イベリス 牝 鹿毛 2016.3.21生 新ひだか・土居牧場生産 馬主・前田幸治氏 栗東・角田晃一厩舎
ロードカナロア 鹿毛 2008.3.11 種付け時活性値:1.75 |
キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Miesque 1984.3.14 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 1983.5.9 | ||
Pilot Bird 1983.2.9 | |||
レディブラッサム 鹿毛 1996.3.4 |
Storm Cat 黒鹿毛 1983.2.27 |
Storm Bird 1978.4.19 | |
Terlingua 1976.2.7 | |||
サラトガデュー 鹿毛 1989.4.3 |
Cormorant 1974.4.21 | ||
Super Luna 1982.4.5 | |||
セレブラール 栗毛 2004.4.18 仔受胎時活性値:0.75 |
ボストンハーバー 鹿毛 1994.4.4 種付け時活性値:0.25 |
▲Capote 黒鹿毛 1984.3.25 |
Seattle Slew 1974.2.15 |
Too Bald 1964.4.29 | |||
Harbor Springs 栗毛 1989.4.13 |
Vice Regent 1967.4.29 | ||
Tinnitus 1975.5.15 | |||
モンローウォーク 鹿毛 1989.9.28 仔受胎時活性値:1.375 |
Sir Tristram 鹿毛 1971.4.7 種付け時活性値:0.25 |
Sir Ivor 1965.5.5 | |
Isolt 1961.4.24 | |||
Amarissa 黒鹿毛 1983.1.31 仔受胎時活性値:1.375 |
Alydar 栗毛 1975.3.23 種付け時活性値:1.75 |
||
Amaranda 鹿毛 1975.4.12 仔受胎時活性値:1.75 |
<5代血統表内のクロス:Raise a Native5×5、Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
ロードカナロア (Mr. Prospector系) |
ボストンハーバー (Seattle Slew系) |
Sir Tristram (Sir Gaylord系) |
Alydar (Raise a Native系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ロードカナロア | 5.25 |
半姉ベルカント (No. 3-c) |
4番仔 (3連産目) |
2019年の第28回アーリントンC(GIII)。過去10年の勝ち馬を見れば、ジャスタウェイ(2009.3.8)、コパノリチャード(2010.4.15)、ミッキーアイル(2011.3.12)、レインボーライン(2013.4.1)、ペルシアンナイト(2014.3.11)と後のGI勝ち馬を5頭も輩出している出世レース。2019年の第28回を制したのは、逃げてそのまま行き切ったイベリスと浜中俊騎手。戦前12番人気を跳ね返しての勝利と共に、2着に7番人気のカテドラル(2016.2.9)、3着に11番人気のトオヤリトセイト(2016.4.18)を連れて来て、3連単は「1,361,140円」の波乱の結果となりました。波乱のヒロインとなったイベリス、その馬名意味は「花名。花言葉『初恋の思い出』」ということ。そしてまた、鞍上の浜中騎手にとっては、2017年のカシアス(2015.3.27)による函館2歳S(GIII)以来、1年9ヶ月ぶりの重賞制覇となりました。
では、以下にイベリスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
モンローウォーク 1989.9.28 0勝
|セレブラール 2004.4.18 3勝
||ベルカント 2011.3.2 6勝 フィリーズレビュー(GII) 北九州記念(GIII) アイビスサマーダッシュ(GIII)2回 ファンタジーS(GIII)ほか
||イベリス 2016.3.21 (本馬) アーリントンC(GIII)
イベリスの牝系は3号族c分枝系。半姉ベルカントは上図の通り短距離重賞5勝の快速牝馬でした。なお、角田晃一厩舎は、今回のアーリントンCでJRA重賞8勝目ですけれど、その内6勝がベルカント&イベリス姉妹によるものです。むぅ、角田調教師、両馬の母セレブラールには最敬礼が必要ですね^^;
*
ウィクトーリア 牝 鹿毛 2016.3.27生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)シルクレーシング 美浦・小島茂之厩舎
★ ヴィクトワールピサ 黒鹿毛 2007.3.31 種付け時活性値:0.00 |
ネオユニヴァース 鹿毛 2000.5.21 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ポインテッドパス 栗毛 1984.4.27 |
Kris 1976.3.23 | ||
Silken Way 1973 | |||
ホワイトウォーターアフェア 栗毛 1993.5.3 |
Machiavellian 黒鹿毛 1987.1.31 |
★Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Coup de Folie 1982.4.2 | |||
Much Too Risky 栗毛 1982.2.8 |
Bustino 1971.4.14 | ||
Short Rations 1975 | |||
ブラックエンブレム 黒鹿毛 2005.1.22 仔受胎時活性値:0.50 |
ウォーエンブレム 青鹿毛 1999.2.20 種付け時活性値:1.25 |
Our Emblem 黒鹿毛 1991.3.7 |
Mr. Prospector 1970.1.28 |
Personal Ensign 1984.4.27 | |||
Sweetest Lady 鹿毛 1990.2.8 |
Lord At War 1980.10.1 | ||
Sweetest Roman 1977.4.4 | |||
ヴァンドノワール 青毛 1996.3.4 仔受胎時活性値:2.00 |
ヘクタープロテクター 栗毛 1988.3.4 種付け時活性値:1.75 |
Woodman 1983.2.17 | |
Korveya 1982.5.26 | |||
プリンセスデリーデ 鹿毛 1981.4.15 仔受胎時活性値:1.50 |
Vaguely Noble 鹿毛 1965.5.15 種付け時活性値:1.75 |
||
Flashy 黒鹿毛 1971 仔受胎時活性値:0.25 |
<5代血統表内のクロス:Halo4×5(父方)、Mr. Prospector4×4×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★ヴィクトワールピサ (Halo系) |
ウォーエンブレム (Mr. Prospector系) |
ヘクタープロテクター (Mr. Prospector系) |
Vaguely Noble (Aureole系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ヘクタープロテクター (Northern Dancer) |
4.25 |
母がGI馬 (No. 3-c) |
6番仔 (6連産目) |
2019年の第54回フローラS(GII)。逃げた9番人気のジョディー(2016.2.7)と武藤雅騎手を決勝点すんでのところで捉えた馬が2頭。外のウィクトーリアと戸崎圭太騎手、内のシャドウディーヴァ(2016.2.29)と岩田康誠騎手。勝負はわずかに「ハナ」だけ先んじて、ウィクトーリアと戸崎騎手。東京芝2000mの勝ち時計1分59秒5は、昨年2018年の第53回を制したサトノワルキューレ(2015.2.2)と並ぶ、レースレコードタイの好時計でした。ウィクトーリア陣営は戦前「逃げ」を想定したようですが、出遅れ。けれどそれでも、ウィクトーリア、見事に勝ち切りました。そんなウィクトーリアの馬名意味は「勝利(ラテン語)、ローマ神話の勝利の女神。父名より連想」ということ。そしてまた、鞍上の戸崎騎手にとっては、JRA重賞50勝目のメモリアル勝利となりました。
では、以下にウィクトーリアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
ヴァンドノワール 1996.3.4 1勝
|ブラックエンブレム 2005.1.22 4勝 秋華賞(JpnI) フラワーカップ(JpnIII)
||ブライトエンブレム 2012.4.6 2勝 札幌2歳S(GIII) 弥生賞(GII)2着
||アストラエンブレム 2013.4.6 新潟記念(GIII)2着 エプソムC(GIII)2着ほか
||ウィクトーリア 2016.3.27 (本馬) フローラS(GII)
ウィクトーリアの牝系は3号族c分枝系。母ブラックエンブレム、半兄ブライトエンブレム&アストラエンブレムと、近親に活躍馬が揃っています。ブラックエンブレムが秋華賞を制した折の鞍上は、今回のフローラSでウィクトーリアとハナ差の勝負を演じた相手であるシャドウディーヴァの鞍上の岩田騎手でした。そしてまた、ブラックエンブレムとその仔らは、いずれも小島茂之厩舎の所属馬です。小島調教師にとって、やはり思い入れのある母仔たちでしょう。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。