Senga 牝 鹿毛 2014.3.15生 米国・Flaxman Holdings Limited生産 馬主・Flaxman Stables Ireland Ltd 仏国・P Bary厩舎
Blame 鹿毛 2006.5.2 種付け時活性値:1.75 |
Arch 黒鹿毛 1995.1.31 |
Kris S. 黒鹿毛 1977.4.25 |
Roberto 1969.3.16 |
Sharp Queen 1965.4.19 | |||
Aurora 鹿毛 1988.5.15 |
Danzig 1977.2.12 | ||
Althea 1981.5.20 | |||
Liable 鹿毛 1995.5.10 |
Seeking the Gold 鹿毛 1985.4.7 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Con Game 1974.3.20 | |||
Bound 鹿毛 1984.6.1 |
★Nijinsky 1967.2.21 | ||
Special 1969.3.28 | |||
Beta Leo 黒鹿毛 2007.4.25 仔受胎時活性値:1.50 |
A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31 種付け時活性値:0.25 |
Seattle Slew 黒鹿毛 1974.2.15 |
Bold Reasoning 1968.4.29 |
My Charmer 1969.3.25 | |||
Weekend Surprise 鹿毛 1980.4.8 |
▲Secretariat 1970.3.30 | ||
Lassie Dear 1974.5.2 | |||
デネボラ 黒鹿毛 2001.4.6 仔受胎時活性値:1.25 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 種付け時活性値:0.25 |
Storm Bird 1978.4.19 | |
Terlingua 1976.2.7 | |||
Coup de Genie 鹿毛 1991.5.7 仔受胎時活性値:0.25 |
◆Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 種付け時活性値:1.00 |
||
Coup de Folie 鹿毛 1982.4.2 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4、Northern Dancer5×5×5、Buckpasser5×5、Secretariat4×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Blame (Roberto系) |
A.P. Indy (Seattle Slew系) |
Storm Cat (Storm Bird系) |
◆Mr. Prospector (Raise a Native系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Blame (Bound) |
5.00 or 3.00 |
祖母と曾祖母がGI馬 (No. 2-d) |
2番仔? (2連産目?) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破時計 ・着差 |
調教師 |
人 気 |
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1 | 8 | Senga | 牝3 | 57 | Stephane Pasquier | 2:05.97 | P Bary | 8 |
2 | 6 | Sistercharlie | 牝3 | 57 | Pierre-Charles Boudot | 1 | H-A Pantall | 5 |
3 | 4 | Terrakova | 牝3 | 57 | Maxime Guyon | ハナ | F Head | 3 |
4 | 14 | Shutter Speed | 牝3 | 57 | Frankie Dettori | 1/2 | John Gosden | 1 |
5 | 13 | Turf Laurel | 牝3 | 57 | Cristian Demuro | ハナ | 小林智 | 13 |
2017年の第168回ディアヌ賞。第204回英1000ギニー(GI)、第239回英オークス(GI)と2戦連続で1番人気2着だったRhododendron(2014.2.11)-馬名の意味は「ツツジ」-が鼻出血で競走中止、さらには直線でOnthemoonagain(2014.4.27)が落馬で競走中止と、波乱となったディアヌ賞。波乱の末に勝利を収めたのは、仏1000ギニー(GI)1番人気11着、サンドリンガム賞(仏GII)2番人気3着の連敗で、戦前8番人気と人気を落としていたSenga。ステファン・パスキエ騎手と共に、直線外から一気の末脚で見事に勝利を収めました。なお、5着のTurf Laurel(2014.2.12)は、シャンティイに居を構えられる日本人調教師・小林智調教師の管理馬で、馬主は島川隆哉氏です。島川オーナーとクリスチャン・デムーロ騎手のコンビでは、5月に第134回伊ダービー(GII)をMac Mahon(2014.5.2)で勝利されていますね。
Sengaの父Blameは、Sengaが初のGI勝ち産駒となりました。Blameは現役時代に9勝を挙げ、その主な勝ち鞍にブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、ホイットニーH(米GI)、スティーブンフォスターH(米GI)、ファイエットS(米GII)、クラークH(米GII)、ウィリアムDシェーファーS(米GIII)と米国のグレードレース6勝があります。特に稀代の名牝Zenyatta(2004.4.1)を打ち破った2010年の第27回ブリーダーズカップ・クラシックは、「ブリーダーズカップに強いKris S.系」の真骨頂を見せた一戦でした。
Zenyattaに唯一の黒星を付けたBlame、その馬名意味は名詞では「非難、とがめ、責任、罪」だそうで。Roberto系は、その開祖RobertoがBrigadier Gerard(1968.3.5)に唯一の黒星を付けたり、ライスシャワー(1989.3.5)がミホノブルボン(1989.4.25)に唯一の黒星を付けたり、ある意味、ヒールに回る役者が揃っている感もあります。もちろん、ナリタブライアン(1991.5.3)やマヤノトップガン(1992.3.24)もいますけれど^^;
Sengaの牝系は、米国で継承されている2号族。Sengaの6代母にNatalma(1957.3.26)が見える、つまりはNorthern Dancer(1961.5.27)と同牝系という名門。当然Sengaの近親にも活躍馬は多く見え、祖母デネボラはマルセルブサック賞(仏GI)の勝ち馬、曾祖母Coup de Genieはモルニ賞(仏GI)、サラマンドル賞(旧仏GI)の勝ち馬です。Coup de Genieからの分枝で日本に縁の馬には、第83回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬にして輸入種牡馬のバゴ(2001.2.3)、今年2017年の第77回皐月賞(GI)1番人気でも話題になったフラワーC(GIII)勝ち馬ファンディーナ(2014.3.10)等がいます。ニアルコスファミリーが欧米で上手に牝系を伸ばされている、というところですね。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。