サトノグランツ(2020.4.3)&パクスオトマニカ(2020.2.12)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.28)-

Pedigree

サトノグランツ 牡 鹿毛 2020.4.3生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・里見 治氏 栗東・友道 康夫厩舎

サトノグランツ(2020.4.3)の4代血統表
サトノダイヤモンド
鹿毛 2013.1.30
種付け時活性値:1.50【6】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
マルペンサ
鹿毛 2006.9.10
Orpen
鹿毛 1996.5.20
Lure 1989.5.14
Bonita Francita 1987.5.10
Marsella
黒鹿毛 1997.10.21
サザンヘイロー 1983.2.9
Riviere 1978
チェリーコレクト
鹿毛 2009.3.4
仔受胎時活性値:0.50【10】
Oratorio
鹿毛 2002.4.29
種付け時活性値:1.50【6】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Mahrah
鹿毛 1987.5.7
Vaguely Noble 1965.5.15
Montage 1981.5.6
Holy Moon
鹿毛 2000.4.25
仔受胎時活性値:2.00【8】
Hernando
鹿毛 1990.2.8
種付け時活性値:0.25【9】
Niniski 1976.2.15
Whakilyric 1984.2.17
Centinela
栗毛 1992.4.7
仔受胎時活性値:1.75【7】
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:0.75【11】
New Generation
鹿毛 1981.5.12
仔受胎時活性値:0.50【10】

<5代血統表内のクロス:Halo4×5(父方)、Danzig4×5、Nijinsky5×5(母方)>

サトノグランツ(2020.4.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サトノダイヤモンド
(サンデーサイレンス系)
Oratorio
(デインヒル系)
Hernando
(Nijinsky系)
Caerleon
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サトノダイヤモンド 4.75
(【10】+【8】+【7】+【10】)
半兄ワーケア
(No. 14-f)
6番仔
(6連産目)

*

2023年の第71回京都新聞杯(GII。京都芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 6 サトノグランツ 牡3 56 川田 将雅 2:14.1   5-5-6-5 33.3 494
[+4]
友道 康夫 1
2 7 ダノントルネード 牡3 56 西村 淳也 2:14.1 クビ 2-2-3-3 33.6 514
[-6]
中内田 充正 2
3 12 リビアングラス 牡3 56 鮫島 克駿 2:14.1 アタマ 1-1-1-1 33.9 488
[-6]
矢作 芳人 7
4 9 マキシ 牡3 56 松山 弘平 2:14.1 クビ 9-5-2-2 33.8 504
[+16]
辻野 泰之 4
5 2 マイネルラウレア 牡3 56 和田 竜二 2:14.2 クビ 5-5-8-8 33.2 502
[-8]
宮 徹 3
2023年の第71回京都新聞杯(GII。京都芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 11.7 – 13.2 – 13.5 – 12.6 – 12.2 – 12.4 – 11.8 – 11.3 – 11.2 – 11.4
ラップの
累計タイム
12.8 – 24.5 – 37.7 – 51.2 – 1:03.8 – 1:16.0 – 1:28.4 – 1:40.2 – 1:51.5 – 2:02.7 – 2:14.1
上り 4F 45.7 – 3F 33.9

京都芝2200m、小雨の良馬場、12頭立て。装い新たとなった京都競馬場に3年ぶりに戻ってきた東上最終便、3週間後の第90回東京優駿(GI)に出走を果たすための賞金加算を狙った馬たちの一戦。大外から逃げたリビアングラス(2020.2.20)の作り出した流れは最初の600m37秒7というゆったりとした入り。向こう正面では「辛抱たまらん」とばかりにマキシ(2020.3.2)がリビアングラスに並びかけて行きましたが、それでも1000m通過が1分3秒8というスローペース。そうなると新装でも変わらず淀の3角から4角、坂越えから下りに掛けて勢いを付けての直線差し脚合戦。逃げるリビアングラス、追うマキシ、2頭の間を割ってダノントルネード(2020.1.16)、そして3頭の外から伸びて来たのがサトノグランツ。京都芝Aコース外回りの直線403.7mをフルに用いた激戦の決勝点、4頭タイム差なしの「クビ」「アタマ」「クビ」の勝負を制したのはサトノグランツ。2022年12月の阪神芝1800mの未勝利戦、2023年3月の阪神芝2400mのゆきやなぎ賞、そして5月の京都芝2200mの京都新聞杯と3連勝を果たし、東京優駿への挑戦権を獲得しました。

サトノグランツは種牡馬サトノダイヤモンドの初年度産駒で血統登録された91頭の内の1頭であり、父に種牡馬としての重賞初勝利を贈りました。冠名「サトノ」の里見治オーナーにとっても、自身に初めてのGI制覇をプレゼントしてくれたサトノダイヤモンドの仔による重賞勝ちは、とても嬉しい出来事だったのではないでしょうか。2021年のセレクトセールサラブレッド1歳で税込1億1550万円という価格に負けない活躍を見せつつあるサトノグランツ、その馬名意味は「冠名+輝き(独)」ということです。

*

パクスオトマニカ 牡 鹿毛 2020.2.12生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・窪田 芳郎氏 美浦・久保田 貴士厩舎

パクスオトマニカ(2020.2.12)の4代血統表
ヴィクトワールピサ
黒鹿毛 2007.3.31
種付け時活性値:1.00【12】
ネオユニヴァース
鹿毛 2000.5.21
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ポインテッドパス
栗毛 1984.4.27
Kris 1976.3.23
Silken Way 1973
ホワイトウォーターアフェア
栗毛 1993.5.3
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr. Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Much Too Risky
栗毛 1982.2.8
Bustino 1971.4.14
Short Rations 1975.5.17
ディープラヴ
鹿毛 2011.2.16
仔受胎時活性値:2.00【8】

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00【8】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
シーズインクルーデッド
鹿毛 2004.3.11
仔受胎時活性値:1.50【6】
Include
鹿毛 1997.2.6
種付け時活性値:1.50【6】
Broad Brush 1983.4.16
Illeria 1987.3.23
Dancingonice
芦毛 1996.4.25
仔受胎時活性値:1.75【7】
★Robyn Dancer
芦毛 1987.5.4
種付け時活性値:0.00【8】
Coldallthetime
黒鹿毛 1986.4.20
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×3、Halo4×4×5、Busted5×5>

パクスオトマニカ(2020.2.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ヴィクトワールピサ
(サンデーサイレンス系)
ディープインパクト
(サンデーサイレンス系)
Include
(Himyar系)
★Robyn Dancer
(Mr. Prospector系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Include
(シーズインクルーデッド)
5.50
(【8】+【6】+【7】+【9】)
叔父にGIII勝ち馬2頭
(No. 8-g)
5番仔
(5連産目)

*

レース結果 JRA
2023年のプリンシパルS(L。東京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 パクスオトマニカ 牡3 56 田辺 裕信 2:01.2   1-1-1 33.6 476
[-4]
久保田 貴士 2
2 5 アヴニールドブリエ 牡3 56 D.レーン 2:01.3 1 4-4-2 33.6 510
[-6]
宮田 敬介 1
3 6 フォトンブルー 牡3 56 戸崎 圭太 2:01.5 1 5-5-7 33.4 520
[-4]
武 幸四郎 3
4 4 イケイケドンドン 牡3 56 大野 拓弥 2:01.7 1 1/4 6-6-5 33.7 458
[+2]
松山 将樹 5
5 1 ランプシー 牡3 56 横山 和生 2:02.0 1 3/4 2-2-5 34.1 458
[-6]
斎藤 誠 4
2023年のプリンシパルS(L。東京芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.2 – 12.3 – 11.9 – 12.1 – 12.9 – 12.8 – 12.4 – 11.2 – 11.1 – 11.3
ラップの
累計タイム
13.2 – 25.5 – 37.4 – 49.5 – 1:02.4 – 1:15.2 – 1:27.6 – 1:38.8 – 1:49.9 – 2:01.2
上り 4F 46.0 – 3F 33.6

東京芝2000m、晴の良馬場、7頭立て。東京優駿へのたった1枚の優先出走権を賭けて行われたダービートライアル。逃げたパクスオトマニカが作り出したペースは入りの600mが37秒4、1000m通過が1分2秒4というゆっくりした流れ。「これは前に行った馬の勝負」というのは各馬もちろん承知で、1番人気のアヴニールドブリエ(2020.2.27)-メジロドーベル(1994.5.6)の孫-も4角では外から番手に取り付いていました。東京芝の直線525.9mに入ってアヴニールドブリエが馬場真ん中から脚を伸ばそうとしましたけれど、「そうは問屋が卸さない」とばかりに逃げ込みを図ったのが内ラチ沿いのパクスオトマニカ。ラスト200mを切って田辺裕信騎手が左ムチを振るうと、差し迫る相手を尻目に鋭伸し決勝点では1馬身差。パクスオトマニカ、キレイに逃げ切って東京優駿への優先出走権を蹄中に収めたのでした。

重賞開催の裏の他場で好騎乗を決める田辺騎手の姿はよく目にしますけれど、このプリンシパルSは「ダービーに出走するんだ!!」という強い気概があったのではないでしょうか。今春は天皇賞・春(GI)におけるアスクビクターモア(2019.4.1)の乗り替わりや、皐月賞(GI)ベラジオオペラ(2020.4.7)への騎乗依頼があったと思ったら東京優駿では乗り替わりと、結果が伴わなかったところはあるにせよ「一概に田辺だけのせいか?」と思う部分もありました。そんな中で見せてくれた田辺騎手の「意地」に応えたパクスオトマニカ、その馬名意味は「オスマン帝国による平和。父名、母名より連想」とのこと。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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