スマートフォルス(2020.5.8)&ミトノオー(2020.4.24)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.27)-

スマートフォルス牡鹿毛 2020.5.8生日高町・(株)スマート生産馬主・大川徹氏栗東・吉村圭司厩舎

スマートフォルス(2020.5.8)の4代血統表
★ シニスターミニスター鹿毛 2003.3.29 種付け時活性値：0.00【16】	Old Trieste 栗毛 1995.3.2	A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31	Seattle Slew 1974.2.15
			Weekend Surprise 1980.4.8
		Lovlier Linda 栗毛 1980.5.17	Vigors 1973
			Linda Summers 1967.2.28
	Sweet Minister 鹿毛 1997.4.3	The Prime Minister 鹿毛 1987.4.15	Deputy Minister 1979.5.17
			Stick to Beauty 1973.4.17
		Sweet Blue 黒鹿毛 1985.4.15	Hurry Up Blue 1977.5.16
			Sugar Gold 1980.4.22
スマートレグルス黒鹿毛 2016.5.23 仔受胎時活性値：0.75【3】	ロードカナロア鹿毛 2008.3.11 種付け時活性値：1.75【7】	キングカメハメハ鹿毛 2001.3.20	Kingmambo 1990.2.19
			マンファス 1991.2.23
		レディブラッサム鹿毛 1996.3.4	Storm Cat 1983.2.27
			サラトガデュー 1989.4.3
	ルビーレジェンド栗毛 2003.3.5 仔受胎時活性値：1.00【12】	アグネスタキオン栗毛 1998.4.13 種付け時活性値：1.00【4】	サンデーサイレンス 1986.3.25
			アグネスフローラ 1987.6.18
		ルビア芦毛 1995.1.24 仔受胎時活性値：1.75【7】	Rubiano 芦毛 1987.3.26 種付け時活性値：1.75【7】
			Dazzling Dixie 黒鹿毛 1989.4.7 仔受胎時活性値：1.25【5】

<5代血統表内のクロス：Mr. Prospector5×5>

スマートフォルス(2020.5.8)の0の理論的総括
父	母父	祖母父	曾祖母父
★シニスターミニスター (A.P. Indy系)	ロードカナロア (Mr. Prospector系)	アグネスタキオン (サンデーサイレンス系)	Rubiano (Mr. Prospector系)
形相の遺伝	料の遺伝	牝系	母の何番仔?
ロードカナロア (Sex Appeal)	4.75 (【3】+【12】+【7】+【5】)	(No. 9-f)	初仔

レース結果　JRA

2023年の端午S(OP。京都ダート1400m)の結果(上位5頭)
着順	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破時計	着差	通過順位	上り 3F	馬体重 [増減]	調教師	人気
1	4	スマートフォルス	牡3	56	武豊	1:24.1		10-5	36.9	472 [-8]	吉村圭司	3
2	9	マホロバ	牡3	56	坂井瑠星	1:24.2	3/4	2-2	37.9	516 [+4]	和田正一郎	7
3	10	フェルヴェンテ	牡3	56	浜中俊	1:24.2	ハナ	11-11	36.4	468 [-2]	加用正	9
4	6	パラシュラーマ	牡3	56	岩田望来	1:24.6	2 1/2	5-5	37.9	470 [+2]	浜田多実雄	10
5	1	オメガシンフォニー	牝3	54	川田将雅	1:25.0	2 1/2	4-3	38.5	482 [+4]	大和田成	1

2023年の端午S(京都ダート1400m)のラップタイム
1F毎のラップ	11.9 – 10.6 – 11.5 – 12.2 – 12.4 – 12.4 – 13.1
ラップの累計タイム	11.9 – 22.5 – 34.0 – 46.2 – 58.6 – 1:11.0 – 1:24.1
上り	4F 50.1 – 3F 37.9

京都ダート1400m、曇の重馬場、11頭立て。逃げたエコロアイ(2020.2.1)が作り出したペースが入りの3ハロン34秒フラットという速い流れ。3角では後方2番手を追走していたスマートフォルス、マクリ一発とばかりに大外から抜群の手応えで進出すると4角では5番手。京都ダートの直線329.1mに入ると、番手先行から辛抱強く脚を伸ばしたマホロバ(2020.4.4)に並んで交わし、そのまま鋭脚を発揮し続けて決勝点では4分の3馬身先んじてゴールイン。

スマートフォルス、その競走成績を辿れば2022年11月の阪神ダート1400mの新馬戦で1着、12月の中京ダート1400mの寒椿賞で6着、2023年2月の東京ダート1400mの1勝クラスで1着、3月の中京ダート1400mの昇竜S(OP)でグレートサンドシー(2020.4.6)の6着。

グレートサンドシー(2020.4.6)&シングザットソング(2020.1.27)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.19)-

グレートサンドシー牡鹿毛 2020.4.6生米・H. Allen Poindexter氏生産馬主・(株)山紫水明栗東・中内田充正厩舎シングザットソング牝黒鹿毛 2020.1.27生白老町・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産馬主・(有)社台レースホース栗東・高野友和厩舎

そして4月の京都ダート1400mの端午Sで1着。一戦ごとに1着と6着を繰り返しているのですが、1着3回はいずれも武豊騎手の騎乗であり、ユタカさんが鞍上を務めた際は3戦3勝となりました。そんなスマートフォルス、馬名意味は「冠名+惑星の名」ということ。母スマートレグルスの馬名意味が「冠名+しし座の最輝星の名」ですから、母仔2代の星の名前ですけれど、仔は小惑星の名を戴いたようです。

フォルス (小惑星) - Wikipedia

ミトノオー牡栗毛 2020.4.24生新ひだか町・築紫洋氏生産馬主・ロイヤルパーク美浦・牧光二厩舎

ミトノオー(2020.4.24)の4代血統表
ロゴタイプ黒鹿毛 2010.3.10 種付け時活性値：0.25【9】	▲ ローエングリン栗毛 1999.6.8	Singspiel 鹿毛 1992.2.25	In The Wings 1986.1.17
			Glorious Song 1976.4.22
		カーリング黒鹿毛 1992.2.17	Garde Royale 1980.3.24
			Corraleja 1982.3.9
	ステレオタイプ鹿毛 2002.2.16	サンデーサイレンス青鹿毛 1986.3.25	★Halo 1969.2.7
			Wishing Well 1975.4.12
		スターバレリーナ鹿毛 1990.5.8	Risen Star 1985.3.25
			ベリアーニ 1985.4.11
シダクティヴリー鹿毛 2003.2.5 仔受胎時活性値：2.00(0.00)【16】	サンダーガルチ栗毛 1992.5.23 種付け時活性値：0.50【10】	Gulch 鹿毛 1984.4.16	Mr. Prospector 1970.1.28
			Jameela 1976.3.15
		Line of Thunder 鹿毛 1987.5.27	★Storm Bird 1978.4.19
			Shoot a Line 1977.4.2
	Torrid Affair 黒鹿毛 1997.3.8 仔受胎時活性値：1.25【5】	Alydeed 黒鹿毛 1989.3.4 種付け時活性値：1.75【7】	Shadeed 1982.3.21
			Bialy 1982.5.23
		Lover’s Talk 鹿毛 1984.6.12 仔受胎時活性値：1.00【12】	★Vice Regent 栗毛 1967.4.29 種付け時活性値：0.00【16】
			Lover’s Walk 鹿毛 1969.4.17 仔受胎時活性値：1.50【14】

<5代血統表内のクロス：Halo4×5(父方)、Northern Dancer5×5(母方)>

ミトノオー(2020.4.24)の0の理論的総括
父	母父	祖母父	曾祖母父
ロゴタイプ (Sadler’s Wells系)	サンダーガルチ (Mr. Prospector系)	Alydeed (Nijinsky系)	★Vice Regent (Northern Dancer系)
形相の遺伝	料の遺伝	牝系	母の何番仔?
Alydeed (Golden Beach)	5.75 or 3.75 (【16】+【5】+【12】+【14】)	母が加GIII2勝馬 (No. 11-f)	9番仔 (不受胎後)

2023年の第24回兵庫チャンピオンシップ(JpnII。園田ダート1870m)の結果(上位5頭)
着順	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	走破時計	着差	通過順位	上り 3F	馬体重 [増減]	調教師	人気
1	6	ミトノオー	牡3	57	武豊	2:00.7		1-1-1-1	38.9	493 [+1]	牧光二	1
2	2	キリンジ	牡3	57	下原理	2:01.7	6	6-6-5-3	38.5	487 [-5]	佐々木晶三	4
3	11	メイショウオーロラ	牝3	55	横山典弘	2:03.3	10	2-2-2-2	40.9	481 [+5]	本田優	2
4	3	サンライズジーク	牡3	57	M.デムーロ	2:03.5	1.1/4	5-4-6-5	40.4	503 [+1]	矢作芳人	3
5	7	ベラジオソノダラブ	牡3	57	田中学	2:04.4	5	4-5-3-4	41.4	465 [-8]	坂本和也	6

園田ダート1870m、晴の良馬場、12頭立て。単勝1.4倍の圧倒的な1番人気に推されたミトノオー、発馬で若干躓き加減のように見えたものの、二の脚を使って先頭に立ちました。テン乗りとなった武豊騎手と共に逃げたミトノオー、マイペースでスイスイと行くと道中徐々に後続との差を広げ、園田の直線213mに入った時には既に独走。最後キリンジ(2020.5.5)が追い込んで来ましたが決勝点では6馬身差。ミトノオー、2023年1月の中山ダート1800mの黒竹賞、3月の中山ダート1800mの伏竜S(OP)、

ベラジオオペラ(2020.4.7)&ミトノオー(2020.4.24)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.22)-

ベラジオオペラ牡鹿毛 2020.4.7生千歳市・社台ファーム生産馬主・林田祥来氏栗東・上村洋行厩舎ミトノオー牡栗毛 2020.4.24生新ひだか町・築紫洋氏生産馬主・ロイヤルパーク美浦・牧光二厩舎

そして5月の園田ダート1870mの兵庫チャンピオンシップと3連勝でダートグレード競走初勝利を遂げました。ミトノオー、自身初の重賞制覇は種牡馬ロゴタイプにとっても産駒のグレード制重賞競走初優勝となりました。「グレード制」の但し書きをしましたが、今回5着のベラジオソノダラブ(2020.4.29)が菊水賞、兵庫若駒賞、兵庫ユースカップと兵庫県競馬組合の重賞3勝を既に遂げています。ロゴタイプは現役時代に応援していた馬の1頭ですので産駒の活躍は嬉しく思います。2歳の朝日杯フューチュリティS(GI)を勝利し、3歳クラシックの皐月賞(GI)をレースレコード勝ちし、そして6歳の安田記念(GI)で三度のGI制覇。本物の名馬と思ったロゴタイプの仔であるミトノオー、ベラジオソノダラブ、共に頑張って欲しいものです。

しっかし、武騎手はヤマニンウルス(2020.5.21)、