シックスペンス(2021.4.17)-第76回安田記念(GI)の勝ち馬-

Result

シックスペンス 牡 鹿毛 2021.4.17生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・田中 博康厩舎

シックスペンス(2021.4.17)の4代血統表
キズナ
青鹿毛 2010.3.5
種付け時活性値:0.50【10】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
★Damascus 1964.4.14
Fiji 1960
フィンレイズラッキーチャーム
鹿毛 2013.4.6
仔受胎時活性値:1.75【7】
Twirling Candy
黒鹿毛 2007.2.19
種付け時活性値:1.25【5】
Candy Ride
鹿毛 1999.9.27
Ride the Rails 1991.3.5
Candy Girl 1990.7.7
House of Danzing
黒鹿毛 2002.2.24
Chester House 1995.2.1
Danzing Crown 1997.4.1
Day of Victory
黒鹿毛 2005.2.2
仔受胎時活性値:1.75【7】
Victory Gallop
鹿毛 1995.5.30
種付け時活性値:0.25【9】
Cryptoclearance 1984.4.9
Victorious Lil 1989.4.13
Gather the Day
黒鹿毛 1996.4.5
仔受胎時活性値:2.00【8】
★Dayjur
黒鹿毛 1987.2.6
種付け時活性値:0.00【8】
Gather The Clan
栗毛 1985.2.26
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:Cryptoclearance4×5(母方)、Danzig5×5(母方)>

シックスペンス(2021.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キズナ
(サンデーサイレンス系)
Twirling Candy
(Mr. Prospector系)
Victory Gallop
(Mr. Prospector系)
★Dayjur
(Danzig系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Twirling Candy
(Candy Ride)
6.00
(【7】+【7】+【8】+【10】)
母が米GI馬
(No. 17-b)
2番仔
(2連産目)

*

2026年の第76回安田記念(GI。東京芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 4 シックスペンス 牡5 58 武 豊 1:32.1 2-2 33.9 504
[+4]
田中 博康 8
2 11 ワールズエンド 牡5 58 津村 明秀 1:32.1 クビ 1-1 34.2 470
[0]
池添 学 7
2 14 ガイアフォース 牡7 58 横山 武史 1:32.1 同着 8-9 33.0 498 杉山 晴紀 1
4 13 セイウンハーデス 牡7 58 幸 英明 1:32.1 クビ 3-3 33.7 478
[+4]
橋口 慎介 6
5 16 パンジャタワー 牡4 58 松山 弘平 1:32.2 クビ 6-6 33.4 488
[+2]
橋口 慎介 4
2026年の第76回安田記念(GI。東京芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 10.9 – 11.1 – 11.6 – 11.8 – 11.4 – 11.2 – 11.6
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.4 – 34.5 – 46.1 – 57.9 – 1:09.3 – 1:20.5 – 1:32.1
上り 4F 46.0 – 3F 34.2

2026年の第76回安田記念。シックスペンス、7度目のGI挑戦は自身のキャリアの中で最低となる8番人気となりましたが、「人気なんぞ関係ない」とばかりに番手先行から最後の最後「クビ」「同着」「クビ」「クビ」の大混戦を抜け出しGI初制覇。導いたのは当週になってアドマイヤズーム(2022.2.8)が右前蹄の不安により回避したことに伴い白羽の矢が立てられた武豊騎手。「ここぞ」とばかりにテン乗りで一発回答を見せられたのはサスガにリビングレジェンド。キズナの古馬牡馬産駒初のJRA・GI勝ち、その背にあったのは武騎手の姿ということで、ディープインパクト、キズナ、シックスペンスと父仔3代を騎乗してのGI勝利というドラマを見ました。そんな武騎手は57歳2ヶ月24日という騎手としてのJRA・GI最年長勝利記録を更新。武騎手はスーパークリーク(1985.5.27)の菊花賞(GI)により19歳7ヶ月23日というJRA・GI最年少勝利記録も保持されていますが「サスガ」と唸るほかありません。そうしてオグリキャップ(1985.3.27)ハートレイク(1991.4.22)ウオッカ(2004.4.4)に続いてシックスペンスにより安田記念の騎手最多勝となる4勝目。オグリキャップの安田記念勝ちって干支が3回り前の1990年ですよ…。恐れ入谷の鬼子母神ですm(_ _)m

JRA賞になって以降の年度代表馬を辿る(其の肆)-オグリキャップ(1985.3.27)-。
オグリキャップ 牡 芦毛 1985.3.27生~2010.7.3没 三石・稲葉不奈男氏生産 馬主・小栗孝一氏→佐橋五十雄氏→近藤俊典氏 笠松・鷲見昌勇厩舎→栗東・瀬戸口勉厩舎
ハートレイク(1991.4.22)-タイム差なしの好勝負を辿る(No.11)-
ハートレイク(Heart Lake) 牡 栗毛 1991.4.22生~1999.9.24没 英国・Sheikh Mohammed Bin Rashid Al Maktoum生産 馬主・Godolphin 愛国・John Oxx厩舎→UAE・Saeed bin Suroor厩舎
ウオッカ(2004.4.4)
ウオツカ 牝 黒鹿毛 2004.4.4生~2019.4.1没 静内・カントリー牧場生産 馬主・谷水雄三氏 栗東・角居勝彦厩舎

武騎手がGI勝ちを果たされるとどうしても人にフォーカスが当たってしまうのですが、主役となった馬はシックスペンス。これまでの勝ち鞍を見ればスプリングS(GII)、毎日王冠(GII)、中山記念(GII)と芝1800mのGII3勝だったように非根幹距離上手に見えましたが、齢重ねて5歳で芝1600mの安田記念を制しました。シックスペンスは昨年の安田記念12着からの巻き返しを見せた訳ですけれど、昨年の安田記念より後はマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)チャンピオンズカップ(GI)フェブラリーS(GI)と砂上に活路を見出そうとしていました。マイルチャンピオンシップ南部杯は2着と新味を見せたものの、その後の中央2戦では振るわず、国枝栄厩舎の定年解散に伴い田中博康厩舎に転厩となった5歳初戦の前走マイラーズC(GII)は7着。そして迎えた安田記念はレース前日に美浦のウッドコースでラスト1ハロン12秒1と強めの調教を施し、レースでも初めてのブリンカー装着とシックスペンス自身の気持ちを昂らせるかのようにして臨んだ一戦。2枠4番からまずまずのスタートを見せて二の脚を使い先行2番手、入りの600mあたりまでは元気が良すぎる感じでしたが、その後は落ち着いて追走。直線も逃げたワールズエンド(2021.2.14)の内から外に進路を切り替えられた後に左ムチの鼓舞を浴び続けると、決勝点まで踏ん張り続けました。シックスペンスの気持ちを切らさないようにと工夫を重ねた人々に応えたシックスペンス、3年連続重賞制覇の末にあったGI初勝利、お見事でした。

シックスペンスを管理される田中博康調教師はJRA・GI4勝目にして初めての芝GI優勝となりました。国枝厩舎からの転厩馬ということで試行錯誤もあったでしょうけれど、3ヶ月でGI勝ちまで登り詰めさせられたのはサスガに美浦の若き伯楽。今回の安田記念はレーベンスティール(2020.3.8)との2頭出しでもありましたが、レーベンスティールが人気上位でしたので「2頭出しは人気薄を狙え」でもありました。同じ(有)キャロットファームの所有馬で非根幹距離上手という似た特性を持つ馬どうしですが、今回は若年馬に軍配が上がりました。そうして馬主である(有)キャロットファーム、今回はスタートからゴールまで「緑、白二本輪、白袖赤一本輪」の勝負服2頭が奮闘していましたので一口馬主の皆様はお喜びだったのではないかと思います。安田記念制覇は2011年のリアルインパクト(2008.5.14)以来15年ぶり2度目でした。併せて生産のノーザンファーム。社台ファーム早来時代から数えますとギャロップダイナ(1980.4.25)、リアルインパクト(上述)、サトノアラジン(2011.2.16)インディチャンプ(2015.2.21)グランアレグリア(2016.1.24)ソングライン(2018.3.4)に続いてシックスペンスが7頭目の安田記念勝ち馬で8勝目となりました。皆様、おめでとうございました。

*

今回は4着までタイム差なしの大混戦でしたが、掲示板に載った馬の内1頭だけ弊サイトで4代血統表をアップしていない馬がいました。シックスペンスと同じ2021年生まれ世代にして同郷、同馬主で2着同着に頑張った京王杯スプリングC(GII)勝ち馬の4代血統表をアップしておきます。

ワールズエンド 牡 黒鹿毛 2021.2.14生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・池添 学厩舎

ワールズエンド(2021.2.14)の4代血統表
ロードカナロア
鹿毛 2008.3.11
種付け時活性値:1.00【12】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
レディブラッサム
鹿毛 1996.3.4
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
サラトガデュー
鹿毛 1989.4.3
Cormorant 1974.4.21
Super Luna 1982.4.5
リラヴァティ
黒鹿毛 2011.3.5
仔受胎時活性値:0.25【9】
ゼンノロブロイ
黒鹿毛 2000.3.27
種付け時活性値:0.50【10】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ローミンレイチェル
鹿毛 1990.4.18
マイニング 1984.4.4
One Smart Lady 1984.5.3
シンハリーズ
栗毛 2002.3.3
仔受胎時活性値:2.00【8】
Singspiel
鹿毛 1992.2.25
種付け時活性値:0.25【9】
In The Wings 1986.1.17
Glorious Song 1976.4.22
Baize
栗毛 1993.2.17
仔受胎時活性値:2.00【8】
Efisio
鹿毛 1982.5.10
種付け時活性値:0.50【10】
Bayonne
栗毛 1988.4.29
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Halo4×5(母方)>

ワールズエンド(2021.2.14)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ロードカナロア
(Mr. Prospector系)
ゼンノロブロイ
(サンデーサイレンス系)
Singspiel
(Sadler’s Wells系)
Efisio
(Forli系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ロードカナロア
(キングカメハメハ)
5.25
(【9】+【8】+【8】+【4】)
母がGIII勝ち馬&祖母が米GI馬
(No. 6-e)
4番仔
(4連産目)

「地の果て。スリランカの国立公園にある絶壁。母名より連想」という馬名意味のワールズエンド。本当に惜しい2着でした。「地の果てまでも走れそう」なんて言われた馬もいましたけれど、それに応酬して「あっちが地の果てなら、こっちは天まで昇りますよ」と返した騎手が今回の安田記念の勝ち馬の背にいたのは、34年越しの不思議な交差だったのかも知れません。……改めて年数がメチャクチャですわ、ユタカさんm(_ _)m

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

【安田記念】(東京)直線終盤で真ん中から抜け出したシックスペンスが、悲願のGI初制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
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