キタサンブラック(2012.3.10)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.36)-

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キタサンブラック(Kitasan Black) 牡 鹿毛 2012.3.10生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・(有)大野商事 栗東・清水久詞厩舎

キタサンブラック(2012.3.10)の4代血統表
ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
種付け時活性値:0.50【10】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963.3.16
Highclere 1971.4.9
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
仔受胎時活性値:1.50【6】
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.75【15】
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジエリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50【14】
ジヤツジアンジエルーチ
栗毛 1983.2.22
種付け時活性値:1.50【6】
Honest Pleasure 1973.3.28
Victorian Queen 1971.3.24
テイズリー
鹿毛 1981.4.27
仔受胎時活性値:2.00【8】
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.75【11】
Tizna(CHI)
鹿毛 1969.10.19
仔受胎時活性値:0.625【10.5】

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer5×5×5>

キタサンブラック(2012.3.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブラックタイド
(サンデーサイレンス系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
ジヤツジアンジエルーチ
(Bold Ruler系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラバクシンオー
(スターハイネス)
5.625 4代母はチリ産で米GI3勝
(No. 9-g)
3番仔
(2連産目)

*

2016年の第36回ジャパンカップ(GI。東京芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 キタサンブラック 牡4 57 武 豊 2:25.8 1-1-1-1 34.7 536
[-2]
清水 久詞 1
2 12 サウンズオブアース 牡5 57 M.デムーロ 2:26.2 2 1/2 7-7-9-9 34.5 502
[-8]
藤岡 健一 5
3 17 シュヴァルグラン 牡4 57 福永 祐一 2:26.3 クビ 9-9-12-10 34.4 482
[+8]
友道 康夫 6
4 3 ゴールドアクター 牡5 57 吉田 隼人 2:26.4 1/2 3-3-3-2 35.1 504
[+8]
中川 公成 3
5 16 リアルスティール 牡4 57 R.ムーア 2:26.4 クビ 3-3-3-2 35.1 506
[+4]
矢作 芳人 2

2016年の第36回ジャパンカップ。制したのは、北島三郎オーナーの持ち馬キタサンブラックと武豊騎手。1枠1番、最内から抜群の発馬を決めると、他に行く馬がいないと見るや、16頭を引き連れての逃げ。1000m通過1分1秒7、2000m通過2分2秒3と余力充分のペース。武豊騎手がラスト300mあたりから追い出しに掛かると後続との差を広げ、最後はサウンズオブアース(2011.4.12)とミルコ・デムーロ騎手が差し込んで来たものの、決勝点では2と2分の1馬身差。1番人気に見事応えての完勝は、第4回のカツラギエース(1980.4.24)、第23回のタップダンスシチー(1997.3.16)に続く、史上3頭目のジャパンカップ逃げ切り勝ちでした。

カツラギエース(1980.4.24)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.4)-
カツラギエース(Katsuragi Ace) 牡 黒鹿毛 1980.4.24生~2000.7.3没 三石・片山専太郎氏生産 馬主・野出一三氏 栗東・土門一美厩舎
タップダンスシチー(1997.3.16)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.23)-
タップダンスシチー(Tap Dance City) 牡 鹿毛 1997.3.16生 米国・Echo Valley Horse Farm & Swettenham Stud生産 馬主・(株)友駿ホースクラブ 栗東・佐々木晶三厩舎

キタサンブラックはこのジャパンカップまで1枠1番で4戦4勝。順にスプリングS(GII)、天皇賞・春(GI)、京都大賞典(GII)、そしてジャパンカップ。白い帽子に「黒、茶三本輪」の勝負服、鹿毛の流星も鮮やかにキタサンブラック。ジャパンカップでは武騎手に史上単独最多勝となる4勝目をプレゼントしました。そしてまた、デビュー55周年の北島オーナーには、キタサンブラック自身のGI勝利数そのままにGI3勝目を贈りました。

……さぁ、皆様お察しの通り、このWEBサイトを開設した2016年以降のジャパンカップについては、当時の記事の焼き直しが続きますよ^^;。ともあれキタサンブラック、今年2021年デビューの2019年生まれ世代が初年度産駒となる新種牡馬でもありますが、出脚はなかなかに好調の模様。鹿毛の流星、男前が送り出す仔たちの走りも期待しています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[キタサンブラック(2012.3.10)の主な競走成績]

  1. ジャパンカップ(GI)、有馬記念(GI)、菊花賞(GI)、天皇賞・春(GI)2回、天皇賞・秋(GI)、大阪杯(GI)、京都大賞典(GII)、朝日杯セントライト記念(GII)、スプリングS(GII)
  2. 有馬記念(GI)、産経大阪杯(GII)
  3. ジャパンカップ(GI)、有馬記念(GI)、皐月賞(GI)、宝塚記念(GI)

通算20戦12勝、2着2回、3着4回。

*

#武騎手のジャパンカップ4勝のお相手は、第19回のスペシャルウィーク(1995.5.2)、第26回のディープインパクト(2002.3.25)、第30回のローズキングダム(2007.5.10)、そしてこの第36回のキタサンブラックです。

スペシャルウィーク(1995.5.2)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.19)-
スペシャルウィーク(Special Week) 牡 黒鹿毛 1995.5.2生~2018.4.27没 門別・日高大洋牧場生産 馬主・臼田弘義氏 栗東・白井寿昭厩舎
ディープインパクト(2002.3.25)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.26)-
ディープインパクト(Deep Impact) 牡 鹿毛 2002.3.25生~2019.7.30没 早来・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人氏→金子真人ホールディングス(株) 栗東・池江泰郎厩舎
ローズキングダム(2007.5.10)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.30)-
ローズキングダム(Rose Kingdom) 牡 黒鹿毛 2007.5.10生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・橋口弘次郎厩舎
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