SS以降のエクリプス賞年度代表馬を辿る(其の拾弐)-Point Given(1998.3.27)-

Pedigree

Point Given(ポイントギヴン) 牡 栗毛 1998.3.27生 米国・The Thoroughbred Corp.生産 馬主・The Thoroughbred Corp. 米国・Bob Baffert厩舎

Point Given(1998.3.27)の4代血統表
サンダーガルチ
栗毛 1992.5.23
種付け時活性値:1.25
Gulch
鹿毛 1984.4.16
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Jameela
黒鹿毛 1976.3.15
Rambunctious 1960
Asbury Mary 1969.4.29
Line of Thunder
鹿毛 1987.5.27
★Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Shoot a Line
鹿毛 1977.4.2
High Line 1966
Death Ray 1959
Turko’s Turn
栗毛 1992.4.20
仔受胎時活性値:1.25
Turkoman
黒鹿毛 1982.4.11
種付け時活性値:0.25
Alydar
栗毛 1975.3.23
Raise a Native 1961.4.18
Sweet Tooth 1965.4.17
Taba(ARG)
鹿毛 1973
Table Play 1963.4.1
Filipina 1962
Turbo Launch
栗毛 1985.3.14
仔受胎時活性値:1.50
★Relaunch
芦毛 1976.3.16
種付け時活性値:0.00
In Reality 1964.3.1
Foggy Note 1965.3.20
David’s Tobin
栗毛 1972.3.25
仔受胎時活性値:1.00
▲Tobin Bronze(AUS)
栗毛 1962
種付け時活性値:0.125
Restless Love
鹿毛 1966.1.15
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Raise a Native4×4>

Point Given(1998.3.27)の0の理論的総括
母父祖母父曾祖母父
サンダーガルチ
(Mr. Prospector系)
Turkoman
(Raise a Native系)
Relaunch
(Intent系)
Tobin Bronze
(Prince Chevalier系)
形相の遺伝料の遺伝牝系母の何番仔?
サンダーガルチ
(Rambunctious)
5.00グラスエイコウオーと同牝系
(No. 2-n)
2番仔?
(2連産目?)

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2001年の第126回プリークネスS(米GI。ピムリコ・ダート9.5F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
111Point Given牡357.2Gary Stevens1:55.51Bob Baffert1
24A P Valentine牡357.2Victor Espinoza2 1/4Nicholas Zito5
35Congaree牡357.2J D BaileyクビBob Baffert3
410Dollar Bill牡357.2P Day1 1/4Dallas Stewart4
53Griffinite牡357.2Shaun Bridgmohan2 1/4Jennifer Leigh-Pedersen10

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2001年の第133回ベルモントS(米GI。ベルモントパーク・ダート12F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
19Point Given牡357.2Gary Stevens2:26.56Bob Baffert1
28A P Valentine牡357.2Victor Espinoza12 1/4Nicholas Zito3
35Monarchos牡357.2J F Chavez3/4John T Ward Jr2
43Dollar Bill牡357.2P Day1Dallas Stewart4
51Invisible Ink牡357.2John R Velazquez2 1/2Todd Pletcher5

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2001年の第132回トラヴァーズS(米GI。サラトガ・ダート10F)の結果(上位5頭)


馬名性齢
騎手走破時計
・着差
調教師
17Point Given牡357.2Gary Stevens2:01.40Bob Baffert1
26E Dubai牡357.2J D Bailey3 1/2Saeed bin Suroor2
38Dollar Bill牡357.2J F Chavez1 1/4Dallas Stewart4
41A P Valentine牡357.2John R Velazquez3/4Nicholas Zito3
53Free of Love牡357.2P Day2 1/4Richard Violette Jr7

*

2001年のエクリプス賞年度代表馬、Point Given。彼の初陣である2歳時のメイドン、2000年8月12日のデルマー・ダート5.5Fでは、実は武豊騎手が騎乗して11頭立て6番人気2着でした。デビューが生涯最低の人気だったPoint Given、その本領は3歳時の2001年に発揮され、サンタアニタダービー(米GI)、プリークネスS、ベルモントS、ハスケル招待H(米GI)、トラヴァーズSとGI5勝を遂げて、見事エクリプス賞年度代表馬に選出されました。

Point Givenは体高が17.1ハンド(約174cm)、馬体重が1285ポンド(約582kg)という超大型馬であり、ボブ・バファート調教師が彼に与えたニックネームは「The Big Red Train」若しくは「T-Rex」であったとか。前者はその巨漢と栗毛と走りぶりから、後者は時折見せる悪行から。また、幾多の名馬を育てられているバファート師にとって、Point GivenはベルモントS初制覇をプレゼントしてくれた馬。後に「21世紀初の米国三冠馬2頭を管理した調教師」となられるバファート師でしたが、シルバーチャーム(1994.2.22)Real Quiet(1995.3.7)という名馬2頭を以てしても阻まれたベルモントS勝利という壁を打ち破ってくれたのが、Point Givenでした。

その巨体と走りっぷりから種牡馬としても大いに期待されたPoint Givenでしたが、主だった活躍産駒を見てみますと、

  1. Coil(2008.4.5)
    →ハスケル招待S(米GI)、サンタアニタスプリントチャンピオンシップS(米GI) ほか
  2. Go Between(2003.4.19)
    →パシフィッククラシックS(米GI)ほか
  3. Point Ashley(2004.5.14)
    →デルマーデビュータントS(米GI)ほか
  4. Sealy Hill(2004.4.14)
    →2007年のソヴリン賞年度代表馬。ウッドバインオークス、バイソンシティS、ワンダーウェアSと、1999年に定められた加国の3歳牝馬三冠を最初に達成。2019年現在、加国の3歳牝馬三冠唯一の達成馬
  5. Points of Grace(2005.4.1)
    →2009年のソヴリン賞最優秀芝牝馬

と、若干寂しい種牡馬成績。それでも、数多くの仔を残しているのですから、母方からPoint Givenの名前を見つけることもあるでしょう。ブルードメアサイアーやサードメアサイアーとして、大物に影響を与えるかも知れません。サラブレッドの血は、父系だけではなく、母系からも生き残るものですから。

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[Point Given(1998.3.27)の主な競走成績]

  1. ベルモントS(米GI)、プリークネスS(米GI)、トラヴァーズS(米GI)、サンタアニタダービー(米GI)、ハスケル招待H(米GI)、ハリウッドフューチュリティ(米GI)、サンフェリペS(米GII)、ケンタッキーCジュヴェナイルS(米GIII)
  2. ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)、シャンペンS(米GI)

通算13戦9勝、2着3回。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

Point Given、お父さんのサンダーガルチがケンタッキーダービー(米GI)とプリークネスSの二冠馬ならば、Point GivenはプリークネスSとベルモントSの二冠馬。父仔で三冠レースをすべて制しました。

マイシンザン
マイシンザン

クラシック勝ち馬の「祖父に続け、父に続け」の3代目が大変なのは、洋の東西を問わず、やなぁ。