アサクサキングス(2004.3.23)-タイム差なしの好勝負を辿る(No.15)-

Series

アサクサキングス 牡 鹿毛 2004.3.23生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・田原 慶子氏 栗東・大久保 龍志厩舎

アサクサキングス(2004.3.23)の4代血統表
ホワイトマズル
鹿毛 1990.3.21
種付け時活性値:1.25【13】
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966.4.1
Olmec 1966
Fair of the Furze
鹿毛 1982.6.15
Ela – Mana – Mou
鹿毛 1976.2.28
ピツトカーン 1971.3.20
Rose Bertin 1970
Autocratic
鹿毛 1974.4.22
Tyrant 1966.3.23
Flight Table 1965.2.13
クルーピアスター
栗毛 1996.5.7
仔受胎時活性値:1.75【7】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.25【9】
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
クルーピアレディー
栗毛 1983.3.20
仔受胎時活性値:1.00【12】
What Luck
黒鹿毛 1967.4.24
種付け時活性値:1.75【15】
Bold Ruler 1954.4.6
Irish Jay 1957.4.17
Question d’Argent
鹿毛 1977.1.27
仔受胎時活性値:1.25【5】
Tentam
黒鹿毛 1969.4.24
種付け時活性値:1.75【7】
Cold Reply
栗毛 1972.1.25
仔受胎時活性値:1.00【4】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Bold Ruler4×5>

アサクサキングス(2004.3.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ホワイトマズル
(Lyphard系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
What Luck
(Bold Ruler系)
Tentam
(Intent系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
What Luck
(クルーピアレディー)
5.00
(【7】+【12】+【5】+【4】)
伯父ジェニュイン
(No. 4-g)
2番仔
(2連産目)

*

ニコニコ動画
2007年の第47回きさらぎ賞(JpnIII。京都芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 アサクサキングス 牡3 56 武 幸四郎 1:48.8 1-1 35.0 488
[0]
大久保 龍志 3
2 3 ナムラマース 牡3 57 O.ペリエ 1:49.1 1 3/4 5-4 33.9 454
[+6]
福島 信晴 2
3 5 サムライタイガース 牡3 56 安藤 勝己 1:49.1 アタマ 2-2 34.2 518
[+2]
角居 勝彦 4
4 6 オーシャンエイプス 牡3 56 武 豊 1:49.4 1 3/4 3-2 34.4 482
[-4]
石坂 正 1
5 4 オーシャンクルーズ 牡3 56 本田 優 1:49.9 3 5-4 34.8 454
[-8]
昆 貢 6
2007年の第47回きさらぎ賞(京都芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 11.3 – 12.3 – 12.9 – 12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.4 – 12.3
ラップの
累計タイム
12.8 – 24.1 – 36.4 – 49.3 – 1:01.7 – 1:13.8 – 1:25.1 – 1:36.5 – 1:48.8
上り 4F 47.1 – 3F 35.0

*

2007年の第68回菊花賞(JpnI。京都芝3000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 10 アサクサキングス 牡3 57 四位 洋文 3:05.1 5-5-5-2 35.8 488
[+4]
大久保 龍志 4
2 12 アルナスライン 牡3 57 和田 竜二 3:05.1 アタマ 6-6-6-5 35.5 544
[+2]
松元 茂樹 6
3 4 ロックドゥカンブ 牡3 55 柴山 雄一 3:05.3 1 1/2 11-11-13-14 35.4 500
[-4]
堀 宣行 1
4 5 エーシンダードマン 牡3 57 角田 晃一 3:05.5 1 1/2 17-17-10-8 35.6 490
[+2]
大久保 龍志 12
5 16 ドリームジャーニー 牡3 57 武 豊 3:05.6 1/2 18-18-15-8 35.6 412
[-4]
池江 泰寿 2
2007年の第68回菊花賞(京都芝3000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9 – 11.7 – 11.7 – 12.8 – 11.6 –
11.9 – 13.4 – 12.6 – 12.9 – 12.8 –
12.6 – 12.0 – 11.6 – 11.9 – 12.7
ラップの
累計タイム
12.9 – 24.6 – 36.3 – 49.1 – 1:00.7 –
1:12.6 – 1:26.0 – 1:38.6 – 1:51.5 – 2:04.3 –
2:16.9 – 2:28.9 – 2:40.5 – 2:52.4 – 3:05.1
上り 4F 48.2 – 3F 36.2

アサクサキングス。終始先行5番手から、直線、いったんは外にヨレながら、アルナスライン(2004.2.18)の猛追を「アタマ」だけ振り切って見事に戴冠。きさらぎ賞を勝ち、東京優駿(JpnI)2着、そして菊花賞トライアル2着。その戦績から私の頭によぎったのは、ナリタトップロード(1996.4.4)でした。

年度代表馬の同期生を辿る(其の弐拾弐)-ナリタトップロード(1996.4.4)-
ナリタトップロード 牡 栗毛 1996.4.4生~2005.11.7没 門別町・佐々木牧場生産 馬主・山路 秀則氏 栗東・沖 芳夫厩舎

アサクサキングスが菊花賞を制した2007年当時、過去20年の菊花賞勝ち馬の4代血統構成を調べた際にも思いましたが、やはり、なんだ言いながら東京優駿2着馬は菊花賞で成績を上げています。という訳で、JRAがグレード制を施行した1984年以降、菊花賞を制した東京優駿2着馬を確認してみますと、

  1. レオダーバン(1988.4.25)
  2. ライスシャワー(1989.3.5)
  3. ビワハヤヒデ(1990.3.10)
  4. ダンスインザダーク(1993.6.5)
  5. ナリタトップロード(1996.4.4)
  6. エアシャカール(1997.2.26)
  7. アサクサキングス(2004.3.23)
  8. エピファネイア(2010.2.11)
  9. サトノダイヤモンド(2013.1.30)

レオダーバンが制した1991年はトウカイテイオー(1988.4.20)が骨折で戦線離脱していましたが、アサクサキングスが制した2007年の折は無事に競走が出来ていたにも関わらず東京優駿勝ち馬が不在でした。まま、牝馬のウオッカ(2004.4.4)でしたから、ね。そんなウオッカの主戦も務められていた四位洋文騎手、3歳秋からアサクサキングスの主戦を務められ、史上初めて同一年に違う馬で東京優駿と菊花賞を制した騎手となられました。

ウオッカ(2004.4.4)
ウオツカ 牝 黒鹿毛 2004.4.4生~2019.4.1没 静内・カントリー牧場生産 馬主・谷水雄三氏 栗東・角居勝彦厩舎

*

ニコニコ動画
2009年の第102回京都記念(GII。京都芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 9 アサクサキングス 牡5 58 四位 洋文 2:14.6 4-4-3-2 35.6 508
[+10]
大久保 龍志 3
2 11 サクラメガワンダー 牡6 57 福永 祐一 2:14.6 クビ 6-6-4-3 35.4 496
[+4]
友道 康夫 1
3 12 ヴィクトリー 牡5 58 川田 将雅 2:14.8 1 1-1-1-1 36.2 492
[+4]
音無 秀孝 9
4 7 カワカミプリンセス 牝6 55 横山 典弘 2:14.9 1/2 2-3-4-5 35.6 488
[0]
西浦 勝一 2
5 8 タスカータソルテ 牡5 58 M.デムーロ 2:15.5 3 1/2 12-12-12-12 35.3 464
[+4]
藤原 英昭 4
2009年の第102回京都記念(GII。京都芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 11.3 – 12.4 – 12.1 – 12.5 – 12.9 – 12.8 – 12.2 – 11.9 – 11.4 – 12.7
ラップの
累計タイム
12.4 – 23.7 – 36.1 – 48.2 – 1:00.7 – 1:13.6 – 1:26.4 – 1:38.6 – 1:50.5 – 2:01.9 – 2:14.6
上り 4F 48.2 – 3F 36.0

*

ニコニコ動画
2009年の第57回阪神大賞典(GII。阪神芝3000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 アサクサキングス 牡5 58 四位 洋文 3:13.2 6-7-6-2 38.3 508
[0]
大久保 龍志 2
2 8 ヒカルカザブエ 牡4 56 秋山 真一郎 3:13.2 ハナ 4-3-2-2 38.4 472
[-14]
岡田 稲男 6
3 11 ナムラクレセント 牡4 56 小牧 太 3:13.5 1 3/4 8-8-8-7 38.3 488
[+4]
福島 信晴 4
4 10 スクリーンヒーロー 牡5 59 横山 典弘 3:14.0 3 3-3-4-5 39.0 488
[0]
鹿戸 雄一 3
5 2 トウカイトリック 牡7 57 和田 竜二 3:14.1 クビ 8-9-9-8 38.6 452
[+8]
野中 賢二 8
2009年の第57回阪神大賞典(GII。阪神芝3000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.0 – 11.7 – 12.7 – 13.0 – 12.7 –
12.6 – 12.3 – 13.1 – 12.9 – 12.8 –
12.9 – 12.9 – 13.4 – 13.5 – 13.7
ラップの
累計タイム
13.0 – 24.7 – 37.4 – 50.4 – 1:03.1 –
1:15.7 – 1:28.0 – 1:41.1 – 1:54.0 – 2:06.8 –
2:19.7 – 2:32.6 – 2:46.0 – 2:59.5 – 3:13.2
上り 4F 53.5 – 3F 40.6

*

アサクサキングスは2007年の菊花賞を始め重賞4勝の活躍馬で、↑の2009年の阪神大賞典でも叫んでいるように思い出深い1頭です。アサクサキングスについては、伯父ジェニュイン(1992.4.28)ということと共に、母クルーピアスターが「ジェニュインの妹、アンカツさんとの相性が良かったなぁ」と思ったものでした。

ジェニュイン(1992.4.28)-濁音・半濁音にてGI馬を辿る(No.5)-
ジェニュイン 牡 青鹿毛 1992.4.28生~2015.1.19没 千歳・社台フアーム生産 馬主・(有)社台レースホース 美浦・松山 康久厩舎
クルーピアスター (Croupier Star) | 競走馬データ - netkeiba
クルーピアスター (Croupier Star)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

そこは苦しい時のnetkeiba.com頼みですけれど、クルーピアスターの全戦績を確認すれば[6-6-3-13]であり、安藤勝己騎手の騎乗に限れば[5-2-1-1]。クルーピアスターの現役時代はまだ笠松けいばの所属であった安藤騎手でしたが、クルーピアスター騎乗時の成績を改めて確認してみれば「それはアンカツさんの印象が強い訳やわ」というところですね^^;

そんなクルーピアスターは主に短距離で活躍し、ジェニュインは皐月賞(GI)を勝ちアサクサキングス同様に東京優駿2着もあるものの、マイルチャンピオンシップ(GI)勝ち。母方がマイル志向に見えたのか、アサクサキングスも3歳春はきさらぎ賞1着、皐月賞7着の後、NHKマイルカップ(JpnI)11着とマイルGIを挟んでの東京優駿2着でした。そうして東京優駿の1ヶ月に宝塚記念(GI)15着というローテーションだったのですが、これは「サスガは大久保流」というところでしょうか。まさしく父・大久保正陽調教師からイズムを受け継いだ子・大久保龍志調教師という感がありますね。

ともあれアサクサキングス、春の5戦の後、秋の神戸新聞杯(JpnII)でドリームジャーニー(2004.2.24)から半馬身差の2着として臨んだのがクラシック最終戦の菊花賞。1番人気は半年遅れの新国産であるもののセントライト記念(JpnII)まで4戦4勝だったロックドゥカンブ(2004.9.29)、2番人気はドリームジャーニー、3番人気は皐月賞馬ヴィクトリー(2004.4.3)、そして4番人気がアサクサキングス。結果は上述の通りですが、私、アサクサキングス本命の予想だったのに、アルナスラインを抜かしちゃったんですね(泣)。アルナスラインの前走京都大賞典(GII)3着時のコメントを引いておきますと、

3着アルナスライン(2004.2.18)。骨折休養明けで初の古馬相手の一戦が別定GII。これはよく頑張りました。今回は和田竜二騎手の騎乗でしたが、サスガに柴山雄一騎手が京成杯(現JpnIII)3着の後「どこの競馬場でも乗りに行きますから」と、松元茂樹調教師に懇願されただけはあります。ひと昔前の11月初頭の菊花賞(現JpnI)であれば別路線からの挑戦者ということで重いシルシを回したいところ。中1週で挑まれるかどうかが気になりますが、「妙味あり」とは思います。

別路線からの挑戦者が持つ闘志。

「妙味あり」って自分で書いているのに阿呆ですね(笑)。やはり、いつでも別路線からの挑戦者が持つ闘志は大切です。

*

アサクサキングスの重賞4勝をすべて記してみれば、菊花賞以降の3勝はいずれもタイム差なしの僅差を勝ち切っての勝利。その勝負強さ、「サスガに菊花賞馬!!」と思います。そんなアサクサキングス、現在は福岡馬事公苑にて乗馬として過ごしている模様。

鹿毛の流星、後二白が少年少女を背に駆ける様は優雅なもの。アサクサキングス、どうぞ健やかな余生を。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

[アサクサキングス(2004.3.23)の主な競走成績]

  1. 菊花賞(JpnI)、阪神大賞典(GII)、京都記念(GII)、きさらぎ賞(JpnIII)
  2. 東京優駿(JpnI)、神戸新聞杯(JpnII)
  3. 天皇賞・春(GI)、産経大阪杯(GII)

通算23戦6勝、2着2回、3着2回。

*

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ジェニュイン&クルーピアスター兄妹の流れから現れた菊花賞馬アサクサキングス。3歳春までは「母方からは距離が伸びてどうか」と、このサイトの管理人も思っていたらしいです。

マイシンザン
マイシンザン

ただ、東京優駿と神戸新聞杯を見て「この馬は距離が伸びてこそ」と、ホワイトマズルの血を思ったみたいやな。

ワイルドブラスター
ワイルドブラスター

ええ。そうして菊花賞は自信の本命だったみたいですけれど、2着抜けという。

マイシンザン
マイシンザン

ツメの甘さが管理人らしいな。