G1コックスプレート制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
今年で101回目の豪G1コックスプレート(3歳以上、芝2040m)が現地23日にムーニーバレー競馬場で行われ、アイルランドから遠征した4番人気のステートオブレストが道中6番手から馬群の中を進出。内ラ

2021年の第101回コックスプレート。賞金総額500万豪ドル、1着賞金300万豪ドルは日本円にすると約2億5600万円という高額賞金を賭けて競われた、ムーニーバレー芝2040mの伝統の一戦。勝利を収めたのは出走8頭中唯一の北半球産馬State of Rest。愛国のジョセフ・パトリック・オブライエン厩舎の所属馬であるState of Rest、コックスプレートの前走は今年からGIに昇格したサラトガダービー(米GI)でGレース初制覇。母国を飛び出し8月に米国でGIを勝ち、10月に豪州でGI連勝を決めました。ただ、今回のコックスプレートでは2着のコーフィールドギニー(豪GI)馬Anamoe(2018.11.16)への接触により30分程の審議となる一悶着がありました。ともあれ、厳しい競り合いを負けずに勝ち切ったState of Rest。空輸により世界は身近になっているとはいえ、短い期間で南北両半球のGI勝ちを収めたのは立派。

State of Restは愛国産馬ですが、父Starspangledbannerは豪州産馬、母方は米国産馬が名前を連ねます。血の積み重ねということでは、State of Restの米豪でのGI勝ちは道理だったのでしょう。ジョセフ師はまだ28歳という若年のトレーナーですが、既にRekindling(2014.3.23)Twilight Payment(2013.5.6)でメルボルンカップ(豪GI)2勝、そして今回のState of Restによるコックスプレートと、豪州遠征でしっかり結果を出されており、管理馬の適正を見極められる眼力の確かさに舌を巻きます。

また、State of Restの4代血統構成では、母父Quiet Americanが25歳時という高齢交配であることと、曾祖母のIt’s in the Airに目が行きます。大種牡馬Mr. Prospectorの初年度産駒であるIt’s in the Airは北米16勝を挙げ、その主な勝ち鞍にヴァニティH(米GI)2回、アラバマS(米GI)、ラフィアンH(米GI)、デラウェアオークス(米GI)とGI5勝があり、1978年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出された名牝。今年2021年のドバイワールドカップ(UAE・GI)を制したMystic Guide(2017.2.26)の曾祖母でもあり、日本に縁があるところでは輸入種牡馬ストーミングホーム(1998.2.14)の祖母でもあります。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

#ストーミングホームはMr. Prospector2×3という強い近親交配馬ですが、父Machiavellian(1987.1.31)がMr. Prospector16歳時交配のミニモの遺伝を受けているため、0の理論的には弊害の無いクロスとして処理されています。ストーミングホームの日本で走った代表産駒にはクイーンS(GIII)と福島牝馬S(GIII)を制したマコトブリジャール(2010.3.23)、函館スプリントS(GIII)を制したティーハーフ(2010.4.18)がいます。ディーハーフは長い間、元気に走ってくれていましたね(^^)

##「25歳時という高齢交配」でサラッと名前を触れたQuiet Americanも「Dr. Fager3×2、Cequillo(♀)4×3」という強い近親交配馬です。Quiet Americanは↑のState of Restの血統表の通り、父Fappianoが8歳時交配のミニモの遺伝を受けており、Fappiano内のDr. Fager、Cequilloが0化されています。そしてまたミニモの遺伝ということでは、Quiet Americanが8歳時交配で送り出した名馬が米二冠馬Real Quiet(1995.3.7)

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