オニャンコポン(2019.2.11)&リューベック(2019.4.16)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.13)-

Pedigree

オニャンコポン 牡 鹿毛 2019.2.11生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・田原 邦男氏 美浦・小島 茂之厩舎

オニャンコポン(2019.2.11)の4代血統表
エイシンフラッシュ
黒鹿毛 2007.3.27
種付け時活性値:0.75【11】
King’s Best
鹿毛 1997.1.24
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Allegretta
栗毛 1978.3.10
▲Lombard 1967.1.31
Anatevka 1969.2.13
ムーンレディ
黒鹿毛 1997.3.28
Platini
栗毛 1989.2.19
Surumu 1974.2.26
Prairie Darling 1984.3.16
Midnight Fever
鹿毛 1991.3.8
Sure Blade 1983.4.12
Majoritat 1984.1.27
シャリオドール
栗毛 2013.2.24
仔受胎時活性値:1.25【5】
ヴィクトワールピサ
黒鹿毛 2007.3.31
種付け時活性値:1.25【5】
ネオユニヴァース
鹿毛 2000.5.21
サンデーサイレンス 1986.3.25
ポインテッドパス 1984.4.27
ホワイトウォーターアフェア
栗毛 1993.5.3
Machiavellian 1987.1.31
Much Too Risky 1982.2.8
サプレザ
鹿毛 2005.2.11
仔受胎時活性値:1.75【7】
Sahm
黒鹿毛 1994.2.16
種付け時活性値:0.50【10】
Mr. Prospector 1970.1.28
Salsabil 1987.1.18
Sorpresa
鹿毛 1996.3.2
仔受胎時活性値:2.00【8】
★Pleasant Tap
鹿毛 1987.5.8
種付け時活性値:0.00【8】
Dubiously
鹿毛 1987.4.6
仔受胎時活性値:2.00【8】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×4×5、Kris5×5>

オニャンコポン(2019.2.11)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
エイシンフラッシュ
(Mr. Prospector系)
ヴィクトワールピサ
(サンデーサイレンス系)
Sahm
(Mr. Prospector系)
Pleasant Tap
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヴィクトワールピサ 7.00 祖母が英GI3勝馬
(No. 11-a)
2番仔
(2連産目)

*

2022年の第62回京成杯(GIII。中山芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 10 オニャンコポン 牡3 56 菅原 明良 2:01.3   6-6-10-10 34.7 466
[-8]
小島 茂之 6
2 15 ロジハービン 牡3 56 戸崎 圭太 2:01.5 1 1/4 13-13-6-5 35.0 528
[+2]
国枝 栄 5
3 8 ヴェローナシチー 牡3 56 団野 大成 2:01.7 1 1/4 13-13-11-10 35.0 504
[+4]
佐々木 晶三 8
4 5 アライバル 牡3 56 C.ルメール 2:01.7 1/2 7-6-6-8 35.2 498
[+16]
栗田 徹 1
5 11 テンダンス 牡3 56 和田 竜二 2:01.9 1 1/4 9-9-6-8 35.5 498
[+12]
中竹 和也 2

2022年の第62回京成杯。その歴史を確認してみれば、勝ち馬にオーハヤブサ(1959.3.3)、スピードシンボリ(1963.5.3)、アローエクスプレス(1967.4.10)、ヒデハヤテ(1969.5.28)、カミノテシオ(1970.4.25)、テスコガビー(1972.4.14)クライムカイザー(1973.5.22)、テンモン(1978.2.23)、エイシンフラッシュ(2007.3.27)等の名前も見える伝統の3歳重賞。

と、今回の京成杯の準備をしていた時に「エイシンフラッシュの仔、頑張れ」と思っていたら、エイシンフラッシュの仔が頑張ってくれました。その愛らしい響きの馬名でも注目のオニャンコポン、伊達や酔狂で2021年9月の中山芝2000mの新馬戦から11月の東京芝2000mの百日草特別を連勝していた訳ではなく、前走ホープフルS(GI)でキラーアビリティ(2019.1.27)の11着からの巻き返し。

キラーアビリティ(2019.1.27)-第38回ホープフルS(GI)の勝ち馬-
キラーアビリティ 牡 青鹿毛 2019.1.27生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・斉藤 崇史厩舎ジャスティンパレス 牡 青鹿毛 2019.4.12生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・三木 正浩氏 栗東・杉山 晴紀厩舎

16頭立ての中山芝2000m、4角「虎視眈々」という感じで光って見えた黄色の帽子。4回のコーナーの通過順位を見れば[6-6-10-10]だったオニャンコポン、好スタートから先団に取り付き、3角から4角ではいったん控えて脚を溜めていたのでしょう。直線、先に抜け出したロジハービン(2019.3.23)を外から交わしに掛かった時、思わず「菅原、上手!!」と叫んだ自分がいました。オニャンコポンと菅原明良騎手、最後は1と4分の1馬身差を着けての快勝。種牡馬エイシンフラッシュは5世代目にして初めてJRA重賞勝ち馬を送り出しました。

京成杯父仔制覇で孝行息子となったオニャンコポン、その馬名意味は「偉大な者(アカン語)」。「アカン語って?」と思い確認してみましたら、

主にガーナやコートジボワール東部に住む同族民族によって話される言語である。

アカン語 – Wikipedia

ということです。そしてまた「オニャンコポン」というキーワードでWEBを渉猟しますと色々と出て来ますね(^^)。オニャンコポン、父と母父の組み合わせから応援したくなるファンも多いでしょう。はい、私もクラシック戦線での活躍を期待しています。

JRA重賞勝ちのオニャンコポン。天空神、猫、おニャン子クラブ…馬名にこめられた意図をオーナーに聞く(花岡貴子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
オニャンコポン。 今年のクラシックは一度聞いたら忘れられない名前の馬がいる。 一見、お遊びの珍名馬なのかと思いきや、いやいや、西アフリカのアカン語で『偉大な者』という意味があるという。 今回はオニャ

*

リューベック 牡 鹿毛 2019.4.16生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 栗東・須貝 尚介厩舎

リューベック(2019.4.16)の4代血統表
ハービンジャー
鹿毛 2006.3.12
種付け時活性値:1.00【12】
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Hasili
鹿毛 1991.3.12
Kahyasi 1985.4.2
Kerali 1984.3.4
Penang Pearl
鹿毛 1996.3.11
Bering
栗毛 1983.3.20
Arctic Tern 1973.5.11
Beaune 1974.4.10
Guapa
鹿毛 1988.5.4
Shareef Dancer 1980.3.3
Sauceboat 1972.2.28
ライツェント
青鹿毛 2007.4.19
仔受胎時活性値:0.75【11】
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:0.75【11】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レデイーシラオキ 1978.4.3
ソニンク
黒鹿毛 1996.2.8
仔受胎時活性値:0.50【10】
★Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
種付け時活性値:0.00【8】
★Mr. Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Sonic Lady
鹿毛 1983.2.15
仔受胎時活性値:1.00【12】
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:1.25【5】
Stumped
鹿毛 1977.3.17
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Halo4×5(母方)、Northern Dancer5×5×5>

リューベック(2019.4.16)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハービンジャー
(デインヒル系)
スペシャルウィーク
(サンデーサイレンス系)
★Machiavellian
(Mr. Prospector系)
Nureyev
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Nureyev
(ライツェント)
3.50 全姉ディアドラ
(No. B3)
8番仔
(8連産目)

*

2022年の若駒S(L。中京芝2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 5 リューベック 牡3 56 池添 謙一 2:02.2   2-1-1-1 35.0 490
[+18]
須貝 尚介 3
2 1 リアド 牡3 56 武 豊 2:02.4 1 1/4 1-2-3-2 35.0 472
[+10]
友道 康夫 1
3 6 メイショウラナキラ 牡3 56 松山 弘平 2:02.6 1 3-4-3-2 35.2 444
[-4]
南井 克巳 4
4 3 グランディア 牡3 56 川田 将雅 2:02.6 ハナ 3-3-2-2 35.3 476
[0]
中内田 充正 2
5 2 クラウンドマジック 牡3 56 和田 竜二 2:02.6 クビ 3-4-5-5 35.1 502
[-8]
加用 正 6

2022年の若駒S。過去の勝ち馬にハクタイセイ(1987.4.17)トウカイテイオー(1988.4.20)ディープインパクト(2002.3.25)アンライバルド(2006.4.13)ヒルノダムール(2007.5.20)マカヒキ(2013.1.28)という八大競走勝ち馬やアグネスゴールド(1998.4.10)ブラックタイド(2001.3.26)という種牡馬として功成り名遂げた馬も見える、関西の若駒にとっての出世レースのひとつ。

そんな若駒Sの2022年の一戦を制したのはリューベック。7頭立ての中京芝2000m、少頭数を押し出されるように先頭でレースを進めたリューベックと池添謙一騎手。……と書いて、鹿毛の背に跨る池添騎手が「黒、青袖、黄鋸歯形」のおなじみの勝負服をまとわれている印象が薄いと思い確認してみれば、

ハヤヤッコには池添謙一騎手が騎乗予定となっている。ちなみに、池添謙一騎手がJRA重賞で金子真人ホールディングス(株)所有馬に騎乗すれば、12年毎日杯のマウントシャスタ2着以来10年ぶりとなる。

【AJCC&東海S】伝統の中山重賞、フェブラリーS前哨戦の注目点 – サンスポZBAT!競馬

池添騎手、同オーナーのハヤヤッコ(2016.2.10)の東海S(GII)に騎乗される前日に良い仕事をされました。

閑話休題。リューベック、勝負服とおそろいのメンコを着けた鹿毛馬、いったん先頭に立つと決勝点まで後続に交わされることなく、そのまま逃げ切りました。2021年7月の函館芝1800mの新馬戦1着、返す刀の9月の札幌芝1800mの札幌2歳S(GIII)でジオグリフ(2019.2.25)の6着以来だったリューベック。

ジオグリフ(2019.2.25)&ナムラクレア(2019.3.30)-2022年のクラシック候補生を確認する(No.2)-
ジオグリフ 牡 栗毛 2019.2.25生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・岩戸 孝樹厩舎ナムラクレア 牝 青鹿毛 2019.3.30生 浦河町・谷川牧場生産 馬主・奈村 睦弘氏 栗東・長谷川 浩大厩舎

リューベックの全姉ディアドラ(2014.4.4)は秋華賞(GI)、ナッソーS(英GI)、アイルランドT府中牝馬S(GII)、クイーンS(GIII)、紫苑S(GIII)とGレース5勝の名牝。

2017年のクラシック候補生を確認する(其の弐拾伍)
ローズプリンスダム 牡 青鹿毛 2014.3.10生 登別・ユートピア牧場生産 馬主・岡田牧雄氏 美浦・畠山吉宏厩舎 ローズプリンスダム(2014.3.10)の4代血統表 ロージズインメイ 青鹿毛 2000.2.9 種付け時活性値:1.25...
第22回秋華賞(GI)の勝ち馬
ディアドラ 牝 鹿毛 2014.4.4生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・森田藤治氏 栗東・橋田満厩舎 ディアドラ(2014.4.4)の4代血統表 ハービンジャー 鹿毛 2006.3.12 種付け時活性値:1.75 Dansili 黒鹿毛...
第170回ナッソーS(英GI)の勝ち馬-ディアドラ(2014.4.4)-
ディアドラ(Deirdre) 牝 鹿毛 2014.4.4生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・森田藤治氏 栗東・橋田満厩舎

リューベックと同じハービンジャー産駒の有馬記念(GI)馬マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬が、GI勝ち馬であるにも関わらず種牡馬供用されないという厳しいご時世です。けれど、出世レースを制していざ行かん、リューベック。全姉に負けない活躍を期待しています。リューベック、その馬名意味は「ドイツの地名」ということです。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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