第170回ディアヌ賞(仏GI)の勝ち馬-Channel(2016.4.17)-

Result

Channel(チャンネル) 牝 鹿毛 2016.4.17生 愛国・Kilcarn Stud生産 馬主・Samuel De Barros 仏国・F-H Graffard厩舎

Channel(2016.4.17)の4代血統表
Nathaniel
鹿毛 2008.4.24
種付け時活性値:1.75
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Magnificient Style
黒鹿毛 1993.3.21
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Mia Karina
黒鹿毛 1983.3.21
Icecapade 1969.4.4
Basin 1972.2.29
Love Magic
鹿毛 2010.2.24
仔受胎時活性値:1.25
Dansili
黒鹿毛 1996.1.27
種付け時活性値:1.25
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Hasili
鹿毛 1991.3.12
Kahyasi 1985.4.2
Kerali 1984.3.4
Magical Romance
鹿毛 2002.2.5
仔受胎時活性値:1.75
Barathea
鹿毛 1990.3.2
種付け時活性値:0.75
Sadler’s Wells 1981.4.11
Brocade 1981.5.31
Shouk
鹿毛 1994.3.31
仔受胎時活性値:1.75
Shirley Heights
鹿毛 1975.3.1
種付け時活性値:0.50
Souk
鹿毛 1988.4.27
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Sadler’s Wells3×4、Northern Dancer4×5×5、Nearctic5×5>

Channel(2016.4.17)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Nathaniel
(Sadler’s Wells系)
Dansili
(Danzig系)
Barathea
(Sadler’s Wells系)
Shirley Heights
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Nathaniel
(Magnificient Style)
6.00 祖母が英GI勝ち馬
(No. 21-a)
2番仔?
(2連産目?)

*

2019年の第170回ディアヌ賞(仏GI。シャンティイ芝2100m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 Channel 牝3 57 Pierre-Charles Boudot 2:08.70 F-H Graffard 3
2 5 Commes 牝3 57 Cristian Demuro アタマ J-C Rouget 2
3 8 Grand Glory 牝3 57 Gerald Mosse 1/2 Gianluca Bietolini 12
4 6 Etoile 牝3 57 Mickael Barzalona クビ J-C Rouget 4
5 9 Cala Tarida 牝3 57 Gregory Benoist 短クビ F Rossi 13

2019年の第170回ディアヌ賞。今年2019年のディアヌ賞、いわゆる仏オークスは日本から武豊騎手、クリストフ・ルメール騎手が参戦するということでも話題を呼びました。が、サスガにひょいと遠征参戦して勝たせてくれる程、仏国の競馬は甘くありません。シャンティイ芝2100m、16頭立ての乙女の戦いを制したのは、戦前3番人気だったChannelとピエールシャルル・ブドー騎手。鹿毛の流星、直線で先んじて先頭に立つと、吉田照哉氏の勝負服をまとったクリスチャン・デムーロ騎手鞍上のCommes(2016.1.15)の追撃を「アタマ」だけ抑えたところが決勝点。Channel鞍上のブドー騎手、管理されるフランシスアンリ・グラファール調教師共にディアヌ賞初制覇でした。

Channelの配合で目に付くのは、Sadler’s Wells3×4のクロスでしょうか。父方のSadler’s WellsはGalileoに対する16歳時のミニモの遺伝、母方のSadler’s WellsはBaratheaに対する8歳時のミニモの遺伝と、0の理論的には共に0化された状態でのクロスとして処理されています。また、Channelの父はNathanielですが、Nathanielの代表産駒といえば、やはりEnable(2014.2.12)。同牝馬はSadler’s Wells3×2という強烈なクロスの持ち主として知られていますね。

では、以下にChannelのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。 

Magical Romance 2002.2.5 3勝 チェヴァリーパークS(英GI)
|Love Magic 2010.2.24 1勝
||Channel 2016.4.17 (本馬) ディアヌ賞(仏GI)

Channelの牝系は21号族a分枝系。Channelの祖母Magical Romanceは英国の2歳牝馬GIレースとしておなじみのチェヴァリーパークSの勝ち馬です。また上図の範囲外ですが、Magical Romanceの半妹、Channelにとっては大叔母にAlexandrova(2003.4.23)。同牝馬は4勝を挙げ、その主な勝ち鞍に英オークス(GI)、愛オークス(GI)、ヨークシャーオークス(英GI)のGIオークス3勝があります。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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