サクラホクトオー(1986.4.3)-GI1勝馬を辿る。再び(No.4)-

Series

サクラホクトオー 牡 鹿毛 1986.4.3生~2000.3.16没 静内町・谷岡牧場生産 馬主・(株)さくらコマース 美浦・境 勝太郎厩舎

サクラホクトオー(1986.4.3)の4代血統表
トウシヨウボーイ
鹿毛 1973.4.15
種付け時活性値:1.00【12】
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957.4.13
Your Host
栗毛 1947
★Alibhai 1938
Boudoir 1938
Wisteria
黒鹿毛 1948
★Easton 1931
Blue Cyprus 1941
サクラセダン
鹿毛 1972.4.13
仔受胎時活性値:1.25【13】

セダン
鹿毛 1955.3.9
種付け時活性値:0.00【16】
Prince Bio
鹿毛 1941
Prince Rose 1928
Biologie 1935
Staffa
鹿毛 1948
Orsenigo 1940
Signa 1939
スワンズウツドグローヴ
黒鹿毛 1960
仔受胎時活性値:0.75【11】
Grey Sovereign
芦毛 1948.3.30
種付け時活性値:0.75【11】
Nasrullah 1940.3.2
Kong 1933
Fakhry
栗毛 1940
仔受胎時活性値:0.75【19】
Mahmoud
芦毛 1933
種付け時活性値:1.50【6】
Fille de Salut
黒鹿毛 1928
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4×4、Hyperion4×5(父方)、Mahmoud4×5>

サクラホクトオー(1986.4.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
トウシヨウボーイ
(テスコボーイ系)
セダン
(Prince Bio系)
Grey Sovereign
(Nasrullah系)
Mahmoud
(Blenheim系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mahmoud
(スワンズウツドグローヴ)
3.50
(【13】+【11】+【19】+【11】)
半兄サクラチヨノオー
(No. 16-a スワンズウツドグローヴ系)
8番仔
(8連産目)

*

1988年の第40回朝日杯3歳S(GI。中山芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 5 サクラホクトオー 牡2 54 小島 太 1:35.5 6-6-5 35.0 448
[+2]
境 勝太郎 1
2 3 スクラムトライ 牡2 54 柴田 政人 1:35.8 2 2-2-2 35.8 456
[+2]
高松 邦男 4
3 4 ミョウジントップ 牡2 54 柴田 善臣 1:36.0 1 1/2 3-3-3 35.7 426
[-2]
西塚 安夫 5
4 2 コクサイロイヤル 牡2 54 岡部 幸雄 1:36.1 3/4 3-3-3 35.8 454
[+8]
元石 正雄 2
5 6 アイネスボンバー 牡2 54 中舘 英二 1:36.4 1 3/4 9-6-5 35.9 432
[+6]
加藤 修甫 6
1988年の第40回朝日杯3歳S(GI。中山芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 11.3 – 11.6 – 11.9 – 12.6 – 12.5 – 11.7 – 11.6
ラップの
累計タイム
12.3 – 23.6 – 35.2 – 47.1 – 59.7 – 1:12.2 – 1:23.9 – 1:35.5
上り 4F 48.4 – 3F 35.8

【天候・馬場】1988年12月18日、中山競馬場。天候は晴れ、芝コースは「良」と発表されました。この年の関東の3歳(旧表記)王者決定戦には9頭が出走し、冬の乾いた良馬場でのマイル戦となりました。

【スタート~道中】ゲートが開くと、外枠の 8番 セントビッド(1986.5.9)(郷原洋行騎手) が外側に斜行するアクシデントがありましたが、内から 1番 ドゥマイベスト(1986.5.2)(鹿戸雄一騎手) が先手を主張してハナに立ちます。これに続いて 3番 スクラムトライ(1986.3.9)(柴田政人騎手) が2番手の好位を確保し、その直後の3番手集団には 2番 コクサイロイヤル(1986.3.30)(岡部幸雄騎手)、4番 ミョウジントップ(1986.4.18)(柴田善臣騎手)、7番 ビップフライト(1986.5.5)(伊藤暢康騎手) がひとかたまりで追走します。単勝1番人気に支持された 5番 サクラホクトオー(1986.4.3)(小島太騎手) は、これら先行集団を見る形の6番手付近でレースを進めました。

【勝負どころ(3~4コーナー)】3コーナーから4コーナーにかけて、逃げるドゥマイベストと2番手のスクラムトライがレースを引っ張ります。4コーナー手前で後続各馬が動き出し、中団にいたサクラホクトオーも徐々に進出を開始します。6番 アイネスボンバー(1986.5.31)(中舘英二騎手) もサクラホクトオーと共に位置を上げ、馬群が凝縮した状態で直線コースへと向かいます。

【直線・結末】直線に入ると、逃げるドゥマイベストをかわしてスクラムトライが先頭に立ちますが、外からサクラホクトオーがメンバー中最速となる上がり3ハロン35秒0の末脚で鋭く伸びてきます。残り200mを切ったあたりでサクラホクトオーが完全に抜け出し、粘るスクラムトライを突き放しました。そのままサクラホクトオーが2馬身の差をつけてゴール板を駆け抜け、優勝を果たしました。勝ちタイムは1分35秒5。2着には先行したスクラムトライが粘り込み、そこから1馬身半差の3着にミョウジントップが入線しました。

※レース回顧パートは、AI(Gemini)を活用してレース動画から客観的に描写しています。

*

1989年の第43回ラジオ日本賞セントライト記念(GII。中山芝2200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 8 サクラホクトオー 牡3 56 小島 太 2:14.5 7-8-8-5 36.5 442
[+2]
境 勝太郎 3
2 4 スダビート 牡3 56 岡部 幸雄 2:14.7 1 6-6-3-2 37.0 456
[+2]
嶋田 功 2
3 7 ボストンキコウシ 牡3 56 柴田 政人 2:15.1 2 1/2 1-1-1-1 37.7 456
[-4]
吉永 正人 4
4 9 チョウカイエクセル 牡3 56 蛯沢 誠治 2:15.4 2 7-7-3-5 37.7 416
[+4]
仲住 芳雄 6
5 2 リアルバースデー 牡3 56 菅原 泰夫 2:15.6 1 1/2 3-4-3-2 38.0 452
[-8]
佐藤 林次郎 1
1989年の第43回ラジオ日本賞セントライト記念(GII。中山芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 11.7 – 12.4 – 12.4 – 12.4 – 12.1 – 11.8 – 11.8 – 12.2 – 12.5 – 12.4
ラップの
累計タイム
12.8 – 24.5 – 36.9 – 49.3 – 1:01.7 – 1:13.8 – 1:25.6 – 1:37.4 – 1:49.6 – 2:02.1 – 2:14.5
上り 4F 48.9 – 3F 37.1

*

1990年の第31回アメリカジョッキークラブC(GII。中山芝2200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 4 サクラホクトオー 牡4 56 小島 太 2:13.8 5-5-2-2 36.6 450
[0]
境 勝太郎 1
2 7 ランニングフリー 牡7 58 原 昌久 2:14.0 1 1/2 7-7-2-2 36.7 460
[+2]
本郷 一彦 2
3 5 リアルバースデー 牡4 56 安田 富男 2:14.2 1 9-7-8-7 36.7 468
[+4]
佐藤 林次郎 4
4 2 カシマウイング 牡7 58 柴田 政人 2:14.4 1 1/4 5-5-2-1 37.2 478
[0]
飯塚 好次 5
5 9 オールダッシュ せん6 57 柴田 善臣 2:14.8 2 1/2 10-10-10-10 37.1 478
[0]
田中 和夫 7
1990年の第31回アメリカジョッキークラブC(GII。中山芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 11.2 – 12.2 – 12.3 – 12.3 – 12.1 – 12.3 – 12.2 – 12.0 – 12.5 – 12.3
ラップの
累計タイム
12.4 – 23.6 – 35.8 – 48.1 – 1:00.4 – 1:12.5 – 1:24.8 – 1:37.0 – 1:49.0 – 2:01.5 – 2:13.8
上り 4F 49.0 – 3F 36.8

*

サクラホクトオー。前年の1987年の兄サクラチヨノオー(1985.2.19)に続いて朝日杯3歳Sを制してみせました。サクラホクトオーは良い馬場で走ればこその馬だったと思いますけれど、現年齢表記3歳春は雨に祟られてしまい、兄弟クラシック制覇を期待されたものの不良馬場の弥生賞(GII)でレインボーアンバー(1986.3.17)の12着、やはり不良馬場の皐月賞(GI)はドクタースパート(1986.4.29)の19着と大敗を喫すると、良馬場発表ではあったものの東京優駿(GI)はウィナーズサークル(1986.4.10)の9着と完全にリズムを崩す形となってしまいました。

ただ、それでも転んでもそのままで終わらなかったのがサクラホクトオーの偉いところ。3歳秋の復帰戦となったセントライト記念は稍重馬場で3番人気でしたが復権の勝利。距離不適と思われた菊花賞(GI)は7番人気でしたが伝説の大外ぶん回しでバンブービギン(1986.4.19)の5着。3番人気に推された有馬記念(GI)ではイナリワン(1984.5.7)の3着に奮闘。明けて4歳初戦のアメリカジョッキークラブCは単勝1.4倍の1番人気に堂々と応え、2歳から4歳まで3年連続重賞制覇を遂げたのでした。

そんなサクラホクトオー、私にとっては種牡馬入りしてからのほうが印象に残っていまして、初年度産駒であるサクラスピードオー(1993.3.25)が京成杯(GIII)、共同通信杯4歳S(GIII)と重賞連勝を決めてみせた時には「サスガ」と思いました。他にもキタサンフドー(1994.3.9)やサンライズシャーク(1998.5.31)が小倉重賞で2着に頑張っていたのも懐かしい。何気にサクラトウコウ(1981.3.11)、サクラチヨノオー、サクラホクトオーの3兄弟は、いずれもJRA重賞勝ち産駒を輩出していますから、サクラセダンの血の確かさを思わされます。サクラホクトオー、トウショウボーイの直系の血を残して欲しかったものです。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

[サクラホクトオー(1986.4.3)の主な競走成績]

  1. 朝日杯3歳S(GI)、AJCC(GII)、セントライト記念(GII)
  2. 有馬記念(GI)

通算14戦5勝、3着1回。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

このサイトの管理人、本シリーズの前回でオサイチジョージさんを紹介したら「あ、この世代のJRA・GI馬で紹介していないのサクラホクトオーだけになってしまった」と思ってしまったそうです。

マイシンザン
マイシンザン

なんかキョウエイタップさんの時と同じことになっているな(笑)

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ええ。もうそうなったら管理人の悪い癖で「サクラホクトオーも紹介したれ!!」となってしまった、と。

マイシンザン
マイシンザン

そら、おまはんのセリフも使い回しになるわな(苦笑)

東京優駿(GI)プレイバック(其の壱)-サクラチヨノオー(1985.2.19)-
競馬の祭典である東京優駿(GI)が開催される5月ということで、30年前、20年前、10年前の東京優駿を振り返る、気の長い企画です。其の壱は1988年の第55回の勝ち馬、サクラチヨノオー。サクラチヨノオー 牡 鹿毛 1985.2.19生~20...
オサイチジョージ(1986.4.13)-GI1勝馬を辿る。再び(No. 3)-
オサイチジョージ 牡 黒鹿毛 1986.4.13生 三石町・大塚牧場生産 馬主・野出 長一氏 栗東・土門 一美厩舎
キョウエイタップ(1987.3.17)-GI1勝馬を辿る。再び(No. 2)-
キョウエイタップ 牝 鹿毛 1987.3.17生 様似町・出口 繁夫氏生産 馬主・松岡 正雄氏 美浦・稗田 研二厩舎
1986年生まれ世代
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