シャフリヤール(Shahryar) 牡 黒鹿毛 2018.4.13生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・藤原 英昭厩舎
ディープインパクト 鹿毛 2002.3.25 種付け時活性値:1.75【15】 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ウインドインハーヘア 鹿毛 1991.2.20 |
Alzao 鹿毛 1980.2.28 |
Lyphard 1969.5.10 | |
Lady Rebecca 1971.2.28 | |||
Burghclere 鹿毛 1977.4.26 |
Busted 1963.3.16 | ||
Highclere 1971.4.9 | |||
ドバイマジェスティ 黒鹿毛 2005.3.19 仔受胎時活性値:1.00【12】 |
Essence of Dubai 黒鹿毛 1999.3.7 種付け時活性値:1.25【5】 |
Pulpit 鹿毛 1994.2.15 |
A.P. Indy 1989.3.31 |
Preach 1989.3.26 | |||
Epitome 鹿毛 1985.4.21 |
Summing 1978.4.16 | ||
Honest and True 1977.2.4 | |||
Great Majesty 黒鹿毛 1990.4.2 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
Great Above 黒鹿毛 1972.1.19 種付け時活性値:0.25【17】 |
Minnesota Mac 1964.4.26 | |
Ta Wee 1966.3.26 | |||
Mistic Majesty 鹿毛 1978.5.22 仔受胎時活性値:0.75【11】 |
His Majesty 鹿毛 1968.4.15 種付け時活性値:0.25【9】 |
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Necaras Miss 栗毛 1968.4.26 仔受胎時活性値:0.25【9】 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ディープインパクト (サンデーサイレンス系) |
Essence of Dubai (Seattle Slew系) |
Great Above (Rough’n Tumble系) |
His Majesty (Ribot系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ディープインパクト (サンデーサイレンス) |
3.50 |
全兄アルアイン (No. 2-s) |
6番仔 (2連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 12 | シャフリヤール | 牡4 | 56.5 | Cristian Demuro | 2:26.88 | 藤原 英昭 | 3 |
2 | 14 | Yibir | せん4 | 56.5 | William Buick | クビ | Charlie Appleby | 1 |
3 | 1 | オーソリティ | 牡5 | 57 | C.ルメール | 1/2 | 木村 哲也 | 2 |
4 | 7 | Pyledriver | 牡5 | 57 | Frankie Dettori | 短アタマ | William Muir & Chris Grassick | 6 |
5 | 15 | ユーバーレーベン | 牝4 | 54.5 | Damian Lane | 1/2 | 手塚 貴久 | 10 |
2022年の第24回ドバイシーマクラシック。道中終始内ラチ沿いの先行3番手だったシャフリヤール、直線450mに入り逃げたオーソリティ(2017.2.12)を交わして先頭に立ってからは「ダービー馬、ダービー馬!!」と叫んでいました^^;
最後は昨年2021年のブリーダーズカップ・ターフ(米GI)の勝ち馬Yibir(2018.4.14)がサスガの末脚を見せましたが「クビ」だけ封じたところが、メイダン芝2410mのゴール。サスガはダービー馬、第88回東京優駿(GI)以来のGI2勝目をドバイのクラシックディスタンスで果たしました。
そしてまた、東京優駿勝ち馬による海外GI制覇は史上初の快挙となりました。素晴らしい!!
*
今回のドバイシーマクラシックにより、シャフリヤールは全兄アルアイン(2014.5.1)に続いて「GI2勝」を遂げた訳ですが、
JRA所属馬で1984年のグレード制施行後に「それぞれがGI2勝以上を挙げているきょうだい馬」を先例と共に確認してみれば、、、
- 母メジロオーロラ(1978.3.8)
-
メジロデュレン(1983.5.1)
→菊花賞(GI)、有馬記念(GI) -
メジロマックイーン(1987.4.3)
→菊花賞(GI)、天皇賞・春(GI)2回、宝塚記念(GI) - 母パシフィカス(1981.5.29)
-
ビワハヤヒデ(1990.3.10)
→菊花賞(GI)、天皇賞・春(GI)、宝塚記念(GI) -
ナリタブライアン(1991.5.3)
→東京優駿(GI)、皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、有馬記念(GI)、朝日杯3歳S(GI) - 母ダンシングキイ(1983.5.21)
-
ダンスパートナー(1992.5.25)
→優駿牝馬(GI)、エリザベス女王杯(GI) -
ダンスインザムード(2001.4.10)
→桜花賞(GI)、ヴィクトリアマイル(GI) - 母スカーレットブーケ(1988.4.11)
-
ダイワメジャー(2001.4.8)
→皐月賞(GI)、天皇賞・秋(GI)、安田記念(GI)、マイルチャンピオンシップ(GI)2回 -
ダイワスカーレット(2004.5.13)
→有馬記念(GI)、エリザベス女王杯(GI)、桜花賞(JpnI)、秋華賞(JpnI) - 母オリエンタルアート(1997.5.12)
-
ドリームジャーニー(2004.2.24)
→有馬記念(GI)、宝塚記念(GI)、朝日杯フューチュリティS(GI) -
オルフェーヴル(2008.5.14)
→東京優駿(GI)、皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、有馬記念(GI)2回、宝塚記念(GI) - 母ハルーワスウィート(2001.3.12)
-
ヴィルシーナ(2009.3.5)
→ヴィクトリアマイル(GI)2回 -
ヴィブロス(2013.4.9)
→ドバイターフ(UAE・GI)、秋華賞(GI) - 母シーザリオ(2002.3.31)
-
エピファネイア(2010.2.11)
→菊花賞(GI)、ジャパンカップ(GI) -
サートゥルナーリア(2016.3.21)
→皐月賞(GI)、ホープフルS(GI) - 母クロノロジスト(2003.5.6)
-
ノームコア(2015.2.25)
→香港カップ(GI)、ヴィクトリアマイル(GI) -
クロノジェネシス(2016.3.6)
→有馬記念(GI)、宝塚記念(GI)2回、秋華賞(GI) - 母ドバイマジェスティ(2005.3.19)
-
アルアイン(2014.5.1)
→皐月賞(GI)、大阪杯(GI) -
シャフリヤール(2018.4.13)
→東京優駿(GI)、ドバイシーマクラシック(UAE・GI)。本稿の主役
なんじゃこりゃ(苦笑)。エグすぎる羅列になりました。尊ぶべきは母馬たち、褒め称えるべきは仔どもたち。そしてまた、こんな辺境サイトをご覧の皆様には言わずもがなですが、母ダンシングキイの仔にはダンスインザダーク(1993.6.5)、母ハルーワスウィートの仔にはシュヴァルグラン(2012.3.14)、母シーザリオの仔にはリオンディーズ(2013.1.29)もいて、3きょうだいによるGI制覇でもあります^^;
*
シャフリヤールを管理される藤原英昭調教師の視線は「海外」に向いています。0の理論的な見解からは、サンデーサイレンスの血を持つ馬が少ない海外の舞台のほうが、シャフリヤールの優れた競走能力、闘争心が発揮されるのではないでしょうか。
シャフリヤール、サラブレッド界の「偉大な王」たるべくこれから進む道に、どうぞ幸多からんことを。
それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。