第96回凱旋門賞(仏GI)の勝ち馬

Result

Enable 牝 鹿毛 2014.2.12生 英国・Juddmonte Farms Ltd生産 馬主・K Abdullah 英国・John Gosden厩舎

Enable(2014.2.12)の4代血統表
Nathaniel
鹿毛 2008.4.24
種付け時活性値:1.25
Galileo
鹿毛 1998.3.30
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Urban Sea
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Magnificient Style
黒鹿毛 1993.3.21
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Mia Karina
黒鹿毛 1983.3.21
Icecapade 1969.4.4
Basin 1972.2.29
Concentric
鹿毛 2004.4.3
仔受胎時活性値:0.25
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Apogee
鹿毛 1990.2.8
仔受胎時活性値:1.25
Shirley Heights
鹿毛 1975.3.1
種付け時活性値:1.50
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Bourbon Girl
鹿毛 1984.2.9
仔受胎時活性値:1.25
★イルドブルボン
黒鹿毛 1975.5.23
種付け時活性値:0.00
Fleet Girl
栗毛 1975.4.1
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Sadler’s Wells2×3、Nearctic4×5×5、Hail to Reason5×5>

Enable(2014.2.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Nathaniel
(Sadler’s Wells系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
Shirley Heights
(Mill Reef系)
★イルドブルボン
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Sadler’s Wells
(Concentric)
4.75 従兄Flintshire
(No. 4-m)
5番仔?
(5連産目?)

*

第96回凱旋門賞(仏GI。シャンティイ芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 2 Enable 牝3 55.0 Frankie Dettori 2:28.69 John Gosden 1
2 3 Cloth of Stars 牡4 59.5 Mickael Barzalona 2 1/2 A Fabre 6
3 1 Ulysses 牡4 59.5 Jim Crowley 1 1/4 Sir Michael Stoute 3
4 9 Order of St George 牡5 59.5 Donnacha O’Brien 1 1/2 A P O’Brien 2
5 4 Brametot 牡3 56.5 Cristian Demuro 1 1/4 J-C Rouget 6

2017年の第96回凱旋門賞。圧倒的1番人気に推された3歳牝馬Enable。終始先行3番手あたりを進み、ラスト400mからは日本で言うところの重馬場を走っているとは思えない瞬発力で抜け出すと、他馬を全く寄せ付けず。GI5連勝目は第239回英オークス(GI)の5馬身差、第123回愛オークス(GI)の5と2分の1馬身差、第67回”キング・ジョージ”(英GI)の4と2分の1馬身差、ヨークシャーオークス(英GI)の5馬身差からすれば控えめなものの、それでも2着のCloth of Stars(2013.4.6)とは2と2分の1馬身差。完勝を以て、史上初となる「3歳牝馬による同一年の凱旋門賞&”キング・ジョージ”制覇」を遂げたのでした。むぅ、世界には恐ろしい馬がいるものですね。

今回のEnableの勝利により、鞍上のランフランコ・デットーリ騎手は第74回のラムタラ(1992.2.2)、第80回のSakhee(1997.2.14)、第81回のマリエンバード(1997.5.26)、第94回のGolden Horn(2012.3.27)に続いて5回目の凱旋門賞勝利で、単独で凱旋門賞最多勝騎手となりました。馬主のハーリド・ビン・アブドゥッラー殿下も第64回のRainbow Quest(1981.5.15)、第65回のダンシングブレーヴ(1983.5.11)、第85回のRail Link(2003.3.26)、第89回のワークフォース(2007.3.14)に続いて5回目の凱旋門賞勝利。また管理されるジョン・ゴスデン調教師は前述のGolden Hornに続いて2回目の勝利でした。皆様、おめでとうございました。

日本勢にとっては厳しい結果となった第96回凱旋門賞。けれど、それでも諦めずにチャレンジしていれば、いつかは必ず。そう信じています。

今はただ、驚くべき強さを見せてくれたEnableに敬意を表して。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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