Christmas Day(クリスマスデー。2023.2.22)-第247回英ダービー(GI)の勝ち馬-

Result

Christmas Day(クリスマスデー) 牡 鹿毛 2023.2.22生 愛国・Framont Ltd生産 馬主・Magnier,Tabor,Smith,Westerberg,Brant 愛国・A P O’Brien厩舎

Christmas Day(2023.2.22)の4代血統表
Camelot
鹿毛 2009.3.5
種付け時活性値:1.25【13】
Montjeu
鹿毛 1996.4.4
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Floripedes
鹿毛 1985.5.11
★Top Ville 1976.4.5
Toute Cy 1979.5.4
Tarfah
鹿毛 2001.2.26
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Fickle
鹿毛 1996.3.30
デインヒル 1986.3.26
Fade 1988.4.11
Beauly
栗毛 2013.3.9
仔受胎時活性値:0.25【9】
Sea The Stars
鹿毛 2006.4.6
種付け時活性値:1.50【6】
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert 1983.4.16
Park Appeal 1982.4.9
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Pickle
黒鹿毛 2001.2.15
仔受胎時活性値:0.75【11】
Piccolo
鹿毛 1991.5.8
種付け時活性値:0.25【9】
ウォーニング 1985.4.13
Woodwind 1973.3.15
Crackle
芦毛 1996.3.21
仔受胎時活性値:1.00【4】
★Anshan
栗毛 1987.2.19
種付け時活性値:0.00【8】
Crackling
芦毛 1989.4.23
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Danzig5×5>

Christmas Day(2023.2.22)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Camelot
(Sadler’s Wells系)
Sea The Stars
(Danzig系)
Piccolo
(Intent系)
★Anshan
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sea The Stars
(Beauly)
3.50
(【9】+【11】+【4】+【6】)
半兄が米GIII3勝馬
(No. 14-c)
4番仔?
(3連産目?)

*

2026年の第247回英ダービー(GI。エプソムダウンズ芝12F6y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 8 Christmas Day 牡3 58.1 Ronan Whelan 2:43.75 A P O’Brien 3
2 11 Maltese Cross 牡3 58.1 Tom Marquand 2 3/4 William Haggas 6
3 10 James J Braddock 牡3 58.1 Dylan Browne McMonagle 2 1/2 Joseph Patrick O’Brien 4
4 6 Bay of Brilliance 牡3 58.1 Hector Crouch 2 Ralph Beckett 4
5 2 Alderman 牡3 58.1 Pat Dobbs 短アタマ Richard Hannon 12
英ダービー、クリスマスデーが快勝でA.オブライエン師は通算12勝目 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
第247回英ダービー(3歳、セン馬不可、芝12ハロン)が現地6日にエプソム競馬場で行われ、R.ウィーラン騎乗の3番人気クリスマスデーが道中2番手キープから直線で馬場の中央に切り替えると、好位の後ろか

2026年の第247回英ダービー。エプソムダウンズ競馬場の芝12ハロン6ヤードというクラシックの舞台に集った3歳牡馬は14頭。雨がそぼ降るsoft発表の馬場の中でゲートが開くと、エイダン・パトリック・オブライエン厩舎のペースメーカー役であるAction(2023.5.3)がハナを切り、同じ桶の飼葉を喰むChristmas Dayがすぐ背後の2番手。一方、ライアン・ムーア騎手が乗るステーブルメイトのBenvenuto Cellini(2023.4.17)は、スタート直前にゲート内で後肢をぶつけるようなアクシデントがあり出遅れて後方からの苦しい競馬。レースは馬場が悪化しスタミナを要するコンディションの中、Actionが淀みないペースで馬群を引っ張りました。エプソムダウンズ特有の下り坂からタッテナムコーナーを回り、3.5ハロンのホームストレッチへ。直線入り口で各馬が大きく横に広がる中、逃げたActionを交わして先頭に立ったのは、道中2番手で完璧に折り合っていたローナン・ウィーラン騎手騎乗のChristmas Day。馬場の真ん中から抜け出したChristmas Dayに対し、外からMaltese Cross(2023.4.1)、James J Braddock(2023.2.5)が懸命に追い上げたものの、道悪の持久力勝負においてChristmas Dayの脚色は全く衰えず。最終的に後続に2と4分の3馬身の差をつけてChristmas Day、見事な完勝で第247代英ダービー馬の栄冠に輝きました。

Christmas Dayと共に殊勲を立てたウィーラン騎手は英ダービー3度目の騎乗でダービージョッキーの栄誉に浴しました。現在33歳のウィーラン騎手、2012年の愛国見習い首位騎手に輝いてから14年、2025年からバリードイルに加入してから2年目で花開きました。そしてChristmas Dayを管理されるオブライエン師は「英ダービー史上初の4連覇(!)」を果たした調教師になられたと共に英ダービー12勝目(!!)、そして英国クラシック50勝目(!!!)を遂げられました。改めて英ダービー12勝の軌跡を辿りますと、

  1. Galileo(1998.3.30)
    →21世紀最初のワンダーホースは大種牡馬Sadler’s Wells産駒初の英ダービー馬。鞍上マイケル・キネーン騎手は英ダービー2勝目
  2. High Chaparral(1999.3.1)
    →私が最も好きなSadler’s Wells産駒。鞍上ジョニー・ムルタ騎手は英ダービー2勝目
  3. Camelot(2009.3.5)
    →英2000ギニー(GI)に続いて英ダービーを制したMontjeu(1996.4.4)産駒。鞍上ジョセフ・パトリック・オブライエン騎手は19歳で英ダービー初勝利
  4. Ruler of the World(2010.3.17)
    →今に続く黄金タッグであるオブライエン師とライアン・ムーア騎手のコンビによる初めての英ダービー勝利をもたらしたGalileo産駒
  5. Australia(2011.4.8)
    →「父Galileo×母Ouija Board」というエプソムダウンズ芝12ハロン6ヤードの申し子は、ジョセフ・パトリック・オブライエン騎手に英ダービー2勝目をプレゼント
  6. Wings of Eagles(2014.3.17)
    →パドレイグ・ペギー騎手に英ダービーを贈るために現れたかのようなPour Moi(2008.1.10)産駒
  7. Anthony Van Dyck(2016.5.19)
    →バリードイルのセカンドジョッキーとして長きに渡り活躍したシーミー・ヘファーナン騎手に英ダービーを贈ったGalileo産駒
  8. Serpentine(2017.3.20)
    →「蛇行する」という意味もある馬名とは裏腹に真っ直ぐに駆けてエメット・マクナマラ騎手に英ダービー初制覇と父Galileoに英ダービー最多勝種牡馬(5勝目)をプレゼント
  9. Auguste Rodin(2020.1.26)
    ディープインパクト(2002.3.25)のラストクロップ12頭の1頭がライアン・ムーア騎手に英ダービー3勝目をもたらしました
  10. City of Troy(2021.3.7)
    →米国三冠馬Justify(2015.3.28)が送り出した英ダービー馬。ライアン・ムーア騎手は英ダービー4勝目
  11. Lambourn(2022.4.24)
    →祖父Galileo、父Australiaに続く父仔3代の英ダービー制覇。ウェイン・ローダン騎手に英ダービー初勝利を贈りました
  12. Christmas Day(2023.2.22)
    →本稿の主役。父Camelotに続く父仔2代の英ダービー制覇を果たすと共にローナン・ウィーラン騎手に英ダービー初制覇をプレゼント

いずれ違わぬ優駿12頭。英ダービー12勝で9人の騎手に英ダービー勝ちをもたらしたということで、その時々の鞍上を見れば、必ずしも厩舎の1番馬が勝った訳ではないところに、バリードイル軍団の層の厚さを感じます。

*

今回の英ダービーに関しては、1番人気Benvenuto Celliniの「事後のNon-runner」が大きな話題にもなりました。全周走り切ったものの、発走時に左後脚がゲート内で引っかった由により、審議の結果「競走除外」となったのでした。現在の日本ならば、絶対に発生しない扱いですね^^;。そしてまた今回の英ダービーはチャールズ国王とカミラ王妃が現地観戦され、英ダービーの賞金総額が200万ポンドに引き上げられ、なおかつエプソムダウンズ競馬場の施設改善などもあり、ダービーデー当日の28557人は2022年以降の直近5年間では最も多い来場者数だったそうです。

そしてまた挿話的なエピソードとして、1964年に英ダービーを制したSanta Claus(1961)につながるエピソードが海外のWebサイトで紹介されていました。

Construction worker backs Epsom Derby winner thanks to ‘spooky’ time capsule tip
A construction manager backed Derby winner Christmas Day after a note found in a 1960s time capsule urged bets on a hors...

かいつまんでまとめておきますと、

1964年、Santa Clausが英ダービーを制した年に誰かが「P. Wright Paterson」と署名された手紙とSanta Clausの英ダービーの払戻金由来の硬貨をタイムカプセルに収めた。そこには「将来これを見つけた者は、Santa Clausにちなむ名前の英ダービー出走馬に賭けよ」という趣旨の言葉が残されていた。そして62年後の2026年。クリスタルパレス公園の再整備工事でそのカプセルが見つかった年、英ダービーの出走馬の中にChristmas Dayがいた。しかも、そのChristmas Dayは本当に英ダービーを勝ってしまった。

このタイムカプセルを見つけられた作業員であるルーマニア人のクラウチン・マリウス・ドリンさんは、名前のクラウチン(Craciun)がルーマニア語で「クリスマス」を意味するという出来すぎな感じのお話^^;。クラウチンさんからタイムカプセルを受け取った現場監督のジョシュ・スモールズさんは手紙の内容に沿ってChristmas Dayに20ポンド賭けられたそうな。

むぅ、サスガは247回の伝統を誇る英ダービー。エピソードに事欠きませんね\(^o^)/

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

サンタクロース
和名:サンタクロース 英名:Santa Claus 1961年生 牡 鹿毛 父:...
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