東京優駿(GI)プレイバック(其の壱)-サクラチヨノオー(1985.2.19)-

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競馬の祭典である東京優駿(GI)が開催される5月ということで、30年前、20年前、10年前の東京優駿を振り返る、気の長い企画です。其の壱は1988年の第55回の勝ち馬、サクラチヨノオー。

サクラチヨノオー 牡 鹿毛 1985.2.19生~2012.1.7没 静内・谷岡牧場生産 馬主・(株)さくらコマース 美浦・境勝太郎厩舎

サクラチヨノオー(1985.2.19)の4代血統表
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:0.50
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Quill
栗毛 1956.2.24
Princequillo 1940
Quick Touch 1946
サクラセダン
鹿毛 1972.4.13
仔受胎時活性値:1.00

セダン
鹿毛 1955.3.9
種付け時活性値:0.00
Prince Bio
鹿毛 1941
Prince Rose 1928
Biologie 1935
Staffa
鹿毛 1948
Orsenigo 1940
Signa 1939
スワンズウツドグローヴ
黒鹿毛 1960
仔受胎時活性値:0.75
Grey Sovereign
芦毛 1948
種付け時活性値:0.75
Nasrullah 1940.3.2
Kong 1933
Fakhry
栗毛 1940
仔受胎時活性値:0.75
Mahmoud
芦毛 1933
種付け時活性値:1.50
Fille de Salut
黒鹿毛 1928
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Prince Rose5×4、Nearco5×5、Menow5×5>

サクラチヨノオー(1985.2.19)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
セダン
(Prince Bio系)
Grey Sovereign
(Nasrullah系)
Mahmoud
(Blenheim系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mahmoud 3.25 半弟サクラホクトオー
(No. 16-a)
7番仔
(7連産目)

*

1988年の第55回東京優駿(GI。東京芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 サクラチヨノオー 牡3 57 小島太 2:26.3    47.9 464
[-2]
境勝太郎 3
2 18 メジロアルダン 牡3 57 岡部幸雄 2:26.4 クビ 47.9 496
[-2]
奥平真治 6
3 6 コクサイトリプル 牡3 57 柴田政人 2:26.5 1/2 47.8 500
[0]
稗田敏男 4
4 11 ヤエノムテキ 牡3 57 西浦勝一 2:26.9 2.1/2 48.2 494
[-2]
荻野光男 2
5 20 ファンドリデクター 牡3 57 田原成貴 2:27.0 3/4 48.4 488
[+6]
布施正 9

1988年の第55回東京優駿。小島太騎手の魂の騎乗に応えて、サクラチヨノオー。直線、内を掬った岡部幸雄騎手とメジロアルダン(1985.3.28)に半馬身ほど前に出られたものの、諦めずに差し返した底力。東京芝2400mの勝ち時計2分26秒3は、第49回を制したバンブーアトラス(1979.4.27)が持っていた2分26秒5を0秒2更新するレースレコード。鞍上の小島騎手と馬主の(株)さくらコマースは第45回のサクラショウリ(1975.3.1)に続く2回目の東京優駿制覇、境勝太郎調教師と生産の谷岡牧場は、悲願の東京優駿初制覇でした。特に境調教師は、

この競走の最後の直線でサクラチヨノオーはメジロアルダンと競り合い、いったん交わされたことから境は「2着でいい!2着!」と叫んだが、ゴール寸前で再び差し返しての勝利であった[14]。勝利を知った境は、腰が抜けて立てなくなっていたという[14]

境勝太郎 – Wikipedia

ホースマンにとって「ダービーを勝つ」ということの意味を教えてくれるエピソードのひとつです。

  

[サクラチヨノオーの主な競走成績]

  1. 東京優駿(GI)、朝日杯3歳S(GI)、弥生賞(GII)
  2. 皐月賞(GI)

通算10戦5勝、2着1回、3着1回。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

<参考WEB>

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