Blackbeard(2020.2.6)-第157回ミドルパークS(英GI)の勝ち馬-

Result

Blackbeard(ブラックベアード) 牡 鹿毛 2020.2.6生 愛国・Newstead Breeding生産 馬主・D Smith,Mrs J Magnier,M Tabor,Westerberg 愛国・A P O’Brien厩舎

Blackbeard(2020.2.6)の4代血統表

No Nay Never
黒鹿毛 2011.3.1
種付け時活性値:0.00【8】
Scat Daddy
黒鹿毛 2004.5.11
ヨハネスブルグ
鹿毛 1999.2.23
ヘネシー 1993.3.25
Myth 1993.2.26
Love Style
栗毛 1999.3.22
Mr. Prospector 1970.1.28
Likeable Style 1990.1.30
Cat’s Eye Witness
鹿毛 2003.5.27
Elusive Quality
鹿毛 1993.1.27
★Gone West 1984.3.10
Touch of Greatness 1986.4.30
Comical Cat
鹿毛 1985.3.29
Exceller 1973.5.12
Six Months Long 1976.4.29
Muirin
鹿毛 2015.4.6
仔受胎時活性値:1.00【4】
Born To Sea
鹿毛 2009.3.2
種付け時活性値:1.25【5】
Invincible Spirit
鹿毛 1997.2.17
Green Desert 1983.4.16
Rafha 1987.2.19
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Girouette
黒鹿毛 2005.4.26
仔受胎時活性値:0.25【9】
Pivotal
栗毛 1993.1.19
種付け時活性値:0.75【11】
Polar Falcon 1987.6.1
Fearless Revival 1987.3.3
Vassiana
鹿毛 1999.3.20
仔受胎時活性値:1.25【5】
Anabaa
鹿毛 1992.3.13
種付け時活性値:1.50【6】
Vassia
黒鹿毛 1994.3.8
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5×5、Danzig5×5>

Blackbeard(2020.2.6)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★No Nay Never
(Storm Cat系)
Born To Sea
(Danzig系)
Pivotal
(Nureyev系)
Anabaa
(Danzig系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Anabaa
(Northern Dancer)
3.50
(【4】+【9】+【5】+【4】)
祖母が愛GIII勝ち馬
(No. 25)
初仔

*

2022年の第152回モルニー賞(仏GI。ドーヴィル芝1200m)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Blackbeard 牡2 57 Ryan Moore 1:09.91 A P O’Brien 2
2 1 Persian Force 牡2 57 Frankie Dettori 1/2 Richard Hannon 1
3 3 The Antarctic 牡2 57 Ioritz Mendizabal 1 1/2 A P O’Brien 4
4 5 Manhattan Jungle 牝2 55.5 Tony Piccone 2 Amy Murphy 5
5 2 The Ridler 牡2 57 Christophe Soumillon 2 1/2 Richard Fahey 3

*

2022年の第157回ミドルパークS(英GI。ニューマーケット芝6F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 1 Blackbeard 牡2 58.1 Ryan Moore 1:12.02 A P O’Brien 2
2 7 The Antarctic 牡2 58.1 Tom Marquand 2 A P O’Brien 6
3 6 Persian Force 牡2 58.1 Rossa Ryan 1 1/4 Richard Hannon 4
4 3 Mischief Magic 牡2 58.1 William Buick 3/4 Charlie Appleby 2
5 2 Marshman 牡2 58.1 Clifford Lee 1 K R Burke 1
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仏国伝来の2歳戦であるモルニー賞と英国伝来の2歳戦であるミドルパークSを連勝して2022年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されたBlackbeard。モルニー賞は父No Nay Neverも2013年の第143回を制しており父仔2代制覇となりました。

2歳戦での仕上がりの良さでも知られるNo Nay Never産駒、Blackbeardもご多分に漏れず4月のダンドーク・オールウェザー5ハロン1着、5月のカラ芝5ハロンのファーストフライヤーS(愛L)1着、カラ芝6ハロンのマーブルヒルS(愛GIII)と早期のデビュー以来3連勝。6月のロイヤルアスコット開催で芝6ハロンのコヴェントリーS(英GII)を1番人気4着、カラ芝6ハロンのレイルウェイS(愛GII)を1番人気2着と6月の2戦は人気を裏切ったものの、英愛圏を抜け出した7月のシャンティイ芝1200mのロベールパパン賞(仏GII)でステーブルメイトのThe Antarctic(2020.2.7)に3馬身差を着け、かつトラックレコードで快勝。「ならば」と臨もうとした地元のフェニックスS(愛GI)でしたが、海外のWEBサイトによると「Non Runner (allergy)」ということで出走取消。そのフェニックスSを制したのは同じNo Nay Never産駒でステーブルメイトのLittle Big Bear(2020.1.15)。

Little Big Bear(2020.1.15)-第121回フェニックスS(愛GI)の勝ち馬-
Little Big Bear(リトルビッグベア) 牡 鹿毛 2020.1.15生 愛国・Camas Park Stud & Summerhill生産 馬主・D Smith,Mrs J Magnier,M Tabor,Westerberg 愛国・A P O'Brien厩舎

フェニックスSにおけるLittle Big Bearのパフォーマンスは出色でしたが、Blackbeardが出走していたら、果たしてどうなっていたでしょうか。ともあれ、頓挫はあったもののすぐに復帰を果たしたBlackbeard、フェニックスSから15日後のモルニー賞で再び渡仏すると1番人気のPersian Force(2020.4.10)に半馬身差を着けてGI初制覇。そうして9月のミドルパークSでステーブルメイトのThe Antarcticに2馬身差を着けてのGI連勝。見ればモルニー賞もミドルパークSも結局Blackbeard、The Antarctic、Persian Forceの3頭での上位決着ですね。そうして4月から9月までの半年で8戦6勝、2着1回、英仏愛でグループレース4勝の活躍を見せたBlackbeard、文句なしで全欧の2歳牡馬王者に輝きました。しっかし、バリードイルは早期覚醒すると思われる血統馬は容赦なく走らせまくりますね^^;

ただ、好事魔多しというところで、Blackbeard。

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右膝故障により2歳10月を以て電撃引退。いや電撃の6ハロン戦を走りまくったからと言って、そない早くにターフを去らずとも。ともあれ、そこはクールモアの種牡馬戦略なのでしょうね。Blackbeard、スタッドフィーは25,000ユーロで愛国のクールモアスタッドにて2023年より供用されます。

Blackbeard | Stallions - Coolmore Ireland
Dual Gr.1-winning juvenile by No Nay Never

Blackbeard自身が果たせなかった3歳戦以降の出走。その未来の物語は仔どもたちに託されます。Blackbeard、西洋の若き種牡馬の世代交代に幸多かれと、東洋の空の下から祈っておきます。

  

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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