カブラヤオー 牡 黒鹿毛 1972.6.13生~2003.8.9没 新冠・十勝育成牧場生産 馬主・加藤よし子氏 東京・茂木為二郎厩舎→森末之助厩舎
フアラモンド 黒鹿毛 1957.2.8 種付け時活性値:1.50【14】 |
★ Sicambre 黒鹿毛 1948 |
Prince Bio 鹿毛 1941 |
Prince Rose 1928 |
Biologie 1935 | |||
Sif 黒鹿毛 1936 |
Rialto 1923 | ||
Suavita 1928 | |||
Rain 鹿毛 1946 |
Fair Trial 栗毛 1932 |
Fairway 1925.4.15 | |
Lady Juror 1919 | |||
Monsoon 鹿毛 1941 |
Umidwar 1931 | ||
Heavenly Wind 1937 | |||
カブラヤ 黒鹿毛 1965.4.4 仔受胎時活性値:1.50【6】 |
ダラノーア 黒鹿毛 1960 種付け時活性値:1.00【4】 |
Sunny Boy 鹿毛 1944 |
Jock 1936 |
Fille de Soleil 1935 | |||
Danira 黒鹿毛 1953 |
Dante 1942 | ||
Mah Iran 1939 | |||
ミスナンバイチバン 黒鹿毛 1959.5.9 仔受胎時活性値:1.25【5】 |
ハロウエー 黒鹿毛 1940 種付け時活性値:0.50【18】 |
Fairway 1925.4.15 | |
Rosy Legend 1931 ♀ | |||
スタイルパツチ 鹿毛 1950.4.2 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】 |
Dogpatch 黒鹿毛 1939 種付け時活性値:0.50 |
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Style Leader 青毛 1933 仔受胎時活性値:2.00(0.00)【16】 |
<5代血統表内のクロス:Fairway4×4、Rosy Legend(♀)4×5(母方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
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フアラモンド (Prince Bio系) |
ダラノーア (Teddy系) |
ハロウエー (Fairway系) |
Dogpatch (Teddy系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
フアラモンド (Rain) |
6.75 or 4.75 or 2.75 |
全妹ミスカブラヤ (No. 8-g スタイルパツチ系) |
2番仔 (2連産目) |
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着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 騎手 |
走破 時計 |
着差 | 調教師 |
人 気 |
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1 | 10 | カブラヤオー | 牡3 | 菅原 泰夫 | 2:02.5 | 茂木 為二郎 | 1 | |
2 | 1 | ロングホーク | 牡3 | 武 邦彦 | 2:02.9 | 2・1/2 | 松田 由太郎 | 2 |
3 | 14 | エリモジヨージ | 牡3 | 福永 洋一 | 2:03.1 | 1・1/2 | 大久保 正陽 | 9 |
4 | 19 | ロングフアスト | 牡3 | 松田 幸春 | 2:03.2 | 1/2 | 松田 由太郎 | 5 |
5 | 6 | ハクチカツ | 牡3 | 小島 太 | 2:03.2 | クビ | 稲葉 幸夫 | 13 |
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着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 騎手 |
走破 時計 |
着差 | 調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | カブラヤオー | 牡3 | 菅原 泰夫 | 2:28.0 | 茂木 為二郎 | 1 | |
2 | 8 | ロングフアスト | 牡3 | 松田 幸春 | 2:28.2 | 1・1/4 | 松田 由太郎 | 3 |
3 | 26 | ハーバーヤング | 牡3 | 岡部 幸雄 | 2:28.4 | 1・1/2 | 稲葉 秀男 | 11 |
4 | 14 | ハクチカツ | 牡3 | 小島 太 | 2:28.7 | 2 | 稲葉 幸夫 | 7 |
5 | 23 | イシノアラシ | 牡3 | 野川 秋良 | 2:29.0 | 1・1/2 | 浅野 武志 | 10 |
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1975年の優駿賞年度代表馬、カブラヤオー。「暴走」とも思えた皐月賞の1000m通過ラップ58秒9、東京優駿の1000m通過ラップ58秒6、1200m通過ラップ1分11秒8。けれどそれでもカブラヤオー、最後の最後まで先頭は譲らず。狂気のハイラップの逃げ切りを以て、史上11頭目となる皐月賞、東京優駿のクラシック牡馬二冠を達成しました。私なんぞが申し上げるまでもありませんが、カブラヤオー、これはメチャクチャ強い。余談となりますが、中島国治氏が1番強いと思われた馬はカブラヤオーだったそうです(参考WEB)。
そうして1975年の春、神に愛でされた男、菅原泰夫。後の「クラシック五冠ジョッキー」は、この1975年にカブラヤオーで皐月賞と東京優駿、テスコガビー(1972.4.14)で桜花賞と優駿牝馬と、春のクラシック四冠をすべてさらって行かれました。テスコガビーについては
にて記しましたので、よろしければご覧ください。
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カブラヤオーは種牡馬として
- ミヤマポピー(1985.5.26)
→エリザベス女王杯(GI)ほか。半兄タマモクロス(1984.5.23)と合わせてのGI4勝は、母グリーンシヤトー(1974.2.10)と故郷・錦野牧場を失ってからのことでした - マイネルキャッスル(1990.4.9)
→京成杯3歳S(GII)ほか。1993年の天皇賞・秋(GI)に出走しようとするも、厩舎関係者の必要書類提出漏れにより出走できず - グランパズドリーム(1983.3.23)
→東京優駿(GI)2着。「おじいちゃんの夢」は天ノ川に遡るサラ系馬
等を送り込み、そしてまたブルードメアサイアーとして
- コガネターボ(1984.5.1)&コガネタイフウ(1987.6.12)&コガネパワー(1988.4.30)
→コガネ3兄弟。ターボは京王杯SC(GII)2着等。タイフウは阪神3歳S(GI)勝ち。パワーは京都4歳特別(GIII)、中日スポーツ賞4歳S(GIII)と重賞2勝 - スタビライザー(1988.5.13)
→帝王賞。「メイワパツサー×カブラヤオー牝馬」という明和牧場産馬は、曾祖母がフイーナー(1949)ということでスピードシンボリ(1963.5.3)と同牝系 - イブキラジョウモン(1992.3.23)
→中日スポーツ賞4歳S(GIII)ほか。その父アウザール(1983.5.17)が満8歳時交配のミニモの遺伝で送り込んだ唯一の重賞勝ち馬 -
マイネルプラチナム(1996.4.5)
→札幌3歳S(GIII)ほか。その父シルヴァーエンディング(1987.4.5)が満8歳時交配のミニモの遺伝で送り込んだ唯一の重賞勝ち馬
等を送り込みました。コガネ3兄弟をひとまとめにしてしまい恐縮ですが、3頭はいずれも「マグニテユード×コガネポプラ」の全兄弟ですね。余程相性が良かったのでしょう。コガネ3兄弟の母コガネポプラ(1980.5.21)の繁殖歴を調べてみれば、最後の仔であるミカエリビジン(2002.3.19)も、父マグニテユード(1975.3.16)でした。実にマグニテユード26歳時、コガネポプラ21歳時の種付け。2頭の初めての逢瀬はマグニテユード8歳時、コガネポプラ3歳時の種付けであり、生まれた初仔がコガネターボ。「18年の歳月が流れても……」というのは、サラブレッドの世界ではなかなか無いことと思います。マグニテユードの種付け実績も調べてみれば、ラストクロップとなった2001年の種付け頭数は1頭。正に最後の仔が、コガネ3兄弟の末の全妹でもあるミカエリビジンでした。
むぅ。カブラヤオー、サイアーとしてもブルードメアサイアーとしても、輩出した産駒がシブすぎました。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
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[カブラヤオー(1972.6.13)の主な競走成績]
- 東京優駿、皐月賞、NHK杯、弥生賞、東京4歳S
通算13戦11勝、2着1回。