第145回ケンタッキーオークス(米GI)の勝ち馬-Serengeti Empress(2016.1.30)-

Result

Serengeti Empress(セレンゲティエンプレス) 牝 黒鹿毛 2016.1.30生 米国・Tri Eques Bloodstock, LLC生産 馬主・Joel Politi 米国・Thomas M. Amoss厩舎

Serengeti Empress(2016.1.30)の4代血統表
Alternation(USA)
黒鹿毛 2008.3.13
種付け時活性値:1.75
Distorted Humor
栗毛 1993.3.19
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
Mr. Prospector 1970.1.28
File 1976.4.30
Danzig’s Beauty
鹿毛 1987.3.7
Danzig 1977.2.12
Sweetest Chant 1978.5.11
Alternate
芦毛 1999.5.12
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Strike a Balance
芦毛 1983.6.1
Green Dancer 1972.4.14
Strike a Pose 1971.4.1
Havisham(USA)
黒鹿毛 2012.4.4
仔受胎時活性値:0.75

Bernardini(USA)
鹿毛 2003.3.23
種付け時活性値:0.00
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Cara Rafaela
芦毛 1993.3.30
Quiet American 1986.4.29
Oil Fable 1986.4.4
Love Dancing(ARG)
黒鹿毛 2004.9.17
仔受胎時活性値:1.625
Salt Lake(USA)
鹿毛 1989.3.12
種付け時活性値:1.625
Deputy Minister 1979.5.17
Take Lady Anne 1979.4.16
Le Midi(ARG)
鹿毛 1989.8.11
仔受胎時活性値:1.50
Fitzcarraldo(ARG)
鹿毛 1981
種付け時活性値:1.75
La Tempestad(ARG)
鹿毛 1977
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Seattle Slew3×4>

Serengeti Empress(2016.1.30)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Alternation
(Mr. Prospector系)
★Bernardini
(Seattle Slew系)
Salt Lake
(Deputy Minister系)
Fitzcarraldo
(Alycidon系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Alternation 4.625 祖母と曾祖母が亜G勝ち馬
(No. 16-e)
初仔

*

2019年の第145回ケンタッキーオークス(米GI。チャーチルダウンズ・ダート9F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 13 Serengeti Empress 牝3 54.9 Jose L Ortiz 1:50.17 Thomas Amoss 6
2 9 Liora 牝3 54.9 Channing Hill 1 3/4 Wayne Catalano 12
3 3 Lady Apple 牝3 54.9 Ricardo Santana Jr 5 1/2 Steven Asmussen 5
4 10 Champagne Anyone 牝3 54.9 Chris Landeros クビ Ian R Wilkes 4
5 4 Bellafina 牝3 54.9 Flavien Prat 1/2 Simon Callaghan 1

2019年の第145回ケンタッキーオークス。例年「バラを賭けた戦い」の前日に行われる「百合を賭けた戦い」。その第145回を制したのは、逃げてそのまま押し切った6番人気のSerengeti Empressとホセ・オルティス騎手。日本風に言うと単勝1.3倍の圧倒的1番人気に推された前走フェアグラウンズオークス(米GII)のドンジリ7着からの巻き返しでした。Serengeti Empress、グレードレースは2歳9月のポカホンタスS(米GII)、3歳2月のレイチェルアレクサンドラS(米GII)に続いて3勝目。鞍上のオルティス騎手、管理されるトーマス・M.アモス調教師は共にケンタッキーオークス初制覇。皆様、おめでとうございました。

さて、Serengeti Empressの最優性先祖と判断した父Alternationは、現役時代に19戦9勝、2着1回、3着1回で、その主な勝ち鞍にピーターパンS(米GII)、オークローンH(米GII)、ピムリコスペシャルS(米GIII)、レイザーバックH(米GIII)があります。ダートの8.5Fから9.5Fのグレードレース4勝を遂げたもののAlternation自身は届かなかったGI制覇、愛娘Serengeti Empressが見事に果たしてくれました。そんなAlternationについては、

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繋養先であるピンオークスタッドの記事がサスガに手厚いので、よろしければご参照ください。

閑話休題。Serengeti Empressの配合はSeattle Slew3×4のクロスですが、0の理論的には、父Alternationの母Alternateに対してSeattle Slewが24歳時交配のミニモの遺伝、母Havishamに対してBernardiniが8歳時交配のミニモの遺伝を与えており、綺麗に0化されています。上手い。余談となりますが、昨年2018年の第144回の勝ち馬であるMonomoy Girl(2015.3.26)も、Seattle Slew5×4とSeattle Slewのクロスを持つ馬です。また、Serengeti Empressは牝系が元々亜国で継承されており、曾祖母父に配されたFitzcarraldoがAlycidon(1945.3.15)系という渋さです。母方にAlycidon系を持つ亜国出身の北米での活躍馬と言えば、SS以降のエクリプス賞年度代表馬の記事で後に紹介するInvasor(2002.8.3)がいます。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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