ダルエスサラーム(2020.2.13)&マイネルラウレア(2020.4.26)-2023年のクラシック候補生を確認する(No.12)-

Pedigree

ダルエスサラーム 牝 栗毛 2020.2.13生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・高野 友和厩舎

ダルエスサラーム(2020.2.13)の4代血統表
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.50【18】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレツトインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
ザズー
芦毛 2008.2.24
仔受胎時活性値:0.75【11】
Tapit
芦毛 2001.2.27
種付け時活性値:1.50【6】
Pulpit
鹿毛 1994.2.15
A.P. Indy 1989.3.31
Preach 1989.3.26
Tap Your Heels
芦毛 1996.2.16
★Unbridled 1987.3.5
Ruby Slippers 1982.3.18
Rhumb Line
栗毛 2000.3.18
仔受胎時活性値:1.75【7】
Mr. Greeley
栗毛 1992.5.2
種付け時活性値:1.75【7】
Gone West 1984.3.10
Long Legend 1978.4.26
Rose Rhapsody
鹿毛 1992.4.25
仔受胎時活性値:1.75【7】
Pleasant Colony
黒鹿毛 1978.5.4
種付け時活性値:1.25【13】
Rosy Spectre
栗毛 1980.4.4
仔受胎時活性値:0.75【11】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector5×5(母方)、Nijinsky5×5(母方)>

ダルエスサラーム(2020.2.13)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(サンデーサイレンス系)
Tapit
(A.P. Indy系)
Mr. Greeley
(Mr. Prospector系)
Pleasant Colony
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Mr. Greeley
(Secrettame)
5.00
(【11】+【7】+【7】+【11】)
母が米GI馬
(No. 9-f)
7番仔
(7連産目)

*

レース結果 JRA
2023年の紅梅S(L。中京芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4ダルエスサラーム 牝3 54 D.イーガン 1:21.8 3-3 35.1 438
[0]
高野 友和 4
2 9バースクライ 牝3 54 福永 祐一 1:21.9 1/2 8-8 34.6 474
[-4]
千田 輝彦 2
3 1アルーリングビュー 牝3 54 M.デムーロ 1:21.9 アタマ 3-3 35.1 470
[0]
吉村 圭司 3
4 8パルクリチュード 牝3 54 鮫島 克駿 1:22.0 1 6-6 35.0 424
[-4]
松永 幹夫 7
5 7クインズエルサ 牝3 54 岩田 望来 1:22.2 1 1/4 5-5 35.3 420
[-2]
西村 真幸 5
2023年の紅梅S(L。中京芝1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 11.1 – 11.2 – 11.7 – 11.6 – 11.7 – 12.2
ラップの
累計タイム
12.3 – 23.4 – 34.6 – 46.3 – 57.9 – 1:09.6 – 1:21.8
上り 4F 47.2 – 3F 35.5

中京芝1400m、曇の稍重馬場、10頭立ての牝馬限定の一戦。鞍上の「勝ちたい」という思いが強く発揮されたダルエスサラームが決勝点では僅かに勝りました。しかしダルエスサラーム騎乗のデヴィッド・イーガン騎手は、斜行の咎により1月28日以降、開催4日間の騎乗停止。左ムチ連打で外々の方向に走って行こうとする馬に更に左ムチを入れてでは、そりゃ外に行っちゃいます。結果、バースクライ(2020.3.9)との間にいたパルクリチュード(2020.5.21)が立ち上がる格好になりました。ともあれ、抜け出していたダルエスサラームの勝利はそのまま確定。2戦目の2022年11月の阪神芝1600mの未勝利戦をクリスチャン・デムーロ騎手で制したのに続いて、4戦目の紅梅Sをイーガン騎手で2勝目と相成りました。むぅ、ダルエスサラーム、外国人騎手が騎乗した時は2戦2勝^^;

愛国出身のイーガン騎手は23歳の若手ですが、Mishriff(2017.4.1)でサウジカップとドバイシーマクラシック(UAE・GI)と英インターナショナルS(GI)を勝ち、Eldar Eldarov(2019.2.17)で英セントレジャーS(GI)を勝ちと、既に欧州で実績を挙げている腕利き。

Mishriff(2017.4.1)-2021年のサウジカップの勝ち馬-
Mishriff(ミシュリフ) 牡 鹿毛 2017.4.1生 愛国・Nawara Stud Limited生産 馬主・Prince A A Faisal 英国・John Gosden厩舎
Mishriff(2017.4.1)-第23回ドバイシーマクラシック(UAE・GI)の勝ち馬-
Mishriff(ミシュリフ) 牡 鹿毛 2017.4.1生 愛国・Nawara Stud Limited生産 馬主・Prince A A Faisal 英国・John Gosden厩舎
Eldar Eldarov(2019.2.17)-第246回英セントレジャーS(GI)の勝ち馬+α-
Eldar Eldarov(エルダーエルダロフ) 牡 鹿毛 2019.2.17生 英国・Miss K. Rausing生産 馬主・KHK Racing Ltd 英国・Roger Varian厩舎 Alpinista(アルピニスタ) 牝 芦毛 2017.2.16生 英国・Miss K. Rausing生産 馬主・Miss K. Rausing 英国・Sir Mark Prescott Bt厩舎

紅顔の少年のような風貌のイーガン騎手、今回が初めてのJRA短期免許取得ですが「揉まれ方が違う」とばかりの勝負に行っての「気迫」を改めて感じました。果たせるかな、ダルエスサラームの紅梅Sの次のレースであった日経新春杯(GII)では、ヴェルトライゼンデ(2017.2.8)を駆って59kgのトップハンデものかは、JRA重賞初勝利を遂げられたのでした。

ダルエスサラームを紅梅S勝ちに導いたイーガン騎手に関する言及が多くなりました。21世紀に入ってからもスティルインラブ(2000.5.2)スイープトウショウ(2001.5.9)ローブデコルテ(2004.4.28)シンハライト(2013.4.11)ソングライン(2018.3.4)と後のGI馬を輩出している出世レースを史上3位の好時計で制したダルエスサラーム、その馬名意味は「アラビア語で平和の家、平和の地が由来のタンザニア最大の都市名」ということ。

#やっぱり強い馬が59kgを背負ってGIIを勝ち切る姿は良い。ドリームジャーニー(2004.2.24)の仔ヴェルトライゼンデ、2023年のGI勝ちを期待したいものです。

*

マイネルラウレア 牡 芦毛 2020.4.26生 新冠町・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 栗東・宮 徹厩舎

マイネルラウレア(2020.4.26)の4代血統表
ゴールドシップ
芦毛 2009.3.6
種付け時活性値:0.50【10】
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
デイクタス 1967.4.11
ダイナサツシユ 1979.3.16
ポイントフラッグ
芦毛 1998.3.23
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
★メジロテイターン 1978.3.22
メジロオーロラ 1978.3.8
パストラリズム
黒鹿毛 1987.5.15
プルラリズム 1980.4.9
トクノエイテイー 1978.3.2
マイネボヌール
青鹿毛 2009.2.19
仔受胎時活性値:0.50【10】

ロージズインメイ
青鹿毛 2000.2.9
種付け時活性値:0.00【8】
Devil His Due
黒鹿毛 1989.4.18
Devil’s Bag 1981.2.19
Plenty O’Toole 1977.2.15
Tell a Secret
黒鹿毛 1977.4.25
Speak John 1958.2.7
Secret Retreat 1968.5.13
コスモフォーチュン
鹿毛 2002.5.4
仔受胎時活性値:1.50【6】
マイネルラヴ
青鹿毛 1995.3.8
種付け時活性値:1.50【6】
Seeking the Gold 1985.4.7
Heart of Joy 1987.3.1
グレースマリヤ
鹿毛 1996.5.23
仔受胎時活性値:1.25【5】
グルームダンサー
鹿毛 1984.3.23
種付け時活性値:0.75【11】
ミホグレース
鹿毛 1987.2.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】

<5代血統表内のクロス:Halo4×5>

マイネルラウレア(2020.4.26)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゴールドシップ
(サンデーサイレンス系)
ロージズインメイ
(Halo系)
マイネルラヴ
(Mr. Prospector系)
グルームダンサー
(Blushing Groom系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マイネルラヴ
(Heart of Joy)
5.25 or 3.25
(【10】+【6】+【5】+【8】)
祖母がGIII勝ち馬
(No. 7-c アストニシメント系)
4番仔
(不受胎後)

*

レース結果 JRA
2023年の若駒S(L。中京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5マイネルラウレア 牡3 56 川田 将雅 2:02.9 7-7-6-7 33.7 502
[+4]
宮 徹 2
2 1ワンダイレクト 牡3 56 M.デムーロ 2:02.9 ハナ 2-2-3-2 34.1 446
[+2]
藤岡 健一 3
3 4セッション 牡3 56 坂井 瑠星 2:03.2 1 1/2 2-2-2-2 34.4 512
[-2]
斉藤 崇史 4
4 7シリンガバルガリス 牡3 56 西村 淳也 2:03.2 クビ 6-5-6-5 34.1 492
[0]
松永 幹夫 7
5 3セレンディピティ 牡3 56 松山 弘平 2:03.4 1 1/4 5-5-3-4 34.4 478
[0]
音無 秀孝 1
2023年の若駒S(L。中京芝2000m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.8 – 11.8 – 13.2 – 13.0 – 12.6 – 12.6 – 12.5 – 11.4 – 11.3 – 11.7
ラップの
累計タイム
12.8 – 24.6 – 37.8 – 50.8 – 1:03.4 – 1:16.0 – 1:28.5 – 1:39.9 – 1:51.2 – 2:02.9
上り 4F 46.9 – 3F 34.4

中京芝2000m、晴の良馬場、7頭立ての一戦。ゆっくりした発馬から道中最後方となったマイネルラウレアでしたが、1000m通過1分3秒4のスローペースで馬群はひと塊。中京芝412.5mで大外に持ち出したマイネルラウレア、鞍上の川田将雅騎手が促すものの頭が上がり加減で口向きの悪さを見せるような仕草もありましたが、ラスト100mを切ってからの鋭脚は目覚ましく、最後は先行策から抜け出していたワンダイレクト(2020.5.4)とほとんど同時にゴールイン。結果「ハナ」だけ先んじていたのはマイネルラウレア。2022年12月の阪神芝2000mの新馬戦におけるタイム差なしの「アタマ」差勝ちに続いて、若駒Sもタイム差なしの「ハナ」差勝ちを収めて2戦2勝。やんちゃくれな走りっぷりが父ゴールドシップを彷彿とさせるマイネルラウレア、その馬名意味は「冠名+幸福(ハワイ語)。母名より連想」とのこと。

ゴールドシップ(2009.3.6)-カンテレ競馬【公式】さんの良い仕事に乗る(No.4)-
ゴールドシップ 牡 芦毛 2009.3.6生 日高町・出口牧場生産 馬主・小林 英一氏→合同会社小林英一ホールディングス 栗東・須貝 尚介厩舎

2023年の現時点におけるゴールドシップ産駒の出世頭と言えば、2021年の優駿牝馬(GI)を制したユーバーレーベン(2018.1.27)ですが、ユーバーレーベンも「ゴールドシップ×ロージズインメイ牝馬」の配合。

ユーバーレーベン(2018.1.27)-第82回優駿牝馬(GI)の勝ち馬-
ユーバーレーベン 牝 青鹿毛 2018.1.27生 新冠・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・手塚貴久厩舎

Halo系どうしの同系交配であるものの、ゴールドシップもロージズインメイも岡田繁幸氏の肝煎りでビッグレッドファームに導入された血ですので、その血の組み合わせから活躍馬が輩出されるのは嬉しいものです。そしてまたマイネルラウレアの牝系は、小岩井農場の基礎輸入牝馬の1頭である7号族c分枝系のアストニシメント(1902)系。マイネルラウレアは5代母がビユーテイマリヤ(1980.3.21)ですから、桜花賞(GI)馬ファイトガリバー(1993.3.17)と同系であり、マイネルラウレアの祖母コスモフォーチュンは北九州記念(GIII)の勝ち馬です。なお、ゴールドシップの母父であるメジロマックイーンもアストニシメント系ですね。

メジロマックイーン(1987.4.3)-五十音にて名馬を辿る(No.34)-
メジロマックイーン 牡 芦毛 1987.4.3生~2006.4.3没 浦河町・吉田 堅氏生産 馬主・メジロ商事(株) 栗東・池江 泰郎厩舎

あと、マイネルラウレアは母マイネボヌールが不受胎後の4番仔です。言わずもがなの「空胎後に名馬あり」ですけれど、父ゴールドシップも母ポイントフラッグが流産後の5番仔でした。父から芦毛も受け継いだマイネルラウレア、クラシック戦線でどのような走りを見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。