ハセドン(2019.4.23)&ハピ(2019.3.15)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.29)-

Pedigree

ハセドン 牡 栗毛 2019.4.23生 浦河町・杵臼牧場生産 馬主・三木 正浩氏 栗東・安田 翔伍厩舎

ハセドン(2019.4.23)の4代血統表
モーリス
鹿毛 2011.3.2
種付け時活性値:1.75【7】
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk 1979.4.20
Ameriflora 1989.1.29
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス 1986.3.25
ダイナアクトレス 1983.5.4
メジロフランシス
鹿毛 2001.3.18
カーネギー
鹿毛 1991.2.26
Sadler’s Wells 1981.4.11
Detroit 1977.2.24
メジロモントレー
黒鹿毛 1986.4.25
モガミ 1976.5.18
メジロクインシー 1981.7.1
クイーンオリーブ
青鹿毛 2008.3.21
仔受胎時活性値:0.50【10】
マンハッタンカフェ
青鹿毛 1998.3.5
種付け時活性値:0.25【9】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
サトルチェンジ
黒鹿毛 1988.4.2
Law Society 1982.2.16
Santa Luciana 1973.4.4
オリーブブランチ
鹿毛 2002.3.14
仔受胎時活性値:1.25【5】
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
種付け時活性値:1.50【14】
★Mr. Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
ソプラニーノ
栗毛 1997.3.9
仔受胎時活性値:1.00【4】
Theatrical
黒鹿毛 1982.3.13
種付け時活性値:1.50【14】
My Darling One
栗毛 1981.3.1
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、Halo4×5×5>

ハセドン(2019.4.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
モーリス
(Robertro系)
マンハッタンカフェ
(サンデーサイレンス系)
Machiavellian
(Mr. Prospector系)
Theatrical
(Nureyev系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
モーリス 4.50 高祖母の仔にハートレイク
(No. 16)
4番仔
(4連産目)

*

2022年の青竜S(東京ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ハセドン 牡3 56 横山 典弘 1:35.5 13-13 34.3 478
[-6]
安田 翔伍 5
2 10 ホウオウルーレット 牡3 56 横山 武史 1:35.6 1/2 6-6 35.7 494
[-4]
栗田 徹 3
3 12 バトルクライ 牡3 56 戸崎 圭太 1:35.7 1/2 6-7 35.6 486
[+4]
高木 登 9
4 7 ヴァルツァーシャル 牡3 56 三浦 皇成 1:35.7 アタマ 11-11 34.9 476
[-2]
高木 登 4
5 8 ペイシャエス 牡3 56 菅原 明良 1:35.9 1 1/4 2-2 36.7 480
[-2]
小西 一男 2

2022年の青竜S。過去の勝ち馬を辿ればノンコノユメ(2012.3.28)の名前が燦然と輝く、東京ダート1600mで行われるオープン特別。

そんな青竜Sの2022年の一戦を制したのは、戦前5番人気だったハセドン。うーん、これはレース映像を見てもらうほうが良いですね^^;

13頭立てを出負けから最後方に構えた道中、東京ダートの直線501.6mで大外にぶん回して上がり3ハロン34秒3の末脚でゴボウ抜き。横山典弘騎手、最後の最後で息子が騎乗したホウオウルーレット(2019.5.19)を半馬身交わし切った後、雄花栗毛のハセドンの首筋をポンとひと叩き。横山騎手、ハセドンの能力に可能性を感じられているのでしょう、

「馬を作っている段階でこういう競馬ができたのは大きいです。相当難しい馬ですが、このまま順調に育っていって欲しいです。まだまだですけどね」

【青竜Sレース後コメント】ハセドン横山典弘騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com

というコメントを残されています。ハセドン、2021年11月の東京芝2000mの新馬戦4番人気6着の後、12月の中京ダート1800mの未勝利戦を3番人気1着、明けて2022年2月の阪神ダート1800mの3歳1勝クラスを1番人気1着、そして5月の青竜Sを5番人気1着。ダートに転じて3戦3勝となったハセドン、その馬名意味は「人名愛称」ということです。三木正浩氏の持ち馬、男馬ならば「ジャスティン」、女馬ならば「エリカ」という冠名を用いられていますが、ハセドンは全然毛色が違いますね。誠に恐縮ですが、ハセドンの馬名、ぱっと見で「ハゼドン?」って思ってしまいました^^;

ともあれ、テイエムオペラオー(1996.3.13)の生産でも知られる浦河町・杵臼牧場が送り込むダート王候補、ハセドン。楽しみな逸材です。

*

ハピ 牡 黒鹿毛 2019.3.15生 新冠町・(株)ノースヒルズ生産 馬主・寺田 寿男氏 栗東・大久保 龍志厩舎

ハピ(2019.3.15)の4代血統表

キズナ
青鹿毛 2010.3.5
種付け時活性値:0.00【8】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
★Damascus 1964.4.14
Fiji 1960
クイーンパイレーツ
黒鹿毛 2014.2.10
仔受胎時活性値:1.00【4】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:1.00【12】
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
カリフォルニアネクター
鹿毛 2008.1.28
仔受胎時活性値:1.25【5】
Stormy Atlantic
黒鹿毛 1994.4.23
種付け時活性値:1.25【13】
Storm Cat 1983.2.27
Hail Atlantis 1987.2.17
Absolute Nectar
栗毛 2001.3.12
仔受胎時活性値:1.50【6】
Carson City
栗毛 1987.4.4
種付け時活性値:1.25【13】
Hear the Sea
鹿毛 1995.3.6
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Storm Cat3×4、Mr. Prospector4×5(母方)>

ハピ(2019.3.15)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キズナ
(サンデーサイレンス系)
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
Stormy Atlantic
(Storm Cat系)
Carson City
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Stormy Atlantic
(Seattle Slew)
5.00 祖母が米GII勝ち馬
(No. 4-d)
初仔

*

2022年の鳳雛S(L。中京ダート1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 10 ハピ 牡3 56 藤岡 佑介 1:53.0 7-8-9-7 36.5 462
[+4]
大久保 龍志 1
2 7 タイセイドレフォン 牡3 56 幸 英明 1:53.3 2 4-3-4-4 37.7 494
[-8]
西村 真幸 3
3 2 セイルオンセイラー 牡3 56 藤岡 康太 1:53.8 3 2-2-2-2 38.4 502
[+4]
田中 博康 2
4 4 ラヤス 牡3 56 浜中 俊 1:54.4 4 6-6-4-4 38.7 518
[+4]
森 秀行 6
5 3 サンライズジャスト 牡3 56 松若 風馬 1:54.5 クビ 3-4-4-4 38.8 530
[+4]
羽月 友彦 5

2022年の鳳雛S。過去の勝ち馬を辿ればカゼノコ(2011.4.6)、キョウエイギア(2013.2.16)の名前が見える、平年は京都ダート1800mで行われるリステッドレース。

そんな鳳雛Sの2022年の一戦を制したのは、戦前1番人気だったハピ。10頭立ての中京ダート1800m、大外から発進となったハピ、右にヨレて躓き加減の発馬となり道中は後方。1000mの通過が62秒9とスローペースで前残りになるかという展開で、通過順位を見ても「7-8-9-7」であり、4角手前では鞍上の藤岡佑介騎手の右ムチが入っていたハピ。けれど中京ダートの直線410.7mに入ると、馬場の中央を猛然と抜け出し、直線中程では先行勢との脚色の違いは明らか。最後は2着、3着、4着がキレイに2馬身、3馬身、4馬身とバラけたレースを完勝してみせました。

ハピ、2022年1月の中京ダート1800mの新馬戦を4番人気1着、3月の阪神ダート1800mの1勝クラスを3番人気1着、そして5月の鳳雛Sを1番人気1着。デビューからダート1800mで3戦3勝の負けなし。上述のハセドンと共にこれからが楽しみなハピ、その馬名意味は「古代エジプトの男神」ということです。

*

今週末に「競馬の祭典」が行われるように芝路線はもちろん面白いのですが、2019年生まれ世代の馬たちは、ダート路線もかなり面白い感じです。現時点で紹介している活躍馬たちを振り返れば、

ドライスタウト(2019.3.21)-第72回全日本2歳優駿(JpnI)の勝ち馬-
ドライスタウト 牡 黒鹿毛 2019.3.21生 日高町・下河辺牧場生産 馬主・(株)YGGホースクラブ 栗東・牧浦 充徳厩舎コンバスチョン 牡 鹿毛 2019.5.12生 日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 美浦・伊藤 圭三厩舎
セキフウ(2019.4.17)&ジャスティンロック(2019.3.24)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.8)-
セキフウ 牡 栗毛 2019.4.17生 浦河町・バンブー牧場生産 馬主・中辻 明氏 栗東・武 幸四郎厩舎ジャスティンロック 牡 黒鹿毛 2019.3.24生 浦河町・酒井牧場生産 馬主・三木 正浩氏 栗東・吉岡 辰弥厩舎
コンシリエーレ(2019.4.7)&ジュタロウ(2019.2.17)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.9)-
コンシリエーレ 牡 鹿毛 2019.4.7生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・吉田 和美氏 美浦・稲垣 幸雄厩舎ジュタロウ 牡 黒鹿毛 2019.2.17生 米国・Breffni Farm生産 馬主・芳賀 美知子氏 栗東・河内 洋厩舎
ダノンベルーガ(2019.2.7)&コンバスチョン(2019.5.12)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.16)-
ダノンベルーガ 牡 鹿毛 2019.2.7生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(株)ダノックス 美浦・堀 宣行厩舎コンバスチョン 牡 鹿毛 2019.5.12生 日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 美浦・伊藤 圭三厩舎
リメイク(2019.4.18)&プルパレイ(2019.2.10)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.20)-
リメイク 牡 栗毛 2019.4.18生 新冠町・(株)ノースヒルズ生産 馬主・前田 幸治氏 栗東・新谷 功一厩舎プルパレイ 牡 鹿毛 2019.2.10生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(株)Gリビエール・レーシング 栗東・須貝 尚介厩舎
スタニングローズ(2019.1.18)&デリカダ(2019.4.16)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.22)-
スタニングローズ 牝 鹿毛 2019.1.18生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・高野 友和厩舎デリカダ 牝 芦毛 2019.4.16生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・吉田 照哉氏 栗東・吉田 直弘厩舎
クラウンプライド(2019.5.4)-第22回UAEダービー(GII)の勝ち馬-
クラウンプライド(Crown Pride) 牡 黒鹿毛 2019.5.4生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・吉田 照哉氏 栗東・新谷 功一厩舎
リメイク(2019.4.18)&ウインエクレール(2019.3.31)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.26)-
リメイク 牡 栗毛 2019.4.18生 新冠町・(株)ノースヒルズ生産 馬主・前田 幸治氏 栗東・新谷 功一厩舎ウインエクレール 牝 鹿毛 2019.3.31生 新冠町・コスモヴューファーム生産 馬主・(株)ウイン 美浦・畠山 吉宏厩舎
ブリッツファング(2019.5.11)&アスクワイルドモア(2019.2.23)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.27)-
ブリッツファング 牡 鹿毛 2019.5.11生 浦河町・山春牧場生産 馬主・西森 功氏 栗東・大久保 龍志厩舎アスクワイルドモア 牡 黒鹿毛 2019.2.23生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・廣崎利洋HD(株) 栗東・藤原 英昭厩舎

ドライスタウト(2019.3.21)、セキフウ(2019.4.17)、コンシリエーレ(2019.4.7)、コンバスチョン(2019.5.12)、リメイク(2019.4.18)、デリカダ(2019.4.16)、クラウンプライド(2019.5.4)、ブリッツファング(2019.5.11)。そして今回紹介したハセドンとハピも加わって多士済々の布陣。一堂に会する機会があるかどうかですが、豊かな才能の競演を見てみたいものです(^^)

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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