第4回ペガサスワールドカップ招待S(米GI)の勝ち馬-Mucho Gusto(2016.4.26)-

Result

Mucho Gusto(ムーチョグスト) 牡 栗毛 2016.4.26生 米国・Teneri Farm Inc. & Bernardo Alvarez Calderon生産 馬主・HRH Prince Faisal Bin Khaled 米国・Bob Baffert厩舎

Mucho Gusto(2016.4.26)の4代血統表
Mucho Macho Man
鹿毛 2008.6.15
種付け時活性値:1.75
Macho Uno
芦毛 1998.4.24
Holy Bull
芦毛 1991.1.24
Great Above 1972.1.19
Sharon Brown 1980.5.20
Primal Force
鹿毛 1987.4.27
Blushing Groom 1974.4.8
Prime Prospect 1978.3.20
Ponche de Leona
芦毛 1999.4.11
Ponche
芦毛 1989.4.9
Two Punch 1983.3.17
Street Ballet 1977.4.6
Perfect and Proud
鹿毛 1986.4.2
Nonparrell 1976.4.14
Proud Sal 1982.4.5
Itsagiantcauseway
栗毛 2007.1.31
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
種付け時活性値:0.25
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy 1985.2.18
イメンス 1979.3.17
Countervail
黒鹿毛 2001.2.13
仔受胎時活性値:1.25
Seeking the Gold
鹿毛 1985.4.7
種付け時活性値:1.75
Mr. Prospector 1970.1.28
Con Game 1974.3.20
Strike a Balance
芦毛 1983.6.1
仔受胎時活性値:0.25
Green Dancer
鹿毛 1972.4.14
種付け時活性値:0.50
Strike a Pose
芦毛 1971.4.1
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Blushing Groom4×5、Mr. Prospector5×5×4、Nijinsky5×5>

Mucho Gusto(2016.4.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Mucho Macho Man
(Rough’n Tumble系)
Giant’s Causeway
(Storm Cat系)
Seeking the Gold
(Mr. Prospector系)
Green Dancer
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mucho Macho Man 4.25 or 2.25 Higher Powerと同牝系
(No. A29)
3番仔?
(3連産目?)

*

2020年の第4回ペガサスワールドカップ招待S(米GI。ガルフストリームパーク・ダート9F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 10 Mucho Gusto 牡4 56.2 Irad Ortiz Jr 1:48.85 Bob Baffert 2
2 8 Mr Freeze 牡5 56.2 Luis Saez 4 1/2 Dale Romans 5
3 7 War Story せん8 56.2 Joel Rosario 3/4 Elizabeth L Dobles 7
4 3 Diamond Oops せん5 56.2 Julien R Leparoux 3/4 Patrick L Biancone 4
5 12 Bodexpress 牡4 56.2 Emisael Jaramillo 3/4 Gustavo Delgado 6

米国の年初を飾る高額賞金レース、ペガサスワールドカップ招待S。登録料制度の廃止により2020年の第4回は賞金総額300万ドルでの開催となりました。賞金総額の変遷は第1回1200万ドル、第2回1630万ドル、第3回900万ドル、そして第4回300万ドル。むぅ、第3回までが異常でしたか。ともあれ、来月2月29日には、サウジアラビアで、もっととんでもない賞金総額のレースが開催されますが^^;

総額20億円超のサウジカップ、芝レース3つを含む5レースを新設 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
サウジアラビアジョッキークラブは現地16日、来年2月29日の初開催が発表された総賞金2000万米ドル(約21億6000万円)のサウジカップ(ダート1800m)当日に、前座として芝レース3つを含む5レ

閑話休題。2020年の第4回ペガサスワールドカップ招待Sを制したのはMucho Gustoとイラッド・オルティス・ジュニア騎手。好発から道中は3~4番手で進むと、押しながら4角外側から豪快に進出。紅白の勝負服をまとった鞍上の鼓舞に応えて、栗毛馬が一目散に駆けました。そうして終わってみれば2着のMr Freeze(2015.3.9)に4馬身2分の1差を着けてMucho Gusto、見事にGレース5勝目を飾ると共に、初のGI勝利を蹄中に収めました。

では、以下にMucho Gustoの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。

Strike a Balance 1983.6.1 2勝
|Balancing Act 1989.4.18 2勝
||Eleusis 2001.3.25 6勝 ロングアイランドH(米GII)
|Peaks and Valleys 1992.5.1 9勝 メドウランズCH(米GI) モルソンエクスポートミリオン(加GI)ほか
|Equilibrate 1993.4.21 不出走
||Equality 1999.1.18 4勝 タンパベイダービー(米GIII)
||Equitable 2004.3.5 3勝 ユナイテッドネイションズS(米GI)3着
|Hopes and Fears 1996.5.13 不出走
||Cryptograph 2001.4.20 7勝 ウッドバインスロッツCH(加GIII) ダーラムカップH(加GIII)ほか
|Alternate 1999.5.12 6勝 モンマスブリーダーズCオークス(米GII)2着 デラウェアオークス(米GIII)2着 ビウィッチS(米GIII)2着ほか
||Alternation 2008.3.13 9勝 オークローンH(米GII) ピーターパンS(米GII) ピムリコスペシャルS(米GIII) レイザーバックH(米GIII)
||Interrupted 2011.3.19 5勝 フロリダオークス(米GIII)3着
||Higher Power 2015.4.13 パシフィッククラシックS(米GI)ほか
|Countervail 2001.2.13 0勝
||Itsagiantcauseway 2007.1.31 3勝
|||Mucho Gusto 2016.4.26 (本馬) ペガサスワールドカップ招待S(米GI) ロバートB.ルイスS(米GIII) アファームドS(米GIII) ラザロバレラS(米GIII) ボブホープS(米GIII)ほか
|Counterpoise 2002.4.20 2勝
||Tip Tap Tapizar 2014.2.2 2勝 サラトガスペシャルS(米GII)2着ほか

Mucho Gustoの牝系はアメリカンファミリーの29号族。今回のペガサスワールドカップ招待Sで1番人気だったHigher Powerも牝系図に見え、近親馬どうしで1番人気と2番人気を占めていたのでした。そのHigher Powerの半兄であるAlternationは、昨年2019年のケンタッキーオークス(米GI)馬であるSerengeti Empress(2016.1.30)の父です。また、Mucho Gustoから見れば大伯父のPeaks and Valleysは、1995年のソヴリン賞年度代表馬に選出されました。

種牡馬Mucho Macho Manの初年度産駒であり、初めてのGレース勝ち馬かつ初めてのGI勝ち産駒となったMucho Gusto。その馬名意味は西語で「はじめまして」ということ。父系を継承するのは、やはり初物なのでしょうか。気の早い話ですが、Mucho Gusto、米国伝来のHimyar(1875)系のサイアーラインを次代につなげて欲しいと願います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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