カレンチャン(2007.3.31)

2011年 キーンランドカップ(GⅢ) | カレンチャン | JRA公式 https://youtu.be/3Iy3TmxIkPQ Pedigree
2011年 キーンランドカップ(GⅢ) | カレンチャン | JRA公式 https://youtu.be/3Iy3TmxIkPQ

カレンチャン 牝 芦毛 2007.3.31生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・鈴木 隆司氏 栗東・安田 隆行厩舎

カレンチャン(2007.3.31)の4代血統表

クロフネ
芦毛 1998.3.31
種付け時活性値:0.00【8】
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
Classic Go Go
鹿毛 1978.2.11
Pago Pago 1960
Classic Perfection 1972.4.22
Eliza Blue
芦毛 1983.4.11
Icecapade 1969.4.4
コレラ 1978.2.18
スプリングチケット
黒鹿毛 1997.5.7
仔受胎時活性値:0.25【9】
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.25【13】
カンパラ
黒鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
カズミハルコマ
青鹿毛 1984.4.18
仔受胎時活性値:1.00【12】
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:0.25【9】
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
センシユータカラ
青鹿毛 1976.3.27
仔受胎時活性値:1.75【7】
ヴエンチア
黒鹿毛 1957
種付け時活性値:0.50【18】
シヤダイウイング
黒鹿毛 1968.3.25
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

カレンチャン(2007.3.31)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
クロフネ
(Deputy Minister系)
トニービン
(ゼダーン系)
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
ヴエンチア
(Relic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トニービン
(Campanette)
4.75
(【9】+【12】+【7】+【7】)
半兄スプリングソング
(No. 13-c フオルカー系)
4番仔
(4連産目)

*

2011年の第54回サンケイスポーツ杯阪神牝馬S(GII。阪神芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 カレンチャン 牝4 55 池添 謙一 1:20.4   5-4 34.4 478
[+2]
安田 隆行 1
2 16 アンシェルブルー 牝4 55 蛯名 正義 1:20.5 1/2 6-4 34.5 452
[-2]
田中 清隆 7
3 4 スプリングサンダー 牝4 55 四位 洋文 1:20.6 1/2 9-8 34.2 440
[0]
昆 貢 3
4 3 プロヴィナージュ 牝6 55 佐藤 哲三 1:20.9 2 12-12 34.3 512
[-2]
小島 茂之 5
5 6 プリンセスメモリー 牝4 55 北村 宏司 1:21.0 クビ 17-16 33.9 388
[-8]
高橋 義博 12
2011年の第54回サンケイスポーツ杯阪神牝馬S(GII。阪神芝1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.0 – 10.7 – 11.3 – 11.6 – 11.5 – 11.4 – 11.9
ラップの
累計タイム
12.0 – 22.7 – 34.0 – 45.6 – 57.1 – 1:08.5 – 1:20.4
上り 4F 46.4 – 3F 34.8

*

2011年の第18回函館スプリントS(GIII。函館芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 カレンチャン 牝4 54 池添 謙一 1:08.0   5-5 34.5 488
[+10]
安田 隆行 1
2 3 テイエムオオタカ 牡3 53 丸山 元気 1:08.0 クビ 1-1 34.9 480
[+2]
石栗 龍彦 3
3 1 アンシェルブルー 牝4 54 蛯名 正義 1:08.1 クビ 2-2 34.7 456
[0]
田中 清隆 2
4 5 ドラゴンファング 牡6 56 藤岡 佑介 1:08.3 1 1/2 7-5 34.6 488
[-14]
矢作 芳人 11
5 10 ベイリングボーイ 牡7 56 北村 友一 1:09.0 4 12-12 34.9 464
[+8]
清水 久詞 9
2011年の第18回函館スプリントS(GIII。函館芝1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.8 – 10.4 – 10.9 – 11.5 – 11.4 – 12.0
ラップの
累計タイム
11.8 – 22.2 – 33.1 – 44.6 – 56.0 – 1:08.0
上り 4F 45.8 – 3F 34.9

*

2011年の第6回キーンランドC(GIII。札幌芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 カレンチャン 牝4 54 池添 謙一 1:08.6   2-2 35.5 486
[-2]
安田 隆行 1
2 9 ビービーガルダン 牡7 58 佐藤 哲三 1:08.6 クビ 6-3 35.2 508
[-2]
領家 政蔵 6
3 12 パドトロワ 牡4 56 安藤 勝己 1:08.6 ハナ 2-1 35.6 528
[+2]
鮫島 一歩 4
4 4 ケイアイアストン 牡6 56 横山 典弘 1:08.8 3/4 10-8 35.1 482
[-2]
和田 正道 7
5 13 ショウナンカザン 牡6 56 秋山 真一郎 1:08.8 クビ 13-14 34.8 478
[-2]
本間 忍 13
2011年の第6回キーンランドC(GIII。札幌芝1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.8 – 10.3 – 10.9 – 11.5 – 11.8 – 12.3
ラップの
累計タイム
11.8 – 22.1 – 33.0 – 44.5 – 56.3 – 1:08.6
上り 4F 46.5 – 3F 35.6

*

2011年の第45回スプリンターズS(GI。中山芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 10 カレンチャン 牝4 55 池添 謙一 1:07.4   6-6 33.8 486
[0]
安田 隆行 3
2 3 パドトロワ 牡4 57 安藤 勝己 1:07.7 1 3/4 2-1 34.6 518
[-10]
鮫島 一歩 9
3 14 エーシンヴァーゴウ 牝4 55 福永 祐一 1:07.7 ハナ 4-3 34.3 462
[-2]
小崎 憲 7
4 5 ロケットマン せん6 57 F.コーツィー 1:07.8 1/2 3-4 34.5 486
[+7]
P.ショー 1
5 1 ラッキーナイン せん4 57 B.プレブル 1:07.9 クビ 4-4 34.5 484
[+4]
C.ファウンズ 4
2011年の第45回スプリンターズS(GI。中山芝1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.0 – 10.2 – 10.8 – 11.2 – 11.5 – 11.7
ラップの
累計タイム
12.0 – 22.2 – 33.0 – 44.2 – 55.7 – 1:07.4
上り 4F 45.2 – 3F 34.4

2011年の第45回スプリンターズS。ゲート入り最中のアクシデント。2年前2着、3年前3着だったビービーガルダン(2004.3.10)が放馬。本馬場を周回してしまい、結果、競走除外となってしまいました。

15頭で仕切り直しとなった一戦は、逃げたパドトロワ(2007.4.20)とヘッドライナー(2004.5.17)が作り出したペースが前半の3ハロン33秒0とスプリントGIらしい流れ。注目されたシンガポールのRocket Man(ロケットマン。2005.10.17)が3番手から進める中、4コーナーで外から脚勢よくポジションを上げて来たのが、黒さの残る芦毛の4歳牝馬、黄色の帽子に「黒、白縦縞、袖赤一本輪」の勝負服も鮮やかに、カレンチャン。直線、抜け出した後の姿は、可憐というよりも、ただただ速さと力強さを感じました。果たせるかな、カレンチャン。1分7秒4の好時計で、2着に逃げ粘ったパドトロワを1と4分の3馬身抑えて、5連勝でGI初勝利を収めたのでした。

クソほどの浪花節を書いてしまいますけれど、カレンチャン、最後はお兄ちゃんが背中を押してくれたのもあるのではないでしょうか。志半ばにして疝痛で倒れた半兄スプリングソング(2005.2.27)、最後にレースに臨んだ2011年4月のオーストラリアT(OP)では1番人気で2着でしたが、その時の勝ち馬がパドトロワ。兄を最後に倒した相手を、この大一番で下して、カレンチャン。兄への手向け、見事なスプリントGI奪取でした。

*

2012年の第42回高松宮記念(GI。中京芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 10 カレンチャン 牝5 55 池添 謙一 1:10.3 基準タイム 2-2 35.5 482
[0]
安田 隆行 2
2 17 サンカルロ 牡6 57 吉田 豊 1:10.3 クビ 10-12 34.7 504
[-6]
大久保 洋吉 3
3 1 ロードカナロア 牡4 57 福永 祐一 1:10.4 1/2 4-4 35.4 500
[0]
安田 隆行 1
4 15 ダッシャーゴーゴー 牡5 57 横山 典弘 1:10.4 クビ 4-4 35.4 536
[+6]
安田 隆行 6
5 12 マジンプロスパー 牡5 57 浜中 俊 1:10.6 3/4 3-2 35.7 504
[-8]
中尾 秀正 5
2012年の第42回高松宮記念(GI。中京芝1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 10.6 – 11.7 – 11.6 – 11.7 – 12.5
ラップの
累計タイム
12.2 – 22.8 – 34.5 – 46.1 – 57.8 – 1:10.3
上り 4F 47.5 – 3F 35.8

2012年の第42回高松宮記念。中京競馬場のスタンド改築、馬場改造工事後の初回となった一戦。カレンチャン、ビリーヴ(1998.4.26)以来となる「秋春スプリント女王」を奪取。直線の入り口から半ばは安田隆行厩舎の馬たちの追い比べ。その中でも終始先行2番手からレースを進めたカレンチャン、同厩舎の男馬たちの追撃を振り切り、最後は外から強襲してきたサンカルロ(2006.2.5)を「クビ」だけ抑えました。ただただ、お見事でした。

見れば前年のスプリンターズSの折と同じ、5枠10番、黄色の帽子。「黒、白縦縞、袖赤一本輪」の勝負服を乗せた芦毛馬が、可憐に舞って、カレンチャン。2011年のJRA賞最優秀短距離馬、サスガの底力を見せてくれたのでした。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[カレンチャン(2007.3.31)の主な競走成績]

  1. スプリンターズS(GI)、高松宮記念(GI)、阪神牝馬S(GII)、キーンランドC(GIII)、函館スプリントS(GIII)
  2. スプリンターズS(GI)

通算18戦9勝、2着3回、3着1回。

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