イクイノックス(2019.3.23)-第166回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬-

Result

イクイノックス 牡 青鹿毛 2019.3.23生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 美浦・木村 哲也厩舎

イクイノックス(2019.3.23)の4代血統表
キタサンブラック
鹿毛 2012.3.10
種付け時活性値:1.50【6】
ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
サクラユタカオー 1982.4.29
サクラハゴロモ 1984.4.13
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
ジヤツジアンジエルーチ 1983.2.22
テイズリー 1981.4.27
シャトーブランシュ
鹿毛 2010.3.28
仔受胎時活性値:2.00【8】
キングヘイロー
鹿毛 1995.4.28
種付け時活性値:1.50【14】
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard 1969.5.10
Navajo Princess 1974.3.31
グッバイヘイロー
栗毛 1985.2.12
Halo 1969.2.7
Pound Foolish 1979.3.17
ブランシェリー
鹿毛 1998.3.3
仔受胎時活性値:0.75【11】
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.50【14】
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
メゾンブランシュ
鹿毛 1989.4.16
仔受胎時活性値:2.00【8】
Alleged
鹿毛 1974.5.4
種付け時活性値:1.50【14】
ブランシユレイン
芦毛 1982.6.11
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Halo4×4、Lyphard4×5×5>

イクイノックス(2019.3.23)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キタサンブラック
(サンデーサイレンス系)
キングヘイロー
(Lyphard系)
トニービン
(ゼダーン系)
Alleged
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
キタサンブラック 6.25 半兄ヴァイスメテオール
(No. 16-b)
3番仔
(3連産目)

*

2022年の第166回天皇賞・秋(GI。東京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 イクイノックス 牡3 56 C.ルメール 1:57.5   10-10-9 32.7 488
[+4]
木村 哲也 1
2 3 パンサラッサ 牡5 58 吉田 豊 1:57.6 1 1-1-1 36.8 472
[+2]
矢作 芳人 7
3 5 ダノンベルーガ 牡3 56 川田 将雅 1:57.7 クビ 11-11-11 32.8 500
[+6]
堀 宣行 4
4 9 ジャックドール 牡4 58 藤岡 佑介 1:57.8 1/2 4-4-3 33.5 508
[-8]
藤岡 健一 3
5 8 シャフリヤール 牡4 58 C.デムーロ 1:58.1 2 6-5-5 33.6 456
[前計不]
藤原 英昭 2

2022年の第166回天皇賞・秋。父キタサンブラックが大雨の不良馬場で行われた2017年の第156回天皇賞・秋を制してから5年。

第156回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬
キタサンブラック 牡 鹿毛 2012.3.10生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・(有)大野商事 栗東・清水久詞厩舎 キタサンブラック(2012.3.10)の4代血統表 ブラックタイド 黒鹿毛 2001.3.29 種付け時活性値:0.50 サ...

仔イクイノックス、父と同じ4枠7番から発馬して、逃げに逃げたパンサラッサ(2017.3.1)の大逃亡劇を決勝点寸前で捉え切り、最後は1馬身差を着けていました。いやー、直線に入った時の差を見れば「これはドバイターフの勝ち馬、残るのでは」と思いましたが、とんでもない鋭脚を見せてくれたものです。そうしてイクイノックス、自身初のGI制覇はそのままキタサンブラック産駒初のGI勝ちであり、天皇賞・秋史上4組目の親仔制覇となり、今年ずっと言われ続けていた「JRA・平地GIで1番人気馬が勝てない」に終止符を打つ結果となりました。

またイクイノックスのキャリア5戦目での天皇賞・秋優勝は、1984年のグレード制施行後の中央競馬において、最少キャリアでの古馬GI勝利にもなりました。そしてまた現行の東京芝2000mの施行条件における天皇賞・秋の3歳馬の制覇は、1996年の第114回のバブルガムフェロー(1993.4.11)、2002年の第126回のシンボリクリスエス(1999.1.21)、2021年の第164回エフフォーリア(2018.3.10)に続いてイクイノックスが4頭目。こうしてみれば4頭いずれも美浦所属馬だなと思う訳です。

そんな美浦所属馬ということで言いますと、キタサンブラックが制した2017年の翌年である2018年以降、第158回のレイデオロ(2014.2.5)第160回&第162回アーモンドアイ(2015.3.10)、第164回のエフフォーリア、そして今回の第166回のイクイノックスと5年連続で天皇賞・秋は美浦所属馬が勝利を収めています。まま、いずれもノーザンファーム天栄との連携馬ということも言えますでしょうか^^;

  

2021年8月の新潟芝1800mの新馬戦1着、11月の東京芝1800mの東京スポーツ杯2歳S(GII)1着。明けて2022年4月の中山芝2000mの皐月賞(GI)でステーブルメイトであるジオグリフ(2019.2.25)の2着、5月の東京芝2400mの東京優駿(GI)でドウデュース(2019.5.7)の2着。そして10月の東京芝2000mの天皇賞・秋1着。キャリア5戦の中身が濃いイクイノックスですが、鞍上を務めるクリストフ・ルメール騎手や厩舎陣営は「まだまだ、これからの馬」と思われている模様。父キタサンブラックも3歳秋の菊花賞(GI)におけるGI初勝利を飛躍の起点としたように、イクイノックス、その青鹿毛の流星の隆盛は「今後」であることを期待しています。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

#天皇賞・秋の親仔制覇の4組を改めて記しておきますと、

  1. トウメイ(1966.5.17)とテンメイ(1974.4.13)
  2. メジロアサマ(1966.2.23)とメジロテイターン(1978.3.22)
  3. スペシャルウィーク(1995.5.2)ブエナビスタ(2006.3.14)
  4. キタサンブラック(2012.3.10)イクイノックス(2019.3.23)

最初のトウメイとテンメイが母仔制覇で、3組目のスペシャルウィークとブエナビスタが父娘制覇。いずれ違わぬ駿馬の親仔たちですね(^^)



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