サクラバクシンオー(1989.4.14)-カンテレ競馬【公式】さんの良い仕事に乗る(No.1)-

「サクラバクシンオーGⅠ獲った!」【スプリンターズステークス1993】 https://youtu.be/zRma2_DHvSM Series
「サクラバクシンオーGⅠ獲った!」【スプリンターズステークス1993】 https://youtu.be/zRma2_DHvSM

サクラバクシンオー 牡 鹿毛 1989.4.14生~2011.4.30没 早来町・社台フアーム生産 馬主・(株)さくらコマース 美浦・境勝太郎厩舎

サクラバクシンオー(1989.4.14)の4代血統表
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
種付け時活性値:1.50【6】
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
アンジエリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴアービート
栃栗毛 1960
★Never Say Die 1951.3.26
Bride Elect 1952
スターハイネス
鹿毛 1964.3.10
ユアハイネス 1958
スターロツチ 1957.4.16
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
仔受胎時活性値:1.00【4】
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.00【12】
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957.5.10
Lady Angela 1944 ♀
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
仔受胎時活性値:2.00【16】
★Ambiopoise
鹿毛 1958.5.6
種付け時活性値:0.00【8】
Ambiorix 1946
Bull Poise 1948
One Clear Call
鹿毛 1960.5.21
仔受胎時活性値:1.50【6】
Gallant Man
鹿毛 1954.3.20
種付け時活性値:1.25【5】
Europa
鹿毛 1949
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4×5(父方)、Hyperion4×5、Lady Angela(♀)4×5(母方)、Nearco5×5、Bull Lea5×5(母方)>

サクラバクシンオー(1989.4.14)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サクラユタカオー
(Princely Gift系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Ambiopoise
(Tourbillon系)
Gallant Man
(Bois Roussel系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラユタカオー 5.00 伯父アンバーシヤダイ
(No. 4-m)
初仔

*

1992年の第6回クリスタルC(GIII。中山芝1200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 サクラバクシンオー 牡3 55 小島太 1:08.6 1-1 35.1 482
[-4]
境勝太郎 1
2 3 タイトゥルー 牝3 53 南井克巳 1:09.2 3.1/2 3-3 35.4 452
[+2]
橋田満 2
3 1 トモエマーガレット 牝3 53 根本康広 1:09.8 3.1/2 8-7 35.5 454
[-6]
橋本輝雄 8
4 10 ベルチャイルド 牝3 53 坂井千明 1:09.8 クビ 3-4 36.0 458
[-2]
松山康久 4
5 6 ユーコーハイレディ 牝3 53 田中勝春 1:10.0 1.1/4 8-9 35.7 424
[+4]
荒木静雄 7

*

1993年の第27回スプリンターズS(GI。中山芝1200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 12 サクラバクシンオー 牡4 小島 太 1:07.9 境 勝太郎 2
2 8 ヤマニンゼファー 牡5 柴田 善臣 1:08.3 2・1/2 栗田 博憲 1
3 2 ニシノフラワー 牝4 河内 洋 1:08.4 3/4 松田 正弘 3
4 5 オースミシャイン 牝3 橋本 広喜 1:08.5 1/2 白井 壽昭 8
5 4 ユウキトップラン 牡5 小島 貞博 1:08.7 1・1/2 佐山 優 4

*

1994年の第26回ダービー卿チャレンジ(GIII。中山芝1200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 9 サクラバクシンオー 牡5 58 小島太 1:08.9 1-2 35.8 500
[0]
境勝太郎 1
2 7 ドージマムテキ 牡4 56 岡部幸雄 1:09.2 2 7-3 35.7 482
[0]
森秀行 4
3 4 バリアントウイナー 牡4 56 柴田政人 1:09.4 1.1/4 2-1 36.3 498
[-4]
高松邦男 2
4 12 ゴールドマウンテン 牡5 57 角田晃一 1:09.5 3/4 4-3 36.3 534
[+12]
佐山優 6
5 13 エーピージェット 牡5 57 的場均 1:09.7 1.1/4 4-6 36.4 522
[-8]
元石孝昭 7

*

1994年の第37回スワンS(GII。阪神芝1400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 17 サクラバクシンオー 牡5 59 小島太 1:19.9 レコード 2-2 35.0 494
[-2]
境勝太郎 1
2 13 ノースフライト 牝4 57 角田晃一 1:20.1 1.1/4 5-6 34.7 478
[+8]
加藤敬二 2
3 7 エイシンワシントン 牡3 55 熊沢重文 1:20.2 3/4 1-1 35.4 488
[+6]
内藤繁春 4
4 10 ニホンピロプリンス 牡5 58 松永幹夫 1:20.4 1.1/2 11-11 34.8 444
[-4]
目野哲也 6
5 5 フジワンマンクロス 牡4 57 田原成貴 1:20.4 ハナ 5-6 35.0 478
[+6]
谷八郎 8

*

1994年の第28回スプリンターズS(GI。中山芝1200m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 8 サクラバクシンオー 牡5 小島 太 1:07.1 レコード 境 勝太郎 1
2 12 ビコーペガサス 牡3 的場 均 1:07.8 4 柳田 次男 5
3 4 キョウエイキーマン 牡5 松永 幹夫 1:07.8 クビ 山本 正司 13
4 1 エイシンワシントン 牡3 熊沢 重文 1:07.9 クビ 内藤 繁春 3
5 2 イナズマタカオー 牡3 南井 克巳 1:08.1 1・1/2 日迫 良一 9

*

1994年のJRA賞最優秀短距離馬、サクラバクシンオー。その驀進ぶりは1400m以下のレースで[11-0-0-1]という戦績にも現れています。とにかく、そのスピードがケタ違い。特に引退レースとなった1994年の第28回スプリンターズS、フジテレビ系列の中継では「小島太、これは最後の愛のムチ」というフレーズと共にビコーペガサス(1991.2.8)以下に4馬身差の大圧勝、かつ中山芝1200mの勝ち時計1分7秒1は当時の日本レコード。この現年齢表記5歳冬のサクラバクシンオーに敵うスプリンターは、当時世界のどこにも居なかったのではないでしょうか。速く、そして、強い。競馬を見始めた最初期だったということもありますけれど、私にとっての最強スプリンターは、鹿毛に星ひとつが悠然と駆けた、1994年のサクラバクシンオーのままです。

また、順番が前後しますが、1993年の第27回スプリンターズSは、陣営にとって負けられない一戦でした。競走の8日前に、サクラ軍団の総帥・全演植オーナーが死去されていたという背景。その身に御霊も携えて、サクラバクシンオー。自身初、そしてサクラユタカオー産駒の初GI勝利を以て、オーナーへの手向けとしたのでした。

*

サクラバクシンオーは種牡馬としてもその能力を遺憾なく発揮し、主な代表産駒である

  1. グランプリボス(2008.3.28)
    →NHKマイルカップ(GI)、朝日杯フューチュリティS(GI)、マイラーズC(GII)、スワンS(GII)、京王杯2歳S(GII)ほか
  2. ショウナンカンプ(1998.3.7)
    →高松宮記念(GI)、スワンS(GII)、阪急杯(GIII)ほか
  3. ビッグアーサー(2011.3.18)
    → 高松宮記念(GI)、セントウルS(GII)ほか
  4. ブランディス(1997.3.30)
    →中山大障害(J・GI)、中山グランドジャンプ(J・GI)

等を始めとして、多くの重賞勝ち馬を送り込みました。産駒のJRA重賞勝ちは15年連続、そしてまた内国産種牡馬としては史上3頭目となるJRA1000勝を達成するなど、非サンデーサイレンス(1986.3.25)系、そして日本のドメスティックブラッドとしてのテスコボーイ系の継承者として、大活躍を見せました。

そしてまた、優れた種牡馬は優れたブルードメアサイアーとなることの好例が、サクラバクシンオーなのでしょう。

  1. キタサンブラック(2012.3.10)
    →ジャパンカップ(GI)、有馬記念(GI)、菊花賞(GI)、天皇賞・春(GI)2回、天皇賞・秋(GI)、大阪杯(GI)ほか
  2. ハクサンムーン(2009.2.14)
    →セントウルS(GII)、アイビスサマーダッシュ(GIII)、京阪杯(GIII)ほか
  3. キタサンミカヅキ(2010.5.10)
    →東京盃(JpnII)2回、東京スプリント(JpnIII)ほか
  4. モンドキャンノ(2014.2.8)
    →京王杯2歳S(GII)ほか
  5. アデイインザライフ(2011.2.11)
    →新潟記念(GIII)ほか
  6. ブランボヌール(2013.4.9)
    →キーンランドC(GIII)、函館2歳S(GIII)ほか。牝馬
  7. Warring States(2014.3.2)
    →バヴァリアンクラシック(独GIII)。上述のハクサンムーンの半弟
  8. グリム(2015.4.28)
    →レパードS(GIII)、白山大賞典(JpnIII)2回、マーキュリーC(JpnIII)、名古屋大賞典(JpnIII)ほか
  9. クレイジーアクセル(2015.5.16)
    →クイーン賞(JpnIII)ほか。牝馬
  10. ファストフォース(2016.5.9)
    →CBC賞(GIII)ほか。2021年現在、芝1200m1分6秒0の日本レコードホルダー
  11. レッドアネモス(2016.5.6)
    →クイーンS(GIII)。牝馬
  12. ビアンフェ(2017.4.29)
    →函館スプリントS(GIII)、函館2歳S(GIII)、葵S(重賞)。上述のブランボヌールの半弟

2016年と2017年の2年連続JRA賞年度代表馬やら、2018年度のNAR年度代表馬やら、旋回癖のある個性派スプリンターやら、その弟で独国のGIII勝ち馬やら、芝1200mの日本レコードホルダーやら。多種多様。

*

「日本のドメスティックブラッド」ということを上段で述べましたが、舶来の血統に負けない、内国産の血統。希少性ということでは、直父系としてのNasrullah(1940.3.2)~Princely Gift(1951)~テスコボーイ系を継承して来た日本のホースマンの皆様は、誇りに思われても良いと思います。

サクラバクシンオーの血が直父系からも伝わることを、いちファンとして祈っています。

*

……そんな訳で、下書きで認めていたサクラバクシンオーの記事を

カンテレ競馬【公式】
競馬中継「競馬BEAT」、競馬予想番組「うまんちゅ♡」などを制作する関西テレビ競馬チームが 競馬ファンのためのYouTubeチャンネルを開設! 元ジョッキーの細江純子さんによる競馬ここだけの話「細江純子のネタ帳」や 競馬エイト・高橋賢司トラ...

YouTubeチャンネル「カンテレ競馬【公式】」さんの良い仕事に乗ってアップし、「人の褌で相撲を取る」を地で行くことにしてしまいました^^;

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[サクラバクシンオー(1989.4.14)の主な競走成績]

  1. スプリンターズS(GI)2回、スワンS(GII)、ダービー卿チャレンジT(GIII)、クリスタルC(GIII)
  2. マイルチャンピオンシップ(GI)
  3. 京王杯オータムH(GIII)

通算21戦11勝、2着2回、3着1回。

*

マイシンザン
マイシンザン

サクラバクシンオーさん、やっぱり、メッチャ速かったなぁ。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

兄さん、ネーハイシーザー(1990.4.27)さんが勝った1994年の毎日王冠(GII)で、サクラバクシンオーさんにケンカ売ってはりましたもんね。

マイシンザン
マイシンザン

お前……。

#2022年09月29日(木)記事改め。

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