グラティアス(2018.4.6)&ウインアグライア(2018.2.25)-2021年のクラシック候補生を確認する(No.13)-

Pedigree

グラティアス 牡 鹿毛 2018.4.6生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(株)スリーエイチレーシング 美浦・加藤征弘厩舎

グラティアス(2018.4.6)の4代血統表

ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:0.00【16】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビユーパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969.5.10
My Bupers 1967.6.1
マラコスタムブラダ(ARG)
鹿毛 2010.8.10
仔受胎時活性値:1.625【6.5】
Lizard Island(USA)
鹿毛 2005.4.15
種付け時活性値:1.125【4.5】
Danehill Dancer
鹿毛 1993.1.30
デインヒル 1986.3.26
Mira Adonde 1986.4.19
Add
鹿毛 1985.2.24
★Spectacular Bid 1976.2.17
Number 1979.5.5
Mapul Wells(ARG)
鹿毛 2002.10.29
仔受胎時活性値:1.75【7】
Poliglote(GB)
鹿毛 1992.4.19
種付け時活性値:0.375【9.5】
Sadler’s Wells 1981.4.11
Alexandrie 1980.2.17
Pulma(ARG)
鹿毛 1987.9.9
仔受胎時活性値:1.50【14】
★New Dandy(ARG)
鹿毛 1978.11.21
種付け時活性値:0.00【8】
Pulina(ARG)
鹿毛 1971.7.9
仔受胎時活性値:1.75【15】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

グラティアス(2018.4.6)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(サンデーサイレンス系)
Lizard Island
(デインヒル系)
Poliglote
(Sadler’s Wells系)
New Dandy
(Round Table系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lizard Island
(Special)
6.625 半姉レシステンシア
(No. 9-g)
3番仔?
(3連産目?)

*

2021年の第61回京成杯(GIII。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 グラティアス 牡3 56 C.ルメール 2:03.1 3-2-3-2 34.9 498
[+10]
加藤 征弘 1
2 1 タイムトゥヘヴン 牡3 56 M.デムーロ 2:03.5 2 1/2 1-1-1-1 35.6 472
[-4]
戸田 博文 2
3 6 テンバガー 牡3 56 戸崎 圭太 2:03.7 1 1/4 5-5-5-5 35.2 510
[+4]
藤岡 健一 6
4 5 ヴァイスメテオール 牡3 56 丸山 元気 2:03.7 クビ 3-4-3-2 35.5 502
[+4]
木村 哲也 4
5 10 プラチナトレジャー 牡3 56 田辺 裕信 2:03.9 1 1/4 9-8-9-9 35.0 474
[+2]
国枝 栄 5

2021年の第61回京成杯。皐月賞(GI)と同じ中山芝2000mで行われるGIII、2021年の一戦は1番人気に推された現役GI馬の半弟が1着、2番人気に推された桜花賞(GI)馬の息子が2着。かたやレシステンシア(2017.3.15)の弟グラティアス、こなたキストゥヘヴン(2003.4.25)の仔タイムトゥヘヴン(2018.2.3)。12頭立てを逃げたタイムトゥヘヴンが作り出したペースは3ハロン目に14秒0が刻まれるなど1000m通過が63秒7のスローペース。グラティアスは内ラチ沿いの2、3番手あたりを追走。4角先頭だったタイムトゥヘヴンが直線では馬場の三分どころを抜け出しに掛かると、内が開いたグラティアスは一目散にラチ沿いを駆けて伸びました。最後は脚色が勝ったグラティアス、決勝点ではタイムトゥヘヴンに2馬身半差を着けていました。グラティアス、2歳10月の東京芝1800mの新馬戦に続いて3歳1月の京成杯を連勝。半姉に続いて新馬から重賞勝ちのエリートコースに乗りました。そんなグラティアス、馬名意味は「感謝(ラテン語)」ということです。

グラティアスの近親の活躍馬は、上述の通り半姉にレシステンシア。2019年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)ファンタジーS(GIII)を制して、2020年は桜花賞2着、NHKマイルカップ(GI)2着。レシステンシア、2021年も短距離戦線を賑わしてくれるのでしょう。そしてまた母マラコスタムブラダは亜6勝でヒルベルトレレナ大賞(亜GI)、フアンショウ賞(亜GII)と亜国の活躍馬です。なお、自動翻訳に掛けると「マラコスタムブラダ(Malacostumbrada)」はスペイン語で「悪癖」という意味だそうです。

#「グラティアス」という馬名を聞いて「グラディウス」を思い浮かべてしまった私は、もうエエおっさんです^^;。ともあれ、スペイン語の「グラシアス」やイタリア語の「グラーツィエ(グラッチェ)」にも通ずる「グラティアス」ですね。

*

ウインアグライア 牝 鹿毛 2018.2.25生 新冠・コスモヴューファーム生産 馬主・(株)ウイン 美浦・和田雄二厩舎

ウインアグライア(2018.2.25)の4代血統表
マツリダゴッホ
鹿毛 2003.3.15
種付け時活性値:1.50【14】

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ペイパーレイン
栗毛 1991.3.23
Bel Bolide
栗毛 1978.2.5
Bold Bidder 1962.3.22
Lady Graustark 1969.3.19
フローラルマジック
黒鹿毛 1985.4.20
Affirmed 1975.2.21
Rare Lady 1974.2.20
ウインアルテミス
鹿毛 2013.3.14
仔受胎時活性値:1.00【4】
Arch
黒鹿毛 1995.1.31
種付け時活性値:0.25【17】
▲Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto 1969.3.16
Sharp Queen 1965.4.19
Aurora
鹿毛 1988.5.15
Danzig 1977.2.12
Althea 1981.5.20
Walker’s Gal
栗毛 2000.3.22
仔受胎時活性値:1.00【12】
★Woodman
栗毛 1983.2.17
種付け時活性値:0.00【16】
Mr. Prospector 1970.1.28
プレイメイト 1975.4.12
Korveya
栗毛 1982.5.26
仔受胎時活性値:0.25【17】
Riverman
鹿毛 1969.3.22
種付け時活性値:1.00【12】
Konafa
鹿毛 1973.4.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5、Never Bend5×5>

ウインアグライア(2018.2.25)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マツリダゴッホ
(サンデーサイレンス系)
Arch
(Roberto系)
★Woodman
(Mr. Prospector系)
Riverman
(Never Bend系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マツリダゴッホ
(ペイパーレイン)
4.25 or 2.25 大伯父ヘクタープロテクター
(No. 22-b)
初仔

*

2021年の若駒S(L。中京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 ウインアグライア 牝3 54 和田 竜二 2:03.8 2-2-3-3 37.4 462
[+4]
和田 雄二 5
2 6 ヴァリアメンテ 牡3 56 藤岡 佑介 2:03.8 クビ 7-7-7-7 36.7 460
[0]
中内田 充正 4
3 7 グロリアムンディ 牡3 56 福永 祐一 2:04.3 3 4-4-3-3 37.9 486
[+4]
大久保 龍志 1
4 5 タイセイドリーマー 牡3 56 坂井 瑠星 2:04.3 ハナ 2-2-2-2 38.1 486
[0]
矢作 芳人 6
5 3 レヴェッツァ 牡3 56 池添 謙一 2:04.6 1 3/4 4-4-3-5 37.9 464
[-10]
斉藤 崇史 3

2021年の若駒S。2歳6月の東京芝1600mの新馬戦で2018年生まれ世代の牝馬における最初のJRA勝ちを収め、続く8月の札幌芝1800mのコスモス賞(OP)も制してデビュー2連勝を果たしていたウインアグライア。オープン特別勝ち馬の実力が確かなものであったことを、牡牝混合の中京芝2000mのリステッドレースで改めて見せ付けました。7頭立ての一戦、雨中の重馬場を内ラチ沿いの先行策から懸命に脚を伸ばした紅一点のウインアグライア、決勝点では大外から飛んで来たヴァリアメンテ(2018.5.6)との際どい勝負となりましたが「クビ」だけ先んじていました。牝馬が若駒Sを制したのは1994年のエイシンセンネン(1991.5.2)、1996年のヒシナタリー(1993.2.16)に続いて史上3頭目。……むぅ、ヒシナタリーがフラワーC(GIII)、小倉記念(GIII)、ローズS(GII)、阪神牝馬特別(GII)と年間重賞4勝を遂げたのもの、もう四半世紀前ですか。そりゃ私も歳を取るはずです^^;。閑話休題。ウインアグライア、その馬名意味は「冠名+ギリシャ神話に登場する光の女神」ということ。また、ウインアグライアの鞍上を務めた和田竜二騎手は、昨年2020年の若駒Sをケヴィン(2017.1.26)で制されていますので「若駒S連覇」と相成りました。なお、ケヴィンが勝った若駒Sでクビ差2着だったのが、今年の活躍が期待されるアリストテレス(2017.4.8)でした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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