2020年のクラシック候補生を確認する(No.27)-ヒュッゲ(2017.3.10)+カフェファラオ(2017.3.3)+α-

ヒュッゲ 牡 栗毛 2017.3.10生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 栗東・友道康夫厩舎

ヒュッゲ(2017.3.10)の4代血統表
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:1.75【15】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビユーパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969.5.10
My Bupers 1967.6.1
ムーンライトダンス
栗毛 2002.3.26
仔受胎時活性値:1.50【14】
Sinndar
鹿毛 1997.2.27
種付け時活性値:1.00【4】
Grand Lodge
栗毛 1991.3.6
Chief’s Crown 1982.4.7
La Papagena 1983.5.26
Sinntara
鹿毛 1989.3.8
Lashkari 1981.4.3
Sidama 1982.2.27
Style of Life
鹿毛 1985.3.1
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【16】
The Minstrel
栗毛 1974.3.11
種付け時活性値:0.50【10】
Northern Dancer 1961.5.27
Fleur 1964.4.1
Bubinka
鹿毛 1976.3.8
仔受胎時活性値:2.00【8】
Nashua
鹿毛 1952.4.14
種付け時活性値:1.75【23】
Stolen Date
鹿毛 1970.4.3
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

ヒュッゲ(2017.3.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(サンデーサイレンス系)
Sinndar
(Danzig系)
The Minstrel
(Northern Dancer系)
Nashua
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ハーツクライ 6.75 or 4.75 母が愛GIII勝ち馬
(No. 8-f)
12番仔
(12連産目)

*

2020年の白百合S(L。京都芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 ヒュッゲ 牡3 56 吉田 隼人 1:48.9   1-1 34.4 474
[+10]
友道 康夫 1
2 7 ショウナンハレルヤ 牝3 54 丸山 元気 1:49.0 1/2 2-2 34.4 454
[0]
矢野 英一 3
3 8 ミスニューヨーク 牝3 54 加藤 祥太 1:49.1 1/2 3-3 34.4 454
[+6]
杉山 晴紀 4
4 6 メイショウボサツ 牡3 56 藤岡 康太 1:49.1 クビ 8-8 33.8 470
[+8]
西浦 勝一 6
5 1 プライムフェイズ 牡3 56 岩田 望来 1:49.4 1 3/4 3-4 34.6 456
[+2]
藤原 英昭 2

JRAの2020年の3歳リステッドレースのラストは白百合S。1月の京成杯(GIII)以来となったヒュッゲ、テン乗りとなった吉田隼人騎手を鞍上に得意の逃げの形に持ち込んで、1番人気に応えました。ヒュッゲ、その馬名意味は「居心地のよい雰囲気(デンマーク語)」ということです。

*

カフェファラオ 牡 鹿毛 2017.3.3生 米国・Paul P. Pompa生産 馬主・西川光一氏 美浦・堀宣行厩舎

カフェファラオ(2017.3.3)の4代血統表
American Pharoah
鹿毛 2012.2.2
種付け時活性値:1.00【4】
Pioneerof the Nile
黒鹿毛 2006.5.5
エンパイアメーカー
黒鹿毛 2000.4.27
Unbridled 1987.3.5
Toussaud 1989.5.6
Star of Goshen
鹿毛 1994.4.21
Lord At War 1980.10.1
Castle Eight 1984.4.2
Littleprincessemma
栗毛 2006.2.27
Yankee Gentleman
鹿毛 1999.4.14
Storm Cat 1983.2.27
Key Phrase 1991.2.4
Exclusive Rosette
栗毛 1993.2.2
Ecliptical 1982.5.3
Zetta Jet 1984.2.10
Mary’s Follies
鹿毛 2006.5.20
仔受胎時活性値:0.50【10】

More Than Ready
黒鹿毛 1997.4.4
種付け時活性値:0.00【8】
サザンヘイロー
鹿毛 1983.2.9
Halo 1969.2.7
Northern Sea 1974.3.13
Woodman’s Girl
鹿毛 1990.4.30
Woodman 1983.2.17
Becky Be Good 1981.2.26
Catch the Queen
鹿毛 1999.5.28
仔受胎時活性値:1.50【6】
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:1.00【20】
Mr. Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Wave to the Queen
黒鹿毛 1986.3.21
仔受胎時活性値:1.00【12】
Wavering Monarch
鹿毛 1979.2.22
種付け時活性値:1.50【6】
Blue Ankle
鹿毛 1979.5.1
仔受胎時活性値:1.50【6】

<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5(母方)>

カフェファラオ(2017.3.3)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
American Pharoah
(Mr. Prospector系)
More Than Ready
(Halo系)
Miswaki
(Mr. Prospector系)
Wavering Monarch
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Wavering Monarch
(Catch the Queen)
4.50 母が米GII勝ち馬
(No. 1-k)
5番仔?
(2連産目?)

*

2020年の第25回ユニコーンS(GIII。東京ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 16 カフェファラオ 牡3 56 D.レーン 1:34.9   2-2 36.4 512
[+8]
堀 宣行 1
2 1 デュードヴァン 牡3 56 M.デムーロ 1:35.7 5 14-14 35.5 470
[-4]
加藤 征弘 3
3 6 ケンシンコウ 牡3 56 酒井 学 1:36.0 1 3/4 10-9 36.4 476
[0]
小西 一男 11
4 11 サンダーブリッツ 牡3 56 横山 典弘 1:36.2 1 6-6 37.2 482
[+4]
久保田 貴士 10
5 15 キタノオクトパス 牡3 56 田辺 裕信 1:36.2 クビ 8-8 36.9 548
[+4]
高木 登 8

ダートホースの登竜門的な重賞であるユニコーンS。2019年以前の過去24回の勝ち馬を確認すれば、

  1. シンコウウインディ(1993.4.14)
  2. タイキシャトル(1994.3.23)
  3. ウイングアロー(1995.3.25)
  4. ゴールドティアラ(1996.4.25)
  5. アグネスデジタル(1997.5.15)
  6. ユートピア(2000.3.1)
  7. カネヒキリ(2002.2.26)
  8. ベストウォーリア(2010.3.7)
  9. ノンコノユメ(2012.3.28)
  10. ゴールドドリーム(2013.4.19)
  11. サンライズノヴァ(2014.4.9)
  12. ルヴァンスレーヴ(2015.1.26)
  13. ワイドファラオ(2016.4.3)

と、半数以上が後にジーワン勝ち馬となっており、第1回のシンコウウインディから第5回のアグネスデジタル、そして第20回のノンコノユメから第24回のワイドファラオと、正に立て続けにジーワン勝ち馬を送り込んでいます。そんな出世レースの第25回を5馬身差の圧勝を以て制したのはカフェファラオ。先達に続けとばかりにこのユニコーンSの後に挑んだ第22回ジャパンダートダービー(JpnI)では「ファラオはファラオでもダノンのほうだ」という感じでダノンファラオ(2017.5.5)の7着に敗れてしまいましたが、カフェファラオ、未来あるダート王候補には変わりありません。捲土重来に期待します。

*

↑でユニコーンS勝ち馬でジーワン勝ち馬となった先達の名前を上げた際に、たった1頭だけ過去に4代血統表をアップしていなかった馬がいましたので、ここで紹介しておきます。

ベストウォーリア 牡 栗毛 2010.3.7生 米国・Buck Pond Farm, Inc生産 馬主・馬場幸夫氏 栗東・石坂正厩舎

ベストウォーリア(2010.3.7)の4代血統表
マジェスティックウォリアー
鹿毛 2005.4.9
種付け時活性値:1.00【4】
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Weekend Surprise
鹿毛 1980.4.8
Secretariat 1970.3.30
Lassie Dear 1974.5.2
Dream Supreme
黒鹿毛 1997.2.28
Seeking the Gold
鹿毛 1985.4.7
Mr. Prospector 1970.1.28
Con Game 1974.3.20
Spinning Round
鹿毛 1989.4.5
★Dixieland Band 1980.3.20
Take Heart 1983.3.3
フラーテイシャスミス
栗毛 2004.5.8
仔受胎時活性値:1.25【5】
Mr. Greeley
栗毛 1992.5.2
種付け時活性値:0.75【11】
Gone West
鹿毛 1984.3.10
Mr. Prospector 1970.1.28
Secrettame 1978.3.15
Long Legend
栗毛 1978.4.26
Reviewer 1966.4.30
Lianga 1971
Seductive Smile
鹿毛 1990.2.25
仔受胎時活性値:1.25【13】
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
種付け時活性値:0.50【10】
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Exit Smiling
栗毛 1970.5.8
仔受胎時活性値:0.75【19】
Stage Door Johnny
栗毛 1965.5.22
種付け時活性値:1.00【4】
Chandelier
栗毛 1955
仔受胎時活性値:1.50【14】

<5代血統表内のクロス:Secretariat4×5×5、Mr. Prospector4×4、Bold Ruler5×5、Buckpasser5×5(父方)、Broadway(♀)5×5>

ベストウォーリア(2010.3.7)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マジェスティックウォリアー
(Seattle Slew系)
Mr. Greeley
(Mr. Prospector系)
Silver Hawk
(Roberto系)
Stage Door Johnny
(Prince John系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マジェスティックウォリアー 4.75 伯母が米GII勝ち馬
(No. 1-s)

2番仔?
(2連産目?)

*

2013年の第18回ユニコーンS(GIII。東京ダート1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 6 ベストウォーリア 牡3 56 戸崎 圭太 1:36.0 6-7 35.0 508
[+8]
石坂 正 3
2 12 サウンドリアーナ 牝3 54 武 豊 1:36.2 1 1/4 11-13 34.9 486
[+2]
佐藤 正雄 1
3 4 サウンドトゥルー 牡3 56 大野 拓弥 1:36.5 2 11-9 35.4 472
[0]
高木 登 8
3 14 ケイアイレオーネ 牡3 56 幸 英明 1:36.5 同着 9-4 35.7 542
[前計不]
西浦 勝一 11
5 5 タッチザターゲット 牡3 56 田中 勝春 1:36.5 クビ 14-13 35.2 510
[+10]
田村 康仁 12

ユニコーンSが重賞初勝利だったベストウォーリア。このユニコーンSを足掛かりとして、ダートの強豪として功名を遂げて行きました。

[ベストウォーリア(2010.3.7)の主な競走成績]

  1. マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)2回、プロキオンS(GIII)2回、ユニコーンS(GIII)
  2. フェブラリーS(GI)、JBCスプリント(JpnI)、マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)、かしわ記念(JpnI)、さきたま杯(JpnII)、兵庫ChS(JpnII)、根岸S(GIII)
  3. フェブラリーS(GI)、JBCスプリント(JpnI)、かしわ記念(JpnI)、さきたま杯(JpnII)、武蔵野S(GIII)

通算36戦9勝、2着9回、3着5回。

現在は優駿スタリオンステーションで繋養されているベストウォーリア、供用初年度となった2019年は158頭の花嫁を集めたという人気種牡馬となっています。

https://www.yushun-company.com/pdf2020/11_best-warrior.pdf

余談となりますが、2020年現在の優駿スタリオンステーションの種牡馬ラインナップを見ると、ベストウォーリア、アジアエクスプレス(2011.2.9)モーニン(2012.4.14)の3頭の姿が見えます。

優駿スタリオンステーション 種牡馬 -2024- のご案内 - 優駿
優駿スタリオンステーションより、2024年繋養種牡馬のご案内を申し上げます。 NEW ウエストオーバーWestover by フランケル 詳細 NEW ヴェラアズールVela Azul by エイシンフラッシュ 詳細 N…

つまりは馬場幸夫オーナーの所有されたジーワン勝ち馬はすべて優駿スタリオンステーションで繋養されている、ということですね。馬場オーナーは海外から非サンデーサイレンス系の血を上手く導入されている印象が強くあります。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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