第63回東京大賞典(GI)の勝ち馬

コパノリッキー 牡 栗毛 2010.3.24生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・小林祥晃氏 栗東・村山明厩舎

コパノリッキー(2010.3.24)の4代血統表
ゴールドアリュール
栗毛 1999.3.3
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ニキーヤ
鹿毛 1993.4.4
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Reluctant Guest
鹿毛 1986.2.21
Hostage 1979.2.13
Vaguely Royal 1974.3.7
コパノニキータ
栗毛 2001.4.26
仔受胎時活性値:2.00

ティンバーカントリー
栗毛 1992.4.14
種付け時活性値:0.00
★Woodman
栗毛 1983.2.17
Mr. Prospector 1970.1.28
プレイメイト 1975.4.12
Fall Aspen
栗毛 1976.3.9
Pretense 1963.4.19
Change Water 1969.4.7
ニホンピロローズ
栗毛 1996.5.22
仔受胎時活性値:1.00
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.00
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ウェディングブーケ
鹿毛 1990.5.13
仔受胎時活性値:1.25
リアルシヤダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:0.50
アリーウイン
栗毛 1984.4.18
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

コパノリッキー(2010.3.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゴールドアリュール
(Halo系)
★ティンバーカントリー
(Mr. Prospector系)
トニービン
(ゼダーン系)
リアルシヤダイ
(Roberto系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トニービン
(ニホンピロローズ)
5.50

サンライズペガサスと同牝系
(No.1-o)

3番仔
(3連産目)

*

第63回東京大賞典(GI。大井ダート2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 コパノリッキー 牡7 57 田辺裕信 2:04.2    37.1 539
[-7]
村山明 3
2 3 サウンドトゥルー せん7 57 大野拓弥 2:04.8 3 36.5 479
[+1]
高木登 2
3 12 ケイティブレイブ 牡4 57 福永祐一 2:05.3 2.1/2 38.0 511
[-1]
目野哲也 1
4 5 アポロケンタッキー 牡5 57 内田博幸 2:05.5 1.1/4 37.0 572
[+9]
山内研二 6
5 15 ロンドンタウン 牡4 57 岩田康誠 2:05.6 1/2 37.9 512
[-6]
牧田和弥 8

2017年の第63回東京大賞典。日本の国際GIのオーラスは、有馬記念(GI)でもなく、ホープフルS(GI)でもなく、東京大賞典。今年2017年の主役は、逃げて受けて立つ競馬を見せた3番人気のコパノリッキーと田辺裕信騎手。道中は2番手に付けた1番人気のケイティブレイブ(2013.5.11)と福永祐一騎手からのプレッシャーもありましたが、「さもありなん」とばかりに直線ではリードを広げ、最後に追い込んで来た2番人気のサウンドトゥルー(2010.5.15)と大野拓弥騎手に、3馬身差を着けての快勝でした。

2017年12月末のトレンドは「引退レースを制して種牡馬入り」だったのでしょう。第12回阪神C(GII)のイスラボニータ(2011.5.21)、第62回有馬記念のキタサンブラック(2012.3.10)、そして第63回東京大賞典のコパノリッキー。いずれ違わぬ強者たち、最後の最後まで兵(つわもの)ぶりを見せてくれました。そしてまた、キタサンブラックとコパノリッキーは、共に故郷をヤナガワ牧場としています。恐るべしは日高のヤナガワ牧場。

コパノリッキーのGI初勝利は、田辺裕信騎手と16頭立て16番人気で挑んだ2014年の31回フェブラリーS(GI)。それから積み重ねて、ジーワン11勝目が引退レースとなった2017年の第63回東京大賞典。ジーワン勝利は7枠13番のオレンジ帽子で始まり、7枠13番のオレンジ帽子で終わるという結末でした。そうして、ホッコータルマエ(2009.5.26)と並んでいた国内ジーワン勝利数について単独で1位となり、有終の美と相成りました。そんなコパノリッキーのジーワン11勝の内訳を確認しておきます。

コパノリッキーのジーワン11勝の内訳
No. レース名 競馬場・距離 備考
1 2014 フェブラリーS 東京・ダート1600m 16頭立て16番人気による勝利
2 2014 かしわ記念 船橋・ダート1600m
3 2014 JBCクラシック 盛岡・ダート2000m 勝ち時計2分0秒8(レコード)
4 2015 フェブラリーS 東京・ダート1600m 2連覇
5 2015 JBCクラシック 大井・ダート2000m 2連覇
6 2016 かしわ記念 船橋・ダート1600m 出走機会2連覇
7 2016 帝王賞 大井・ダート2000m 5番人気も快勝
8 2016 マイルチャンピオンシップ南部杯 盛岡・ダート1600m 勝ち時計1分33秒5(レコード)
9 2017 かしわ記念 船橋・ダート1600m 出走機会3連覇
10 2017 マイルチャンピオンシップ南部杯 盛岡・ダート1600m 2連覇
11 2017 東京大賞典 大井・ダート2000m 4度目の挑戦で戴冠

コパノリッキーほどの名馬を以てしても、なかなか成し得なかった東京大賞典の勝利。2014年の第60回2着、2015年の第61回4着、2016年の第62回5着と辛酸を嘗めた後の「4度目の正直」。引退の花道を飾ったのは、サスガに千両役者というところでした。

コパノリッキー、鮮やかな栗毛の馬体、黒のメンコに金色の刺繍で「Copano Rickey」、そして「黄、赤一本輪、黄袖」の勝負服。華やかに砂上を駆けたコパノリッキー、世代重ねて、仔どもたちの活躍も期待しています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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