ネオユニヴァース 牡 鹿毛 2000.5.21生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・瀬戸口勉厩舎
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 種付け時活性値:1.25【13】 |
★ Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 黒鹿毛 1958.4.18 |
Turn-to 1951 |
Nothirdchance 1948 | |||
Cosmah 鹿毛 1953.4.4 |
★Cosmic Bomb 1944 | ||
Almahmoud 1947.5.18 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 栗毛 1963.2.17 |
★Promised Land 1954.3.31 | |
Pretty Ways 1953.3.21 | |||
Mountain Flower 鹿毛 1964.3.23 |
Montparnasse 1956 | ||
Edelweiss 1959.2.15 | |||
ポインテッドパス 栗毛 1984.4.27 仔受胎時活性値:1.75【15】 |
Kris 栗毛 1976.3.23 種付け時活性値:1.75【7】 |
Sharpen Up 栗毛 1969.3.17 |
エタン 1961.3.14 |
Rocchetta 1961 | |||
Doubly Sure 鹿毛 1971.5.3 |
★Reliance 1962.4.11 | ||
Soft Angels 1963 | |||
Silken Way 栗毛 1973 仔受胎時活性値:0.50【10】 |
★Shantung 鹿毛 1956.1.25 種付け時活性値:0.00【16】 |
Sicambre 1948 | |
Barley Corn 1950 | |||
Boulevard 栗毛 1968.4.2 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
Pall Mall 栗毛 1955 種付け時活性値:1.00【12】 |
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Costa Sola 栗毛 1963 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
サンデーサイレンス (Halo系) |
Kris (エタン系) |
★Shantung (Sicambre系) |
Pall Mall (Fairway系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Kris | 4.25 |
半姉が仏GIII勝ち馬 (No. 1-l) |
10番仔 (3連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ネオユニヴァース | 牡3 | 57 | M.デムーロ | 2:01.2 | 34.3 |
488 [+4] |
瀬戸口勉 | 1 | |
2 | 6 | サクラプレジデント | 牡3 | 57 | 田中勝春 | 2:01.2 | アタマ | 34.3 |
486 [-2] |
小島太 | 2 |
3 | 14 | エイシンチャンプ | 牡3 | 57 | 福永祐一 | 2:01.8 | 3 1/2 | 35.1 |
484 [-2] |
瀬戸口勉 | 3 |
4 | 2 | ラントゥザフリーズ | 牡3 | 57 | 藤田伸二 | 2:01.9 | クビ | 35.1 |
484 [-4] |
山内研二 | 8 |
5 | 18 | ホシコマンダー | 牡3 | 57 | 四位洋文 | 2:02.0 | 3/4 | 34.4 |
428 [-12] |
増本豊 | 13 |
2003年の第63回皐月賞。年が明けてから白梅賞、きさらぎ賞(GIII)、スプリングS(GII)と3連勝を以て挑んだクラシック第一弾。1番人気に推されたネオユニヴァース、鞍上のミルコ・デムーロ騎手と共にJRAGI初制覇を遂げました。3角から4角、中団のラチ沿いを駆けていたネオユニヴァースとデムーロ騎手、直線を向いた際に出来た内から4頭目の空間、その1頭分の間隙を縫うようにして抜け出しました。最後は内のネオユニヴァースとデムーロ騎手、外のサクラプレジデント(2000.4.11)と田中勝春騎手の一騎打ち。その攻防を僅かにアタマ差制した、ネオユニヴァースとデムーロ騎手。ゴール後、田中騎手のアタマをポカリと叩いたデムーロ騎手の印象が残っている方も多いのではないでしょうか。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ネオユニヴァース | 牡3 | 57 | M.デムーロ | 2:28.5 | 35.3 |
486 [-2] |
瀬戸口勉 | 1 | |
2 | 3 | ゼンノロブロイ | 牡3 | 57 | 横山典弘 | 2:28.6 | 1/2 | 35.7 |
490 [+2] |
藤沢和雄 | 3 |
3 | 18 | ザッツザプレンティ | 牡3 | 57 | 安藤勝己 | 2:28.7 | 3/4 | 35.7 |
488 [-2] |
橋口弘次郎 | 7 |
4 | 16 | サイレントディール | 牡3 | 57 | 武豊 | 2:28.9 | 1 1/4 | 35.3 |
520 [+10] |
池江泰郎 | 4 |
5 | 12 | ゼンノジャンゴ | 牡3 | 57 | K.デザーモ | 2:29.4 | 3 | 36.0 |
478 [0] |
藤沢和雄 | 13 |
2003年の第70回東京優駿。折からの台風の影響で重馬場となった一戦。単勝2.6倍の1番人気に推されたネオユニヴァース。道中ほぼ一団の馬群の中で後方に構えたネオユニヴァースとデムーロ騎手、4角で内から上手くコーナリングすると、後は先に行っていたゼンノロブロイ(2000.3.27)と横山典弘騎手を目掛けるだけでした。馬場中央をグングンと伸びたネオユニヴァース、決勝点前でデムーロ騎手がガッツポーズをする余裕すら見せての二冠達成。春の牡馬クラシック二冠は、1997年のサニーブライアン(1994.4.23)以来、6年ぶり19頭目のことでした。そしてまた、鞍上のデムーロ騎手は史上初となる「外国人騎手による東京優駿制覇」と相成りました。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | ヒシミラクル | 牡4 | 58 | 角田晃一 | 2:12.0 | 36.0 |
454 [0] |
佐山優 | 6 | |
2 | 9 | ツルマルボーイ | 牡5 | 58 | 横山典弘 | 2:12.0 | クビ | 35.6 |
458 [0] |
橋口弘次郎 | 8 |
3 | 16 | タップダンスシチー | 牡6 | 58 | 佐藤哲三 | 2:12.2 | 1 1/2 | 37.0 |
500 [-2] |
佐々木晶三 | 4 |
4 | 6 | ネオユニヴァース | 牡3 | 53 | M.デムーロ | 2:12.3 | クビ | 36.1 |
490 [+4] |
瀬戸口勉 | 2 |
5 | 5 | シンボリクリスエス | 牡4 | 58 | K.デザーモ | 2:12.3 | クビ | 37.0 |
524 [-4] |
藤沢和雄 | 1 |
2003年の第44回宝塚記念。3歳牡馬二冠馬による、果敢な春のグランプリ挑戦。斤量5kg差を利しての戦いでもあり、前年の年度代表馬であるシンボリクリスエス(1999.1.21)に続く2番人気に推挙されましたが、そこは古馬勢もさるもの。第63回菊花賞(GI)、第127回天皇賞・春(GI)の勝ち馬ヒシミラクル(1999.3.31)が中距離でも強さを見せ、この宝塚記念時点ではGI勝ちは無かったものの、後にGI勝ち馬となるツルマルボーイ(1998.3.5)、タップダンスシチー(1997.3.16)に続く4着にネオユニヴァースでした。それでも勝ち馬からはコンマ3秒差、シンボリクリスエスには先着しているのですから、サスガの力量を見せました。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | ザッツザプレンティ | 牡3 | 57 | 安藤勝己 | 3:04.8 | 35.8 |
492 [0] |
橋口弘次郎 | 5 | |
2 | 2 | リンカーン | 牡3 | 57 | 横山典弘 | 3:04.9 | 3/4 | 35.0 |
466 [0] |
音無秀孝 | 4 |
3 | 17 | ネオユニヴァース | 牡3 | 57 | M.デムーロ | 3:05.0 | クビ | 35.6 |
492 [+2] |
瀬戸口勉 | 1 |
4 | 4 | ゼンノロブロイ | 牡3 | 57 | O.ペリエ | 3:05.3 | 2 | 35.6 |
494 [+2] |
藤沢和雄 | 2 |
5 | 18 | マッキーマックス | 牡3 | 57 | 藤田伸二 | 3:05.4 | 1/2 | 35.9 |
482 [-16] |
藤原英昭 | 8 |
2003年の第64回菊花賞。その前週の第8回秋華賞(GI)で、ネオユニヴァースと同じサンデーサイレンス産駒であるスティルインラブ(2000.5.2)が、3歳牝馬三冠を達成。ネオユニヴァース、特例で菊花賞の騎乗を認められたデムーロ騎手と共に臨んだこのレース。史上初となる「同一年同父による牡牝3歳三冠」が期待されましたが、わずかに届かず3着まで。このレースは、安藤勝己騎手(現・競馬評論家)のラスト4ハロンの仕掛け方が絶妙で、「キレないけれど、その分バテない」というザッツザプレンティ(2000.5.26)の特性を見事に活かした騎乗でした(参考WEB)。
*
ネオユニヴァースは優れた種牡馬となり、そしてまた種牡馬の父としても活躍を始めています。
直仔には
-
ロジユニヴァース(2006.3.11)
→東京優駿、弥生賞(当時JpnII)、ラジオNIKKEI杯2歳S(現ホープフルS、GI。当時JpnIII)、札幌2歳S(当時JpnIII)ほか -
アンライバルド(2006.4.13)
→皐月賞、スプリングS -
ヴィクトワールピサ(2007.3.31)
→ドバイワールドカップ(UAE・GI)、有馬記念(GI)、皐月賞、中山記念(GII)、弥生賞、ラジオNIKKEI杯2歳Sほか -
ネオリアリズム(2011.3.22)
→クイーンエリザベス2世カップ(香GI)、札幌記念(GII)、中山記念ほか
というGI勝ち馬4頭を始めとして多数の活躍馬がいます。
そしてまた直孫には
-
ジュエラー(2013.1.17)
→桜花賞(GI)ほか -
トウショウドラフタ(2013.3.6)
→ファルコンS(GIII)ほか -
ブレイブスマッシュ(2013.3.22)
→サウジアラビアロイヤルC(現GIII)ほか -
コウソクストレート(2014.2.27)
→ファルコンS
等がJRA重賞勝ち馬として活躍しています。近時、ブレイブスマッシュは豪州に移籍し、リステッドレースで豪州初勝利を収め、第1回ジ・エベレストで3着に入ったこともニュースとなりました(参考WEB1、参考WEB2)。
ネオユニヴァース、ヴィクトワールピサ、そしてジュエラーと父仔3代のGI勝ち馬。その背には、いずれもミルコ・デムーロ騎手。時は流れ、血は巡り、馬は人と共に駆けて行きます。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[ネオユニヴァース(2000.5.21)の主な競走成績]
- 東京優駿(GI)、皐月賞(GI)、産経大阪杯(GII)、スプリングS(GII)、きさらぎ賞(GIII)
- 菊花賞(GI)、神戸新聞杯(GII)
通算13戦7勝、3着3回。