第25回NHKマイルカップ(GI)の勝ち馬-ラウダシオン(2017.2.2)-

Result

ラウダシオン 牡 鹿毛 2017.2.2生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 栗東・斉藤崇史厩舎

ラウダシオン(2017.2.2)の4代血統表

リアルインパクト
鹿毛 2008.5.14
種付け時活性値:0.00
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
トキオリアリティー
栗毛 1994.5.25
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
Hold Your Peace 1969.1.24
Suspicious Native 1972.4.1
What a Reality
栗毛 1978.3.27
In Reality 1964.3.1
What Will Be 1970.4.17
アンティフォナ
栗毛 2008.2.26
仔受胎時活性値:2.00
Songandaprayer
鹿毛 1998.3.23
種付け時活性値:0.25
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
Unbridled 1987.3.5
Trolley Song 1983.4.13
Alizea
鹿毛 1988.4.10
Premiership 1980.2.29
Fancy Medallion 1984.4.16
スナッチド
栗毛 2004.3.26
仔受胎時活性値:0.75
Cat Thief
栗毛 1996.1.30
種付け時活性値:1.75
Storm Cat 1983.2.27
Train Robbery 1987.2.12
Christmas Star
黒鹿毛 1994.5.7
仔受胎時活性値:0.25
Star de Naskra
黒鹿毛 1975.2.15
種付け時活性値:0.50
Carols Christmas
黒鹿毛 1977.4.10
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:なし>

ラウダシオン(2017.2.2)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リアルインパクト
(サンデーサイレンス系)
Songandaprayer
(Mr. Prospector系)
Cat Thief
(Storm Cat系)
Star de Naskra
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Cat Thief
(Swaps)
5.00 or 3.00 遡ればパイロと同牝系
(No. 8-d)
4番仔
(4連産目)

*

2020年の第25回NHKマイルカップ(GI。東京芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 11 ラウダシオン 牡3 57 M.デムーロ 1:32.5   2-2 34.4 494
[0]
斉藤 崇史 9
2 3 レシステンシア 牝3 55 C.ルメール 1:32.7 1 1/2 1-1 34.7 476
[-6]
松下 武士 1
3 6 ギルデッドミラー 牝3 55 福永 祐一 1:32.8 3/4 6-5 34.2 468
[0]
松永 幹夫 6
4 2 タイセイビジョン 牡3 57 石橋 脩 1:32.8 ハナ 3-3 34.5 468
[-6]
西村 真幸 2
5 14 ルフトシュトローム 牡3 57 D.レーン 1:33.0 1 1/4 15-14 34.0 482
[0]
堀 宣行 4

終わってみれば「デムルメで行った行った」。積極果敢、やはり「運命は勇者に微笑む」というところでしょうか。ミルコ・デムーロ騎手は昨年2019年の第24回に続いて、NHKマイルカップ史上初の騎手としての連覇達成。そしてラウダシオンは重賞初制覇をGIで飾り、父リアルインパクトにも種牡馬としての重賞&GI初勝利を贈りました。リアルインパクトが種牡馬ディープインパクトに牡馬産駒初のGI勝利をプレゼントしたのは東京芝1600mの安田記念(GI)でしたが、代を重ねて、東京芝1600mでまた再び牡馬産駒初のGI勝利のプレゼントと相成りました。

ラウダシオンの4代血統構成は「★リアルインパクト×Songandaprayer×Cat Thief×Star de Naskra」ですが、狭義の父系で見れば「ディープインパクト系×Unbridled’s Song系×Storm Cat系×Nasrullah系」というところです。2017年生まれ世代JRA重賞を制した牡馬を確認すると、

2020年のクラシック候補生(牡馬編)より
馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
[料の遺伝]
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
GI コントレイル
(2017.4.1)
[1-s]
3番仔
(3連産目)
[4.25]
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
★Unbridled’s Song
(Mr. Prospector系)
Tiznow
(Intent系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
GI ラウダシオン
(2017.2.2)
[8-d]
4番仔
(4連産目)
[5.00 or 3.00]
リアルインパクト
(サンデーサイレンス系)
Songandaprayer
(Mr. Prospector系)
Cat Thief
(Storm Cat系)
Star de Naskra
(Nasrullah系)
GII レッドベルジュール
(2017.4.6)
[3-o]
3番仔
(3連産目)
[4.50]
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
★Unbridled’s Song
(Mr. Prospector系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
★Phone Trick
(Nearctic系)

ディープインパクト直仔のコントレイルとレッドベルジュールは、Unbridled’s Songを母父に持ち、Storm Catを祖母父ないし曾祖母父に持ちます。1代経たリアルインパクトを父に持つラウダシオンは、Unbridled’s Songの仔を母父に持ち、Storm Catの仔を祖母父に持ちます。ディープインパクトとStorm Catの血の親和性は言わずもがなですが、Unbridled’s Songとの相性の良さも特筆されると思った、2017年生まれ世代の活躍馬たちです。

#2017年生まれ世代の牝馬ではリアアメリア(2017.2.21)が、父ディープインパクト、母父Unbridled’s Songの仔の組み合わせを持っていますが、Storm Catは持っていません。

*

たまたまではありますが、ラウダシオンを紹介した初出の記事

2020年のクラシック候補生を確認する(No.12)-ラウダシオン(2017.2.2)+デアリングタクト(2017.4.15)-
ラウダシオン 牡 鹿毛 2017.2.2生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 栗東・斉藤崇史厩舎デアリングタクト 牝 青鹿毛 2017.4.15生 日高・長谷川牧場生産 馬主・(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング 栗東・杉山晴紀厩舎

において、ラウダシオンとデアリングタクト(2017.4.15)、後のGI馬2頭を紹介することになりました。また、2頭の父リアルインパクト、エピファネイア(2010.2.11)については、種牡馬としての重賞初制覇がGIレースになったという共通点が生まれました。2017年生まれ世代が初年度となる種牡馬はキズナ(2010.3.5)、エピファネイア、リアルインパクトがそれぞれに好調な出足を見せており、「ポスト・ディープインパクト」時代の種牡馬争いもファンの楽しみのひとつですね(^^)

ランキング|JBISサーチ(JBIS-Search)

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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