コラソンビート(2021.2.26)&カルチャーデイ(2021.5.17)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.14)-

Pedigree

コラソンビート 牝 栗毛 2021.2.26生 新冠町・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・加藤 士津八厩舎

コラソンビート(2021.2.26)の4代血統表
スワーヴリチャード
栗毛 2014.3.10
種付け時活性値:1.50【6】
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
ピラミマ
黒鹿毛 2005.5.1
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
Unbridled 1987.3.5
Trolley Song 1983.4.13
キャリアコレクション
鹿毛 1995.1.30
General Meeting 1988.4.3
River of Stars 1983.5.6
ルシェルドール
栗毛 2016.3.10
仔受胎時活性値:1.00【4】
オルフェーヴル
栗毛 2008.5.14
種付け時活性値:1.75【7】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
サンデーサイレンス 1986.3.25
ゴールデンサッシュ 1988.4.23
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
メジロマックイーン 1987.4.3
エレクトロアート 1986.3.29
マイネヒメル
栗毛 2009.2.22
仔受胎時活性値:1.50【6】
ロージズインメイ
青鹿毛 2000.2.9
種付け時活性値:0.00【8】
Devil His Due 1989.4.18
Tell a Secret 1977.4.25
コスモチェーロ
栗毛 2003.10.11
仔受胎時活性値:1.125【4.5】
Fusaichi Pegasus
鹿毛 1997.4.12
種付け時活性値:1.25【5】
Shorwon
栗毛 1983.11.11
仔受胎時活性値:0.75【19】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4>

コラソンビート(2021.2.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スワーヴリチャード
(サンデーサイレンス系)
オルフェーヴル
(サンデーサイレンス系)
ロージズインメイ
(Halo系)
Fusaichi Pegasus
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
オルフェーヴル
(ルシェルドール)
4.375
(【4】+【6】+【4.5】+【19】)
大叔母ウインマリリン
(No. 14-e)
初仔

*

2023年の第59回京王杯2歳S(GII。東京芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 コラソンビート 牝2 55 横山 武史 1:20.6 レコード 6-6 33.2 442
[+8]
加藤 士津八 1
2 2 ロジリオン 牡2 56 北村 宏司 1:20.7 クビ 8-8 33.0 474
[-2]
古賀 慎明 8
3 3 オーキッドロマンス 牡2 56 内田 博幸 1:20.7 ハナ 2-2 34.2 482
[0]
手塚 貴久 9
4 9 バンドシェル 牡2 56 菅原 明良 1:21.2 3 1/2 3-4 34.1 460
[+2]
西村 真幸 7
5 8 ミルテンベルク 牡2 56 J.モレイラ 1:21.3 アタマ 5-4 34.1 476
[+2]
武 英智 2
2023年の第59回京王杯2歳S(GII。東京芝1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 10.6 – 11.3 – 11.5 – 11.6 – 11.8 – 11.5
ラップの
累計タイム
12.3 – 22.9 – 34.2 – 45.7 – 57.3 – 1:09.1 – 1:20.6
上り 4F 46.4 – 3F 34.9

東京芝1400m、晴の良馬場、12頭立て。1番人気の紅一点コラソンビート、6月の東京芝1600mの未勝利戦、8月の新潟芝1400mのダリア賞(OP)、

ゼルトザーム(2021.2.18)&コラソンビート(2021.2.26)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.3)-
ゼルトザーム(2021.2.18)&コラソンビート(2021.2.26)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.3)-

そして11月の東京芝1400mの京王杯2歳Sと左回りで3連勝。スワーヴリチャード産駒初のJRA重賞制覇を遂げると共に、その勝ち時計1分20秒6は2歳コースレコードのオマケ付きでした。

コラソンビートのデビュー戦は6月の東京芝1600mの新馬戦であり、勝ち馬はボンドガール(2021.1.19)でコラソンビートは3と4分の3馬身差の3着。新馬戦を共に走った牝馬たちのうち6着までが勝ち上がり、ボンドガールがサウジアラビアロイヤルC(GIII)2着、チェルヴィニア(2021.2.3)がアルテミスS(GIII)勝ち、本稿の主役コラソンビート(2021.2.26)が京王杯2歳Sとダリア賞勝ち、キャットファイト(2021.4.4)がアスター賞をレコード勝ち。チェルヴィニアがアルテミスSを制した時に記した内容のほぼ再掲となりましたが、コラソンビートの初戦は改めてハイレベルなレースだったことを思わせます。

シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
ルシフェル(2021.4.8)&チェルヴィニア(2021.2.3)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.12)-
ルシフェル(2021.4.8)&チェルヴィニア(2021.2.3)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.12)-

コラソンビート。3連勝を以て向かう次の舞台は、暮れの2歳牝馬女王決定戦。父スワーヴリチャードにGI勝利を贈ることが出来ますでしょうか。愛娘コラソンビートの走りに注目したいと思います。

*

カルチャーデイ 牝 栗毛 2021.5.17生 新ひだか町・松田牧場生産 馬主・(株)MMSホールディングス 栗東・四位 洋文厩舎

カルチャーデイ(2021.5.17)の4代血統表
ファインニードル
鹿毛 2013.4.26
種付け時活性値:1.75【7】
アドマイヤムーン
鹿毛 2003.2.23
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
フォーティナイナー 1985.5.11
Broom Dance 1979.4.10
マイケイティーズ
黒鹿毛 1998.5.18
サンデーサイレンス 1986.3.25
ケイティーズファースト 1987.3.6
ニードルクラフト
栗毛 2002.4.23
★Mark of Esteem
鹿毛 1993.3.26
Darshaan 1981.4.18
Homage 1989.4.4
Sharp Point
栗毛 1992.3.24
ロイヤルアカデミーII 1987.2.21
Nice Point 1979.3.14
ラルティスタ
黒鹿毛 2007.4.6
仔受胎時活性値:1.25【13】
マイネルラヴ
青鹿毛 1995.3.8
種付け時活性値:0.75【11】
Seeking the Gold
鹿毛 1985.4.7
Mr. Prospector 1970.1.28
Con Game 1974.3.20
Heart of Joy
黒鹿毛 1987.3.1
リイフオー 1975.4.1
Mythographer 1977.4.13
セクシーココナッツ
栗毛 2001.2.15
仔受胎時活性値:1.25【5】
ダンスインザダーク
鹿毛 1993.6.5
種付け時活性値:1.75【7】
サンデーサイレンス 1986.3.25
ダンシングキイ 1983.5.21
ココパシオン
栗毛 1992.3.2
仔受胎時活性値:2.00【8】
グルームダンサー
鹿毛 1984.3.23
種付け時活性値:1.75【7】
ゲートドクール
鹿毛 1987.4.8
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス4×4、Mr. Prospector4×5、Nijinsky5×5>

カルチャーデイ(2021.5.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ファインニードル
(Mr. Prospector系)
マイネルラヴ
(Mr. Prospector系)
ダンスインザダーク
(サンデーサイレンス系)
グルームダンサー
(Blushing Groom系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ファインニードル 5.50
(【13】+【5】+【8】+【4】)
従姉ファインルージュ
(No. 4-r)
6番仔
(2連産目)

*

2023年の第28回KBS京都賞ファンタジーS(GIII。京都芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 6 カルチャーデイ 牝2 55 酒井 学 1:20.4 4-3 34.2 420
[+2]
四位 洋文 15
2 1 ドナベティ 牝2 55 坂井 瑠星 1:20.5 1/2 7-7 33.9 422
[-2]
矢作 芳人 9
3 11 シカゴスティング 牝2 55 鮫島 克駿 1:20.5 クビ 7-7 33.9 428
[0]
庄野 靖志 12
4 7 セントメモリーズ 牝2 55 石川 裕紀人 1:20.5 クビ 10-9 33.9 470
[-4]
斎藤 誠 1
5 4 ヒヒーン 牝2 55 吉田 隼人 1:20.7 1 1/4 10-11 33.9 466
[0]
須貝 尚介 10
2023年の第28回KBS京都賞ファンタジーS(GIII。京都芝1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.8 – 10.8 – 11.5 – 11.1 – 11.5 – 11.6 – 12.1
ラップの
累計タイム
11.8 – 22.6 – 34.1 – 45.2 – 56.7 – 1:08.3 – 1:20.4
上り 4F 46.3 – 3F 35.2

京都芝1400m、曇の良馬場、18頭立て。終わってみれば出走馬中3頭だけだった馬体重420kg台の馬たちによるワン・ツー・スリーフィニッシュ。2着のドナベティ(2021.3.10)はすずらん賞(OP)の勝ち馬であるにも関わらず9番人気、3着のシカゴスティング(2021.4.17)はフェニックス賞(OP)の勝ち馬にも関わらず12番人気と、2頭共に実力と実績に人気が伴っていなかったように思います。

セットアップ(2021.4.6)&ドナベティ(2021.3.10)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.7)-
セットアップ(2021.4.6)&ドナベティ(2021.3.10)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.7)-
シカゴスティング(2021.4.17)&ガイアメンテ(2021.4.5)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.4)-
シカゴスティング(2021.4.17)&ガイアメンテ(2021.4.5)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.4)-

そんな一戦を制したのは15番人気だったカルチャーデイ。その馬名意味は「自由と平和を愛し文化をすすめる」というカルチャーデイ、時折しも文化の日の翌日、2023年11月4日に行われた一戦でビックリの一撃。ただ、人気とは裏腹に、その勝ちっぷりは「単純に強い馬の勝ち方やな」という感を受けました。1000m通過56秒7の速い流れの道中は離れた4番手追走、京都芝Bコース外回りの直線398.7mを迎えた時には追いながら3番手に押し上げ、馬場中央を堂々と抜け出しました。決勝点、内からドナベティ、シカゴスティング、外から1番人気だったセントメモリーズ(2021.4.5)が迫りましたがコンマ1秒差まで。カルチャーデイ、9月の小倉芝1200mの新馬戦1着から挑んだ重賞を連勝、2戦2勝の無敗で2歳牝馬戦線に名乗りを上げました。

カルチャーデイのファンタジーS勝利は、その父ファインニードルの種牡馬としてのJRA重賞初制覇でした。2018年に史上5頭目となる「同一年の高松宮記念&スプリンターズSのJRAスプリントGI優勝」を果たしたファインニードル、現3歳の初年度産駒である2020年生まれ世代からジュニアC(L)勝ち馬クルゼイロドスル(2020.5.8)、カンナS(OP)の勝ち馬ウメムスビ(2020.4.21)と2頭のオープン勝ち馬を輩出しており、2年度産駒の2021年生まれ世代から重賞勝ち馬カルチャーデイが現れました。ファインニードルが古馬になってから良さを見せた馬ですので、仔どもたちも古馬になってからも楽しみにしたいものです。

第48回高松宮記念(GI)の勝ち馬
ファインニードル 牡 鹿毛 2013.4.26生 日高・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・高橋義忠厩舎 ファインニードル(2013.4.26)の4代血統表 アドマイヤムーン 鹿毛 2003.2.23 種付け時...
第52回スプリンターズS(GI)の勝ち馬-ファインニードル(2013.4.26)+α-
ファインニードル 牡 鹿毛 2013.4.26生 日高・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 栗東・高橋義忠厩舎 ラブカンプー 牝 黒鹿毛 2015.4.11生 日高・奥山博氏生産 馬主・増田陽一氏 栗東・森田直行厩舎

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#クルゼイロドスル。「南十字星(ポルトガル語)」という馬名意味からも気になっている馬です。「ファインニードル×★アルカセット×◆Darshaan×Sadler’s Wells」という組み合わせからも4歳以降に期待しています。

##「同一年の高松宮記念、スプリンターズSのJRAスプリントGI優勝」を果たしたのは、1996年のフラワーパーク(1992.5.8)、2001年のトロットスター(1996.5.11)、2009年のローレルゲレイロ(2004.5.3)、2013年のロードカナロア(2008.3.11)、そして2018年のファインニードルの5頭です。

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