第23回ドバイワールドカップ(UAE・GI)の勝ち馬+α

Result

Thunder Snow 牡 鹿毛 2014.3.24生 愛国・Darley生産 馬主・Godolphin UAE・Saeed bin Suroor厩舎

Thunder Snow(2014.3.24)の4代血統表
Helmet
栗毛 2008.10.21
種付け時活性値:1.125
Exceed and Excel
鹿毛 2000.9.5
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Patrona
栗毛 1994.3.24
Lomond 1980.2.3
Gladiolus 1974.4.16
Accessories
鹿毛 2003.4.8
Singspiel
鹿毛 1992.2.25
In the Wings 1986.1.17
Glorious Song 1976.4.22
Anna Matrushka
栗毛 1984.4.18
Mill Reef 1968.2.23
Anna Paola 1978.5.14
Eastern Joy
鹿毛 2006.4.9
仔受胎時活性値:1.75
Dubai Destination
鹿毛 1999.2.10
種付け時活性値:1.50
★Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
Mysterial
黒鹿毛 1994.1.27
Alleged 1974.5.4
Mysteries 1986.2.26
Red Slippers
栗毛 1989.4.12
仔受胎時活性値:2.00
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Morning Devotion
栗毛 1982.3.26
仔受胎時活性値:1.50
Affirmed
栗毛 1975.2.21
種付け時活性値:1.50
Morning Has Broken
栗毛 1974.5.9
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Nureyev5×3(母方)、Northern Dancer5×5×4>

Thunder Snow(2014.3.24)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Helmet
(Danzig系)
Dubai Destination
(Mr. Prospector系)
Nureyev
(Northern Dancer系)
Affirmed
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Dubai Destination 7.00 半姉がGレース3勝
(No. 4-k)
4番仔?
(4連産目?)

*

2018年の第23回ドバイワールドカップ(UAE・GI。メイダン・ダート2000m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 10 Thunder Snow 牡4 57 Christophe Soumillon 2:01.38 Saeed bin Suroor
2 9 West Coast 牡4 57 Javier Castellano 5 3/4 Bob Baffert
3 5 Mubtaahij 牡6 57 Victor Espinoza クビ Bob Baffert
4 8 Pavel 牡4 57 Mario Gutierrez 1 3/4 Doug O’Neill
5 6 Forever Unbridled 牝6 55 Mike E Smith 短アタマ Dallas Stewart

2018年の第23回ドバイワールドカップ。10頭立ての大外10番枠から主導権を握ったThunder Snowとクリストフ・スミヨン騎手。白の帽子にロイヤルブルーの勝負服を乗せた鹿毛馬、黒のチークピーシズも軽やかに揺れて、Thunder Snow。メイダン・ダート2000mを颯爽と逃げ切り。2着の第148回トラヴァーズS(米GI)勝ち馬West Coast(2014.5.14)に5と4分の3馬身差の完勝。Thunder Snow、メイダンのダート戦は、グループレースばかり出走して6戦4勝、2着2回。雷雪が砂上を鮮やかに舞い続けています。併せて、2歳時の第16回クリテリウム・アンテルナシオナル(仏GI)、3歳時のジャンプラ賞(仏GI)、4歳時のドバイワールドカップと、3年連続のGI勝ちは素晴らしく、芝とダート、異なるサーフェイスでGI勝ちを果たしました。そうして、ドバイワールドカップナイトの掉尾を飾る一戦をThunder Snowが制したことにより、第23回ドバイターフ(UAE・GI)のBenbatl(2014.2.15)、第21回ドバイシーマクラシック(UAE・GI)のHawkbill(2013.3.6)、ドバイワールドカップのThunder Snowと、ロイヤルブルーの勝負服の3連勝を以て、2018年の幕は閉じたのでした。

そんな2018年のドバイワールドカップナイトは、トラックレコードが多く出た一夜でもありました。改めて確認してみますと、、、

  1. 第23回ドバイカハイラクラシック(UAE・GI PA)
    →Tallaab Al Khalediah(2011)がメイダン・ダート2000mを2:13.68で勝利。純血アラブのGI
  2. 第10回ドバイゴールドC(UAE・GII)
    →Vazirabad(2012.3.8)がメイダン芝3200mを3:17.92で勝利。ドバイゴールドC3連覇を達成
  3. 第19回UAEダービー(UAE・GII)
    Mendelssohn(2015.5.17)がメイダン・ダート1900mを1:55.18で勝利。2着馬とは実に18と2分の1馬身差
  4. 第12回アルクォズスプリント(UAE・GI)
    Jungle Cat(2012.4.5)がメイダン芝1200mを1:09.37で勝利。満6歳で花開いた遅咲きのスプリンター
  5. 第26回ドバイゴールデンシャヒーン(UAE・GI)
    Mind Your Biscuits(2013.3.15)がメイダン・ダート1200mを1:10.12で勝利。豪脚一閃の連覇
  6. 第23回ドバイワールドカップ(UAE・GI)
    →Thunder Snowがメイダン・ダート2000mを2:01.38で勝利。本稿の主役

と、9戦中6戦がレコード決着。ドバイシーマクラシックを制したHawkbillはトラックレコードホルダーですし、速さと強さを兼ね備えた馬たちが、そのチカラを存分に見せてくれたのでした。

*

「ここまで来たら、レコード勝ちした馬を全馬紹介しよう」と思ったのですが、純血アラブであるTallaab Al Khalediahは詳細を確認し切れませんでした。という訳で、本稿では、「もうひとつのカップ」で3連覇を果たした馬を紹介して、結びといたします。

Vazirabad せん 芦毛 2012.3.8生 仏国・Haras De Son Altesse L’Aga Khan Scea生産 馬主・H H Aga Khan 仏国・A De Royer-Dupre厩舎

Vazirabad(2012.3.8)の4代血統表
Manduro
黒鹿毛 2002.3.9
種付け時活性値:0.25
Monsun
黒鹿毛 1990.3.4
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976
Dschingis Khan 1961
Konigskronung 1965.1.18
Mosella
鹿毛 1985.3.25
▲Surumu 1974.2.26
Monasia 1979.3.3
Mandellicht
黒鹿毛 1994.3.7
Be My Guest
栗毛 1974.4.12
Northern Dancer 1961.5.27
What a Treat 1962.5.22
Mandelauge
黒鹿毛 1989.5.9
▲Elektrant 1978.5.19
Mandriale 1975.4.27
Visorama
芦毛 2000.3.28
仔受胎時活性値:0.75
Linamix
芦毛 1987.2.5
種付け時活性値:1.00
メンデス
芦毛 1981.4.2
ベリフア 1976.2.28
Miss Carina 1975.3.3
Lunadix
芦毛 1972.2.29
Breton 1967
Lutine 1966
Visor
鹿毛 1989.2.24
仔受胎時活性値:0.50
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:0.50
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Look
鹿毛 1984.2.25
仔受胎時活性値:1.00
Spectacular Bid
芦毛 1976.2.17
種付け時活性値:1.75
Tuerta
黒鹿毛 1970.4.22
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Dschingis Khan4×5>

Vazirabad(2012.3.8)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Manduro
(Blandford系)
Linamix
(Lyphard系)
Mr. Prospector
(Raise a Native系)
Spectacular Bid
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Spectacular Bid
(Promised Land)
3.50 母が仏GIII勝ち馬
(No. 1-n)
7番仔?
(7連産目?)

*

第10回ドバイゴールドC(UAE・GII。メイダン芝3200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Vazirabad せん6 57.5 Christophe Soumillon 3:17.92 A De Royer-Dupre
2 7 Sheikhzayedroad せん9 57.5 Martin Harley 1 David Simcock
3 14 Rare Rhythm せん6 57.5 William Buick クビ Charlie Appleby
4 10 Frontiersman 牡5 57.5 James Doyle 1 Charlie Appleby
5 16 Gold Star 牡4 55 Jim Crowley 2 1/4 Saeed bin Suroor

2018年の第10回ドバイゴールドC。Vazirabadの3連覇、成る。これで3000m以上のレースでは16戦13勝、2着3回。恐るべしは、欧州のヘビーステイヤー、Vazirabad。

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

タイトルとURLをコピーしました