ホウオウイクセル(2018.4.16)&ヴィクティファルス(2018.5.1)-2021年のクラシック候補生を確認する(No.22)-

Pedigree

ホウオウイクセル 牝 鹿毛 2018.4.16生 洞爺湖・レイクヴィラファーム生産 馬主・小笹芳央氏 美浦・高柳瑞樹厩舎

ホウオウイクセル(2018.4.16)の4代血統表
ルーラーシップ
鹿毛 2007.5.15
種付け時活性値:0.50【10】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
エアグルーヴ
鹿毛 1993.4.6
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ダイナカール
鹿毛 1980.5.10
ノーザンテースト 1971.3.15
シヤダイフエザー 1973.2.20
メジロオードリー
鹿毛 2007.4.14
仔受胎時活性値:0.50【10】
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:0.75【11】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レデイーシラオキ 1978.4.3
メジロドーベル
鹿毛 1994.5.6
仔受胎時活性値:1.00【12】
メジロライアン
鹿毛 1987.4.11
種付け時活性値:1.50【6】
アンバーシヤダイ 1977.3.10
メジロチエイサー 1977.3.2
メジロビユーテイー
鹿毛 1982.3.5
仔受胎時活性値:0.75【11】
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.25【21】
メジロナガサキ
栗毛 1971.3.20
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×5>

ホウオウイクセル(2018.4.16)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ルーラーシップ
(Mr. Prospector系)
スペシャルウィーク
(サンデーサイレンス系)
メジロライアン
(ノーザンテースト系)
パーソロン
(My Babu系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
メジロライアン
(メジロチエイサー)
2.75 祖母がGI5勝馬
(No. 10-d デヴオーニア系)
5番仔
(5連産目)

*

2021年の第35回フラワーC(GIII。中山芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ホウオウイクセル 牝3 54 丸田 恭介 1:49.2   3-3-4-2 35.4 414
[-6]
高柳 瑞樹 5
2 7 エンスージアズム 牝3 54 岩田 望来 1:49.4 1 1/4 7-5-7-6 35.3 416
[-4]
安田 翔伍 2
3 13 ユーバーレーベン 牝3 54 丹内 祐次 1:49.4 ハナ 12-11-9-8 35.1 464
[-6]
手塚 貴久 1
4 16 イズンシーラブリー 牝3 54 三浦 皇成 1:49.5 1/2 3-3-4-5 35.7 424
[-6]
加藤 征弘 3
5 5 クールキャット 牝3 54 横山 典弘 1:49.5 ハナ 13-13-12-12 35.0 508
[-8]
奥村 武 7

2021年の第35回フラワーC。ホウオウイクセル、その馬名意味は「冠名+ベルギーの地名」ということですが、レース前、イクセルについて「Excelエリモエクセルのエクセルじゃなくてイクセル?」と思い、調べてみれば

イクセル - Wikipedia

なるほど、母がメジロオードリーということもあり、オードリー・ヘプバーンの出生地であるイクセルの連想になったのですね。そしてホウオウイクセルの血統表を開けば、祖母がメジロドーベル。

思い出の女馬を辿る(其の漆)-メジロドーベル(1994.5.6)-
メジロドーベル 牝 鹿毛 1994.5.6生 伊達・メジロ牧場生産 馬主・メジロ商事(株) 美浦・大久保洋吉厩舎

ホウオウイクセルが16頭立ての中山芝1800mの直線を内から抜け出してくる様を見た時、「ドーベルの孫!!ドーベルの孫!!」と叫んだのは、ここだけの内緒です^^;。そうして、イン突きが上手だったおばあちゃんの姿を重ねた際、ホウオウイクセルの「鹿毛の額に星1つ」もメジロドーベルを強く想起させるものでした。0の理論的な余談ですが、形相の対象として判断したメジロライアンの母メジロチェイサーも「鹿毛の額に星1つ」でした。

メジロチェイサー | 馬・牧場・施設検索 | 競走馬のふるさと案内所
引退した名馬の牧場見学データベース。馬、牧場、地図から検索可。見学マナー、見学Q&A、馬産地の知識が学べる。

馬主である小笹芳央オーナーと管理される高柳瑞樹調教師にとって、初めての重賞勝ち馬となったホウオウイクセル。祖母メジロドーベルが牝馬二冠を達成した1997年から干支が二回りした2021年、メジロ血統ファンの夢も乗せて、クラシック戦線に挑みます。

*

ヴィクティファルス 牡 鹿毛 2018.5.1生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(株)G1レーシング 栗東・池添学厩舎

ヴィクティファルス(2018.5.1)の4代血統表

ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:0.00【16】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビユーパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969.5.10
My Bupers 1967.6.1
ヴィルジニア
鹿毛 2010.3.29
仔受胎時活性値:1.75【7】
Galileo
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:0.75【11】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
シルヴァースカヤ
黒鹿毛 2001.1.17
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
種付け時活性値:1.25【21】
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Boubskaia
黒鹿毛 1987.4.11
仔受胎時活性値:1.25【13】
Niniski
鹿毛 1976.2.15
種付け時活性値:0.50【10】
Frenetique
青鹿毛 1973.5.18
仔受胎時活性値:1.25【13】

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5、Northern Dancer4×5>

ヴィクティファルス(2018.5.1)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(サンデーサイレンス系)
Galileo
(Sadler’s Wells系)
Silver Hawk
(Roberto系)
Niniski
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Silver Hawk
(Matchiche)
6.25 or 4.25 叔父シルバーステート
(No. 16-g)
2番仔
(2連産目)

*

2021年の第70回フジテレビ賞スプリングS(GII。中山芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 14 ヴィクティファルス 牡3 56 池添 謙一 1:52.0   8-8-9-9 36.1 480
[+2]
池添 学 3
2 6 アサマノイタズラ 牡3 56 嶋田 純次 1:52.0 アタマ 6-6-6-2 36.2 500
[+10]
手塚 貴久 7
3 10 ボーデン 牡3 56 川田 将雅 1:52.3 1 3/4 4-3-4-5 36.8 480
[-2]
木村 哲也 1
4 11 イルーシヴパンサー 牡3 56 横山 典弘 1:52.5 1 1/4 6-3-4-6 36.9 470
[-8]
久保田 貴士 8
5 4 ヴェイルネビュラ 牡3 56 戸崎 圭太 1:52.6 3/4 10-9-6-6 36.8 492
[-2]
大竹 正博 5

2021年の第70回フジテレビ賞スプリングS。風雨厳しい中で行われた皐月賞(GI)トライアル。重馬場の中山芝1800m、15頭立てを中団位置から差し切ったのは3番人気のヴィクティファルスと池添謙一騎手。直線、大外から鋭く駆け込む脚色の良さが目に付いたヴィクティファルス。伊達や酔狂でデビュー2戦目の共同通信杯(GIII)でエフフォーリア(2018.3.10)の2着に入っていた訳ではありません。

エフフォーリア(2018.3.10)&ラペルーズ(2018.4.10)-2021年のクラシック候補生を確認する(No.16)-
エフフォーリア 牡 鹿毛 2018.3.10生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・鹿戸雄一厩舎ラペルーズ 牡 鹿毛 2018.4.10生 浦河・富田牧場生産 馬主・多田信尊氏 美浦・藤沢和雄厩舎

今回のヴィクティファルスのスプリングS勝利は、謙一騎手と学調教師、池添兄弟のタッグによる初めての重賞制覇と相成りました。トライアルのGII勝ちで勢いを付けて、ヴィクティファルスと池添兄弟。皐月賞、東京優駿(GI)と続くGI大舞台に臨むのでしょう。そしてまたヴィクティファルスは叔父シルバーステート(2013.5.2)であり、競走馬としては「未完の大器」で終わった叔父の分も頑張って欲しいものです。ヴィクティファルス、その馬名意味は「ガリレオ衛星に付けられた名前。母父名より連想」ということ。なお、ヴィクティファルスの母ヴィルジニアの馬名意味は「ガリレオ・ガリレイの長女名より」とのことです。母仔共にGalileoからの連想となりましたが、上手に頭文字「V」で始まる馬名の世代交代でもあります。

ガリレオ衛星 - Wikipedia

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。