シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-

Pedigree

シリウスコルト 牡 鹿毛 2021.3.22生 新ひだか町・千代田牧場生産 馬主・飯田 正剛氏 美浦・宗像 義忠厩舎

シリウスコルト(2021.3.22)の4代血統表
マクフィ
鹿毛 2007.3.4
種付け時活性値:1.25【13】
Dubawi
鹿毛 2002.2.7
Dubai Millennium
鹿毛 1996.3.20
Seeking the Gold 1985.4.7
Colorado Dancer 1986.2.13
Zomaradah
鹿毛 1995.2.21
Deploy 1987.5.15
Jawaher 1989.5.13
Dhelaal
鹿毛 2002.4.25
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Irish Valley
栗毛 1982.2.21
Irish River 1976.4.2
Green Valley 1967.4.17
オールドフレイム
青鹿毛 2014.4.20
仔受胎時活性値:1.50【6】
ゼンノロブロイ
黒鹿毛 2000.3.27
種付け時活性値:1.25【13】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ローミンレイチェル
鹿毛 1990.4.18
マイニング 1984.4.4
One Smart Lady 1984.5.3
オーラオブザムーン
鹿毛 2010.4.20
仔受胎時活性値:0.75【3】
Tiznow
鹿毛 1997.3.12
種付け時活性値:1.00【12】
Cee’s Tizzy 1987.4.21
Cee’s Song 1986.3.20
レディジョアン
鹿毛 2004.3.27
仔受胎時活性値:1.25【5】
Orientate
黒鹿毛 1998.3.29
種付け時活性値:1.25【5】
Oatsee
栗毛 1997.3.14
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector5×5>

シリウスコルト(2021.3.22)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マクフィ
(Mr. Prospector系)
ゼンノロブロイ
(サンデーサイレンス系)
Tiznow
(Intent系)
Orientate
(Blushing Groom系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マクフィ 5.00
(【6】+【3】+【5】+【6】)
曾祖母が米GI馬
(No. 2-f)
2番仔
(2連産目)

*

レース結果 JRA
2023年の芙蓉S(OP。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 シリウスコルト 牡2 55 三浦 皇成 2:03.0 5-4-4-2 35.6 466
[+8]
宗像 義忠 4
2 7 キャントウェイト 牡2 55 柴田 大知 2:03.3 2 4-4-4-5 35.8 460
[-6]
萱野 浩二 5
3 3 ドゥレイクパセージ 牡2 55 佐々木 大輔 2:03.4 クビ 1-1-1-1 36.2 446
[+4]
堀 宣行 1
4 9 ティンク 牝2 55 大野 拓弥 2:03.4 クビ 2-2-2-2 36.1 492
[-2]
久保田 貴士 3
5 6 マテンロウゴールド 牡2 55 西村 淳也 2:03.9 3 2-2-2-2 36.7 516
[-4]
中内田 充正 2
2023年の芙蓉S(OP。中山芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.0 – 10.9 – 13.2 – 12.4 – 12.7 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.6 – 12.1
ラップの
累計タイム
13.0 – 23.9 – 37.1 – 49.5 – 1:02.2 – 1:14.6 – 1:27.2 – 1:39.3 – 1:50.9 – 2:03.0
上り 4F 48.4 – 3F 35.8

中山芝2000m、晴の良馬場、8頭立て。撫子の花が咲きました 芙蓉の花は枯れたけどというのは、グレープの「追伸」という楽曲の一節ですけれど、芙蓉はアオイ科の落葉低木。白や桃の花を咲かせる芙蓉、その名を戴いた芙蓉Sのかつての勝ち馬にはサクラチヨノオー(1985.2.19)ライスシャワー(1989.3.5)ドリームジャーニー(2004.2.24)ホエールキャプチャ(2008.2.24)等がいます。また芙蓉からは富士山の雅称である芙蓉峰を思いますが、芙蓉峰と言いますと、ユウフヨウホウ(1997.3.19)を思い出します。ユウセンショウ(1992.5.13)、ゴーカイ(1993.5.6)、ユウフヨウホウのJRA重賞勝ち馬3兄弟、母はユウミロク(1983.3.26)、カツラノハイセイコ(1976.5.13)の娘でした。

#余談となりますが、ユウフヨウホウが半兄ゴーカイを負かして中山大障害(J・GI)を制した際の鞍上は今村康成騎手でした。そう、今村聖奈騎手のお父様ですね。

という訳で、2023年の芙蓉Sを制したのはシリウスコルト。7月の福島芝1200mの新馬戦で10番人気を跳ね返して勝利をおさめると、8月の新潟芝1600mの新潟2歳S(GIII)では12番人気ながらアスコリピチェーノ(2021.2.24)の5着。そうして9月の芙蓉Sを4番人気ではありましたが2馬身差の完勝。1走毎に400mずつ距離を伸ばして、皐月賞(GI)やホープフルS(GI)と同じ中山芝2000mの舞台において、将来が楽しみになる勝ち方を見せたシリウスコルト。新潟2歳Sからコンビを組む三浦皇成騎手と共にGIの高みを目指して欲しいものです。

そしてまた本稿をアップするタイミングではありましたが、同生産牧場かつ同馬主であるサークルオブライフ(2019.3.24)の引退もありシリウスコルト、名門・千代田牧場の輝く希望の星になって欲しいもの。いみじくもその馬名意味は「星の名称+人名より」。冬の大三角の一角としても知られるおおいぬ座α星シリウスは、地球上から見える恒星では太陽の次に明るい恒星として知られていますね。シリウスを馬名に戴く馬といえばシリウスシンボリ(1982.3.26)を思いますけれど、シリウスコルト、これからを楽しみにしたいColtです。

*

ゴンバデカーブース 牡 青鹿毛 2021.2.24生 白老町・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(株)G1レーシング 美浦・堀 宣行厩舎

ゴンバデカーブース(2021.2.24)の4代血統表
ブリックスアンドモルタル
黒鹿毛 2014.3.2
種付け時活性値:1.50【6】

Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy 1985.2.18
イメンス 1979.3.17
Beyond the Waves
黒鹿毛 1997.5.4
Ocean Crest
黒鹿毛 1991.2.26
Storm Bird 1978.4.19
S. S. Aroma 1981.6.26
Excedent
鹿毛 1985.5.9
Exceller 1973.5.12
Broadway Lullaby 1970.4.23
アッフィラート
鹿毛 2013.3.28
仔受胎時活性値:1.75【7】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50【10】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
レディオブヴェニス
栗毛 2003.4.9
仔受胎時活性値:0.25【9】
Loup Solitaire
鹿毛 1993.3.1
種付け時活性値:0.25【9】
Lear Fan 1981.2.2
Louveterie 1986.2.22
Lacewings
栗毛 1991.4.19
仔受胎時活性値:0.75【11】
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
種付け時活性値:1.25【5】
リフカ
栗毛 1985.4.27
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Storm Bird4×4(父方)、Roberto5×5、Lyphard5×5(母方)>

ゴンバデカーブース(2021.2.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブリックスアンドモルタル
(Storm Cat系)
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
Loup Solitaire
(Roberto系)
フォーティナイナー
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ブリックスアンドモルタル 4.00
(【7】+【9】+【11】+【5】)
祖母が米Gレース3勝馬
(No. 9-f)
2番仔
(2連産目)

*

2023年の第9回サウジアラビアロイヤルC(GIII。東京芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 ゴンバデカーブース 牡2 56 松山 弘平 1:33.4 9-9 33.5 460
[-2]
堀 宣行 3
2 3 ボンドガール 牝2 55 川田 将雅 1:33.7 2 7-6 34.1 454
[+8]
手塚 貴久 1
3 1 シュトラウス 牡2 56 C.ルメール 1:33.7 クビ 6-3 34.3 514
[+10]
武井 亮 2
4 7 レーヴジーニアル 牡2 56 横山 和生 1:33.8 3/4 1-1 34.6 476
[+2]
松永 幹夫 4
5 4 エコロマーズ 牡2 56 戸崎 圭太 1:34.3 3 8-6 34.6 480
[-6]
牧浦 充徳 5
2023年の第9回サウジアラビアロイヤルC(GIII。東京芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 11.1 – 11.6 – 12.0 – 12.3 – 11.7 – 11.2 – 11.3
ラップの
累計タイム
12.2 – 23.3 – 34.9 – 46.9 – 59.2 – 1:10.9 – 1:22.1 – 1:33.4
上り 4F 46.5 – 3F 34.2

東京芝1600m、晴の良馬場、9頭立て。2015年にサウジアラビアロイヤルCという名称になってからの勝ち馬だけでもブレイブスマッシュ(2013.3.22)ダノンプレミアム(2015.4.3)グランアレグリア(2016.1.24)サリオス(2017.1.23)ドルチェモア(2020.2.21)と後のGI馬5頭を送り出している正真正銘の出世レース。

その第9回、2023年の一戦は前走6月の東京芝1600mの新馬戦でダミアン・レーン騎手が騎乗して勝ち名乗りを上げた、内枠3頭が上位人気を集めました。1番人気ボンドガール(2021.1.19)はダノンベルーガ(2019.2.7)の半妹で、新馬戦を共に走った牝馬たちのうち2着から6着までが未勝利戦を勝ち上がり、3着コラソンビート(2021.2.26)、6着キャットファイト(2021.4.4)が強い勝ち方で2勝目を果たしたことにより、評価が高まりました。2番人気シュトラウス(2021.1.24)ブルーメンブラット(2003.2.20)の仔で2023年最初の東京の新馬戦で9馬身差勝ちを見せて競馬ファンをビックリさせました。そして3番人気ゴンバデカーブースは種牡馬ブリックスアンドモルタルの牡馬産駒の中で初めてJRA新馬戦を勝った馬。

テラメリタ(2021.2.14)&シュトラウス(2021.1.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.1)-
テラメリタ 牝 芦毛 2021.2.14生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・須貝 尚介厩舎シュトラウス 牡 黒鹿毛 2021.1.24生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・武井 亮厩舎
ヒヒーン(2021.2.27)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.2)-
ヒヒーン 牝 鹿毛 2021.2.27生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・大和屋 暁氏 栗東・須貝 尚介厩舎ゴンバデカーブース 牡 青鹿毛 2021.2.24生 白老町・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(株)G1レーシング 美浦・堀 宣行厩舎

「レーン騎手が騎乗した3頭、強いのはどの馬か」と思いレースを見ていましたら、逃げた新馬戦からは一転、9頭立ての最後方で道中進めていたゴンバデカーブース。開幕週の東京芝Aコースの直線525.9mで豪脚一閃、他馬を撫で斬りとばかりに1頭だけ上がり3ハロン33秒台の鋭脚を見せて、2着争いを繰り広げるボンドガール、シュトラウス、レーヴジーニアル(2021.2.23)-レッドリヴェール(2011.2.19)の仔-を尻目に2馬身抜け出したところが決勝点。デビュー2連勝を果たしたゴンバデカーブース、素質馬が揃った東京芝1600mの重賞制覇を以て、2024年のクラシック候補に躍り出ると共に、父ブリックスアンドモルタルに種牡馬としての重賞初勝利を贈りました。

第36回ブリーダーズカップ・ターフ(米GI)の勝ち馬-Bricks and Mortar(2014.3.2)-
Bricks and Mortar(ブリックスアンドモルタル) 牡 黒鹿毛 2014.3.2生 米国・George Strawbridge Jr.生産 馬主・Klaravich Stables, Inc. and Lawrence, William H. 米国・Chad C. Brown厩舎

*

という訳で本稿では1ヶ月ほど前に準備していたボンドガールの4代血統表についても併せてアップしておきます。

ボンドガール 牝 鹿毛 2021.1.19生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・藤田 晋氏 美浦・手塚 貴久厩舎

ボンドガール(2021.1.19)の4代血統表
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.75【19】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレツトインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
コーステッド
鹿毛 2014.2.3
仔受胎時活性値:1.50【6】

Tizway
黒鹿毛 2005.2.17
種付け時活性値:0.00【8】
Tiznow
鹿毛 1997.3.12
Cee’s Tizzy 1987.4.21
Cee’s Song 1986.3.20
Bethany
黒鹿毛 1994.4.15
Dayjur 1987.2.6
Willamae 1980.5.30
Malibu Pier
栗毛 2007.4.2
仔受胎時活性値:1.50【6】
Malibu Moon
鹿毛 1997.2.23
種付け時活性値:0.25【9】
A.P. Indy 1989.3.31
Macoumba 1992.2.16
Blue Moon
栗毛 1997.4.7
仔受胎時活性値:0.25【9】
★Lomitas
栗毛 1988.1.31
種付け時活性値:0.00【8】
To the Rainbow
鹿毛 1991.3.15
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:なし>

ボンドガール(2021.1.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(サンデーサイレンス系)
Tizway
(Intent系)
Malibu Moon
(A.P. Indy系)
★Lomitas
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ダイワメジャー
(サンデーサイレンス)
4.50
(【6】+【6】+【9】+【5】)
半兄ダノンベルーガ
(No. 16-a)
3番仔
(3連産目)

ボンドガール、その馬名意味は「強く賢く美しい女性たちの呼称」とのこと。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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