第67回”キング・ジョージ”(英GI)の勝ち馬

Result

Enable 牝 鹿毛 2014.2.12生 英国・Juddmonte Farms Ltd生産 馬主・K Abdullah 英国・John Gosden厩舎

Enable(2014.2.12)の4代血統表
Nathaniel
鹿毛 2008.4.24
種付け時活性値:1.25
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Magnificient Style
黒鹿毛 1993.3.21
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Mia Karina
黒鹿毛 1983.3.21
Icecapade 1969.4.4
Basin 1972.2.29
Concentric
鹿毛 2004.4.3
仔受胎時活性値:0.25
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Apogee
鹿毛 1990.2.8
仔受胎時活性値:1.25
Shirley Heights
鹿毛 1975.3.1
種付け時活性値:1.50
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Bourbon Girl
鹿毛 1984.2.9
仔受胎時活性値:1.25
★イルドブルボン
黒鹿毛 1975.5.23
種付け時活性値:0.00
Fleet Girl
栗毛 1975.4.1
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Sadler’s Wells2×3、Nearctic4×5×5、Hail to Reason5×5>

Enable(2014.2.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Nathaniel
(Sadler’s Wells系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
Shirley Heights
(Mill Reef系)
★イルドブルボン
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sadler’s Wells
(Concentric)
4.75 従兄Flintshire
(No. 4-m)
5番仔?
(5連産目?)

*

第67回”キング・ジョージ”(英GI。アスコット芝12F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 Enable 牝3 54.0 Frankie Dettori 2:36.22 John Gosden 1
2 8 Ulysses 牡4 60.3 Jim Crowley 4 1/2 Sir Michael Stoute 5
3 3 Idaho 牡4 60.3 Seamie Heffernan 3/4 A P O’Brien 4
4 4 Highland Reel 牡5 60.3 Ryan Moore 4 A P O’Brien 2
5 1 Benbatl 牡3 55.3 Oisin Murphy 2 1/4 Saeed bin Suroor 6

2017年の第67回”キング・ジョージ”。10頭立てとなった真夏の欧州最強馬決定戦。防衛王者Highland Reel(2012.2.21)、第20回ドバイシーマクラシック(UAE・GI)の勝ち馬Jack Hobbs(2012.3.2)、前哨戦のハードウィックS(英GII)の勝ち馬にしてHighland Reelの全弟Idaho(2013.3.14)、第120回エクリプスS(英GI)の勝ち馬Ulysses(2013.3.20)、そして亜国からやって来た第129回カルロス・ペレグリーニ大賞(亜GI)の勝ち馬Sixties Song(2013.9.24)という牡馬たちを向こうに回して、日本風に言うと単勝2.3倍の1番人気に推された紅一点、3歳牝馬Enable。第123回愛オークス(GI)から中1週も何のその、終始先行2番手から抜け出すと、後はEnableとランフランコ・デットーリ騎手との世界。決勝点ではUlyssesとジム・クローリー騎手に4と2分の1馬身差を着けての圧勝でした。

Enable。3歳牝馬による”キング・ジョージ”制覇は、第23回のDahlia(1970.3.25)、第26回のPawneese(1973.4.5)、第64回のTaghrooda(2011.1.27)に続いて4頭目の快挙でした。3年前に達成したTaghroodaは、Enableと同じくジョン・ゴスデン調教師の管理馬でした。馬主のハーリド・ビン・アブドゥラー殿下は第36回のダンシングブレーヴ(1983.5.11)に続いて2回目、ゴスデン師は第61回のNathaniel-Enableの父-、前述のTaghroodaに続いて3回目、デットーリ騎手は第45回のラムタラ(1992.2.2)、第48回のSwain(1992.2.12)、第49回のDaylami(1994.4.20)、第54回のDoyen(2000.4.22)に続いて5回目の”キング・ジョージ”制覇となりました。

Enable。現在の欧州の選手権距離路線で最も強い馬なのではないかと思わせた、第239回英オークス(GI)、愛オークス、”キング・ジョージ”の、いずれも圧勝によるGI3連勝。父Nathaniel、祖父Galileoと父仔3代の”キング・ジョージ”制覇を遂げて向かう次の舞台はヨークシャーオークス(英GI)の模様。そうして秋には、第96回凱旋門賞(仏GI)へ。その凱旋門賞に日本から挑戦するサトノダイヤモンド(2013.1.30)にとっては強敵のEnableですが、強い馬の強い走りを見たいのもまた然り。

Enable、その走る姿を楽しみにしたい、スーパーフィリーです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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