エフフォーリア(2018.3.10)-第81回皐月賞(GI)の勝ち馬-

Result

エフフォーリア 牡 鹿毛 2018.3.10生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・鹿戸雄一厩舎

エフフォーリア(2018.3.10)の4代血統表
エピファネイア
鹿毛 2010.2.11
種付け時活性値:1.75【7】
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto 1969.3.16
Sharp Queen 1965.4.19
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian 1982.4.14
Tri Argo 1982.5.18
シーザリオ
青毛 2002.3.31
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
サンデーサイレンス 1986.3.25
キャンペンガール 1987.4.19
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
Sadler’s Wells 1981.4.11
Querida 1975.3.14
ケイティーズハート
鹿毛 2009.4.25
仔受胎時活性値:2.00【8】
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:1.75【7】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
ケイティーズファースト
鹿毛 1987.3.6
仔受胎時活性値:1.25【21】
Kris
栗毛 1976.3.23
種付け時活性値:0.50【10】
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Katies
黒鹿毛 1981.4.22
仔受胎時活性値:1.25【5】
ノノアルコ
鹿毛 1971.4.6
種付け時活性値:0.25【9】
Mortefontaine
鹿毛 1969.4.21
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、Hail to Reason5×5>

エフフォーリア(2018.3.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
エピファネイア
(Roberto系)
ハーツクライ
(サンデーサイレンス系)
Kris
(エタン系)
ノノアルコ
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
エピファネイア 5.25 大叔母ヒシアマゾン
(No. 7-f)
3番仔
(3連産目)

*

2021年の第81回皐月賞(GI。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 エフフォーリア 牡3 57 横山 武史 2:00.6   3-4-4-4 36.7 504
[-10]
鹿戸 雄一 2
2 13 タイトルホルダー 牡3 57 田辺 裕信 2:01.1 3 2-2-1-1 37.5 462
[-4]
栗田 徹 8
3 3 ステラヴェローチェ 牡3 57 吉田 隼人 2:01.1 クビ 13-10-10-8 36.7 500
[0]
須貝 尚介 6
4 1 アドマイヤハダル 牡3 57 C.ルメール 2:01.2 クビ 6-7-7-7 37.1 482
[-2]
大久保 龍志 3
5 6 ヨーホーレイク 牡3 57 岩田 望来 2:01.2 クビ 10-13-13-8 36.6 504
[-2]
友道 康夫 11

2021年の第81回皐月賞。エフフォーリア、4戦4勝。無敗で皐月賞を通過しました。私なぞが改めてお伝えするまでもなく、2021年4月のJRA・GIのトレンドは「無敗」だったのでしょう。大阪杯(GI)のレイパパレ(2017.1.28)、桜花賞(GI)のソダシ(2018.3.8)、そして皐月賞のエフフォーリア。ノーザンファーム生産の駿馬たちが負け無しで駆けました。

皐月賞の話題に戻りますと、無敗の皐月賞制覇は2019年の第79回のサートゥルナーリア(2016.3.21)、2020年の第80回のコントレイル(2017.4.1)に続いて、2021年のエフフォーリアで3年連続となり3頭共に皐月賞が4戦目でした。

第79回皐月賞(GI)の勝ち馬-サートゥルナーリア(2016.3.21)-
サートゥルナーリア 牡 黒鹿毛 2016.3.21生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎
第80回皐月賞(GI)の勝ち馬-コントレイル(2017.4.1)-
コントレイル 牡 青鹿毛 2017.4.1生 新冠・(株)ノースヒルズ生産 馬主・前田晋二氏 栗東・矢作芳人厩舎

そしてまたエフフォーリアの鞍上である横山武史騎手は5年目のGI初制覇が皐月賞と相成りました。ゴール後のガッツポーズを見て「あぁ、親子やなぁ」と思ったのですが、皐月賞における騎手の親子制覇は史上3例目。先例と共にお伝えしますと、、、

  1. 武邦彦&武豊
    →父・邦彦は第34回キタノカチドキ(1971.3.27)、子・豊は第53回ナリタタイシン(1990.6.10)、第60回エアシャカール(1997.2.26)、第65回ディープインパクト(2002.3.25)
  2. 福永洋一&福永祐一
    →父・洋一は第37回ハードバージ(1974.3.15)、子・祐一は第80回コントレイル(2017.4.1)
  3. 横山典弘&横山武史
    →父・典弘は第58回セイウンスカイ(1995.4.26)、子・武史は第80回エフフォーリア(2018.3.10)

いずれ違わぬ名手の系譜ですが、横山一家は「親子三代の八大競走制覇」でもあります。そう、武史騎手の祖父である横山富雄騎手もメジロタイヨウ(1964.5.22)、メジロムサシ(1967.2.22)、ニットウチドリ(1970.4.24)、ファイブホープ(1975.3.14)等で八大競走を制した名手だったのです。サラブレッドは血で走りますが、人間の血の為せる業も感じた第81回皐月賞でした。

血ということでは、弊サイトで最も読まれている「2021年のクラシック候補生(牡馬編)」でも傾向が見えますけれど、

2021年のクラシック候補生(牡馬編)
2021年のクラシック候補生(牡馬編)

2018年生まれ世代の牡馬は、0の理論的には「直父系が非サンデーサイレンス系」「サンデーサイレンスが0化」「サンデーサイレンスフリー」という馬たちが力上位であるところを見せています。ボスを決めるのがGIレースであるならば、次世代のハーレムで活きる血を持つ馬でないと、意味が無い。その観点からしても、最高のダービートライアルが畢竟皐月賞である限りにおいて、東京コース2戦2勝でもあるエフフォーリアは、次の大舞台も先頭で駆け抜ける可能性が高いでしょう。そうなると、中央競馬史上における東京優駿(GI)勝利騎手の最年少記録の更新が見られることになりますが、東京芝2400mにおわす競馬の神様は、果たして、どのようなドラマを用意しているのでしょうか。

競馬の祭典、第88回東京優駿は2021年5月30日の日曜日15時40分の発走。素晴らしい一戦になることを願うために、いつもと変わらず最後に祈ります。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。


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