思い出の女馬を辿る(其の拾弐)-スマイルトゥモロー(1999.4.20)-

Pedigree

スマイルトゥモロー 牝 鹿毛 1999.4.20生~2017.7.26没 静内・千代田牧場生産 馬主・飯田正剛氏 美浦・勢司和浩厩舎

スマイルトゥモロー(1999.4.20)の4代血統表

ホワイトマズル
鹿毛 1990.3.21
種付け時活性値:0.00
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966.4.1
Olmec 1966
Fair of the Furze
鹿毛 1982.6.15
Ela-Mana-Mou
鹿毛 1976.2.28
ピツトカーン 1971.3.20
Rose Bertin 1970
Autocratic
鹿毛 1974.4.22
Tyrant 1966.3.23
Flight Table 1965.2.13
コクトビューティー
鹿毛 1988.5.25
仔受胎時活性値:0.50
サウスアトランテイツク
鹿毛 1980.5.14
種付け時活性値:1.75
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962.2.10
Arkadina
鹿毛 1969.3.21
★Ribot 1952.2.27
Natashka 1963.5.6
シルクエンゼル
鹿毛 1983.4.3
仔受胎時活性値:1.00
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.50
Milesian 1953
Paleo 1953
シルクベエンチア
黒鹿毛 1974.2.18
仔受胎時活性値:2.00
★ヴエンチア
黒鹿毛 1957
種付け時活性値:0.00
チハヤエンゼル
黒鹿毛 1968.3.15
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

スマイルトゥモロー(1999.4.20)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
★ホワイトマズル
(Lyphard系)
サウスアトランテイツク
(Mill Reef系)
パーソロン
(My Babu系)
ヴエンチア
(Relic系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
サウスアトランテイツク
(Djebel)
4.75甥クリールカイザー
(No. 4-c ウエルシユテイツトビツト系)
5番仔
(5連産目)

*

2002年の第63回優駿牝馬(GI。東京芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
110スマイルトゥモロー牝355吉田豊2:27.734.7434
[+6]
勢司和浩4
23チャペルコンサート牝355熊沢重文2:27.91.1/235.6418
[-2]
池江泰郎12
36ユウキャラット牝355池添謙一2:28.03/436.1450
[-2]
鮫島一歩2
47マイネミモーゼ牝355後藤浩輝2:28.1クビ35.6460
[+8]
堀井雅広3
514シャイニンルビー牝355岡部幸雄2:28.4236.0444
[+12]
藤沢和雄1

2002年の第63回優駿牝馬。道中は後方15番手、じっくりゆっくり進んで行ったスマイルトゥモローと吉田豊騎手。3角から4角、馬群が外に広がりながらバラけたところを、上手く内側のラチ沿いに進路を取りました。直線、先行2番手から抜け出したユウキャラット(1999.4.7)と池添謙一騎手、それを外からチャペルコンサート(1999.1.31)と熊沢重文騎手が交わしたところを、更に外からスマイルトゥモローと吉田騎手。黄色の帽子、「黄、黒蛇目散、黄袖」の勝負服を乗せた鹿毛馬、鮮やかな鋭脚を繰り出しての戴冠は、名門・千代田牧場にとって初めてのクラシック優勝であり、父ホワイトマズルにとっても産駒のGI初勝利であり、管理された勢司和浩調教師にとってもGI初制覇でした。

*

優駿牝馬を勝ち見事クラシックホースとなったスマイルトゥモローですが、その後は、気性の難しさが押し出されてしまうようになりました。ただ、それでも、その能力の確かさを見せてくれたレースはあり、よく知られているところですけれど、2003年の府中牝馬S(当時GIII)では1000m通過が56秒3という、サイレンススズカ(1994.5.1)が制した1998年の毎日王冠(GII)以上の快速逃げで、大いに沸かせてくれました。

2003年の第51回府中牝馬S(GIII。東京芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破
時計
着差上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
19レディパステル牝556蛯名正義1:46.633.8464
[+4]
田中清隆1
212ローズバド牝556横山典弘1:46.8133.7436
[+4]
橋口弘次郎3
310スマイルトゥモロー牝455柴田善臣1:46.91/238.4446
[+2]
勢司和浩5
46オースミコスモ牝455常石勝義1:47.01/234.4428
[+4]
中尾正2
52シルクサンライズ牝655勝浦正樹1:47.21.1/234.8488
[+8]
石毛善彦11

周囲が上がり3ハロンを33秒台や34秒台で上がる中、スマイルトゥモローは38秒4-1ハロン平均12秒8-でまとめて3着に粘りました。先着を許したのがレディパステル(1998.4.26)、ローズバド(1998.4.29)という1歳上の優駿牝馬1着、2着馬ですから、これは相手も強かった。

*

千代田牧場さんが地道に育まれて来た4号族c分枝系ウエルシユテイツトビツト(1957)から現れたクラシックホース、スマイルトゥモロー。当代の代表である飯田正剛氏にとっても大切な牝馬であったようで、スマイルトゥモローが死亡した際には、以下のコメントを残されました。

オークスを優勝し、私にとって初のG1タイトルをプレゼントしてくれた一番の思い出深い生産馬でした。この血統をこれからも大切に育てていきたいと思います

オークス馬スマイルトゥモローが小腸破裂で死す|極ウマ・プレミアム

スマイルトゥモローの直仔に重賞戦線で目立った活躍を挙げた産駒はいませんでしたが、笑顔を明日につないでくれるよう、その血がスマイルトゥモローの娘たちから受け継がれ、活躍馬が送り出されることを祈ります。

*

[スマイルトゥモロー(1999.4.20)の主な競走成績]

  1. 優駿牝馬(GI)、フラワーC(GIII)
  2. 府中牝馬S(GIII)

通算14戦4勝、3着1回。

*

という訳で、

思い出の女馬を辿る
番号馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父祖母父曾祖母父
シスタートウショウ
(1988.5.25)

[3-l フロリースカツプ系]
6番仔
(2連産目)
トウシヨウボーイ
(Princely Gift系)
ダンデイルート
(Clarion系)
テユーダーペリオツド
(Owen Tudor系)
ソロナウエー
(Fairway系)
シンコウラブリイ
(1989.2.2)

[4-d]
初仔★Caerleon
(Nijinsky系)
ポツセ
(Hyperion系)
High Top
(Dante系)
セントクレスピン
(Aureole系)
スキーパラダイス
(1990.5.12)

[3-l]
5番仔?
(3連産目?)
Lyphard
(Northern Dancer系)
ロイヤルスキー
(Bold Ruler系)
Delta Judge
(Hyperion系)
Sailor
(Rock Sand系)
メモリージャスパー
(1991.5.5)

[16]
初仔
(流産後)
イルドブルボン
(Nijinsky系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Tyrant
(Bold Ruler系)
Tourangeau
(Blandford系)
ライデンリーダー
(1992.5.25)

[8-k サンダービー系]
6番仔
(2連産目)
ワカオライデン
(Bold Ruler系)
ネプテユーヌス
(Teddy系)
アポツスル
(Fairway系)
ハクリヨウ
(Blandford系)
ファビラスラフイン
(1993.4.13)

[3-e]
初仔★Fabulous Dancer
(Northern Dancer系)
Kaldoun
(フオルテイノ系)
Carvin
(Wild Risk系)
Neptune
(Teddy系)
メジロドーベル
(1994.5.6)

[10-d デヴオーニア系]
6番仔
(3連産目)
メジロライアン
(Northern Dancer系)
パーソロン
(My Babu系)
ネヴアービート
(Never Say Die系)
モンタヴアル
(Blandford系)
マックスキャンドゥ
(1995.5.20)

[11 クレイグダーロツチ系]
8番仔
(9連産目)
★キンググローリアス
(Mr. Prospector系)
★ノーザリー
(Northern Dancer系)
ネヴアービート
(Never Say Die系)
大鵬
(Sundridge系)
レッドチリペッパー
(1996.4.4)

[10-a]
2番仔
(2連産目)
★Unbridled
(Mr. Prospector系)
★Dr. Carter
(フオルテイノ系)
◆Raise a Native
(Native Dancer系)
★Seaneen
(Royal Charger系)
ティコティコタック
(1997.3.11)

[4-g シルバーバツトン系]
3番仔
(3連産目)
サツカーボーイ
(Fine Top系)
ブライアンズタイム
(Roberto系)
ジヨンテイオンブル
(フオルテイノ系)
ヴエンチア
(Relic系)
拾壱サクセスストレイン
(1998.4.9)

[7-c]
4番仔
(4連産目)
ティッカネン
(フオルテイノ系)
ノーアテンシヨン
(Nijinsky系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Bald Eagle
(Nasrullah系)
拾弐スマイルトゥモロー
(1999.4.20)

[4-c ウエルシユテイツトビツト系]
5番仔
(5連産目)
★ホワイトマズル
(Lyphard系)
サウスアトランテイツク
(Mill Reef系)
パーソロン
(My Babu系)
ヴエンチア
(Relic系)
番外編イクノディクタス
(1987.4.16)

[1-w]
3番仔
(3連産目)
デイクタス
(Fine Top系)
★ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
★First Landing
(Turn-to系)
Le Pacha
(Rabelais系)

と、辿って参りました「思い出の女馬を辿る」の記事群は、今回のスマイルトゥモローの記事を以て、ひとまず、終了といたします。1年間のお付き合い、誠に有り難うございました。

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

マイシンザン
マイシンザン

スマイルトゥモローちゃんみたいに、東京芝1800mでブンブン飛ばしまくる仔、好きやわー。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

あぁ、兄さんも1994年の毎日王冠(GII)でサクラバクシンオー(1989.4.14)さんに喧嘩売ってましたもんね。

マイシンザン
マイシンザン

・・・。