ペイザバトラー(1984.2.20)-ジャパンカップ(GI)の勝ち馬を辿る(No.8)-

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ペイザバトラー(Pay the Butler) 牡 鹿毛 1984.2.20生~1991.7.1没 米国・Clovelly Farms生産 馬主・Edmund A.Gann 米国・Robert J. Frankel厩舎

ペイザバトラー(1984.2.20)の4代血統表
Val de l’Orne
鹿毛 1972.2.2
種付け時活性値:0.75【11】
Val de Loir
鹿毛 1959.5.7
Vieux Manoir
鹿毛 1947
Brantome 1931
Vieille Maison 1936
Vali
黒鹿毛 1954.4.6
Sunny Boy 1944
Her Slipper 1936
Aglae
鹿毛 1965.5.28
Armistice
鹿毛 1959.5.5
Worden 1949.3.7
Commemoration 1953
Aglae Grace
黒鹿毛 1947
Mousson 1934
Agathe 1936
Princess Morvi
栗毛 1975.3.28
仔受胎時活性値:2.00【8】
Graustark
栗毛 1963.4.7
種付け時活性値:0.75【11】
Ribot
鹿毛 1952.2.27
Tenerani 1944
Romanella 1943
Flower Bowl
鹿毛 1952
Alibhai 1938
Flower Bed 1946
Silana
鹿毛 1965
仔受胎時活性値:0.25【9】
Silnet
鹿毛 1949.4.29
種付け時活性値:1.75【15】
Fastnet 1933
Silver Jill 1939
Anabara
鹿毛 1955
仔受胎時活性値:0.25【9】
Arbar
鹿毛 1944
種付け時活性値:0.50【10】
Flying Carpet
栗毛 1943
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:なし>

ペイザバトラー(1984.2.20)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Val de l’Orne
(Blandford系)
Graustark
(Ribot系)
Silnet
(Pharos系)
Arbar
(Tourbillon系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Silnet
(Fastnet)
3.25 祖母がロワイヤリュー賞の勝ち馬
(No. 9-e)
3番仔?
(2連産目?)

*

1988年の第8回ジャパンカップ(GI。東京芝2400m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢 騎手 走破
時計
着差 調教師
1 16 ペイザバトラー 牡4 C.マッキャロン 2:25.5   R.フランケル 9
2 5 タマモクロス 牡4 南井 克巳 2:25.6 1/2 小原 伊佐美 1
3 8 オグリキャップ 牡3 河内 洋 2:25.8 1・1/4 瀬戸口 勉 3
4 7 マイビッグボーイ せ5 R.ロメロ 2:25.8 アタマ C.マゴーイ 4
5 6 トニービン 牡5 J.リード 2:25.9 1/2 L.カミーチ 2

1988年の第8回ジャパンカップ。戦前の外国馬の目玉は、その年の凱旋門賞(仏GI)を含むGI6勝馬トニービン(1983.4.7)。後に東京芝2400mを得意とする仔どもたちを送り込んだトニービンでしたが、自身はレース中に骨折していたことも響き5着。他方、日本馬は芦毛対決の第2ラウンドが注目の的。タマモクロス(1984.5.23)オグリキャップ(1985.3.27)。彼らは、前走天皇賞・秋(GI)において1と4分の1馬身差で1着、2着だった勝負が、そのまま1と4分の1馬身差で2着、3着にスライド。「ならば勝ち馬は?」と見れば、米国でレッドスミスH(米GII)勝ちしかなかった伏兵ペイザバトラー。3角から4角、外を回ったタマモクロスの内1頭分の位置から上がって行くと、直線ではタマモクロスとの競り合いを避けるかのようにして、内々へ切れ込みながら脚を伸ばしました。名手クリス・マッキャロン、自らの騎乗馬とライバルの力量を踏まえ、最善策を取った結果でした。果たせるかな、ペイザバトラー、決勝点では2分の1馬身、タマモクロスに先んじていました。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[ペイザバトラー(1984.2.20)の主な競走成績]

  1. ジャパンカップ(GI)、レッドスミスH(米GII)
  2. マンノウォーS(米GI)、オークトゥリー招待H(米GI)、パンアメリカンH(米GI)、ボウリンググリーンH(米GI)、ルイジアナダウンズH(米GIII)
  3. ジャパンカップ(GI)、ジョンヘンリーH(米GI)、ボウリンググリーンH(米GI)

通算40戦5勝、2着5回、3着5回。

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