第158回オーストラリアンダービー(GI)の勝ち馬-Angel of Truth(2015.10.12)-

Result

Angel of Truth(エンジェルオブトゥルース) せん 青毛 or 青鹿毛 2015.10.12生 豪州・Superhorse Trust生産 馬主・Superhorse (Mgr: R S Williams) 豪州・Gwenda Markwell厩舎

Angel of Truth(2015.10.12)の4代血統表
Animal Kingdom
栗毛 2008.3.20
種付け時活性値:1.625
Leroidesanimaux
栗毛 2000.9.27
Candy Stripes
栗毛 1982.4.12
Blushing Groom 1974.4.8
バブルカンパニー 1977.4.5
Dissemble
栗毛 1989.2.14
Ahonoora 1975.4.12
Kerali 1984.3.4
ダリシア
鹿毛 2001.4.7
Acatenango
栗毛 1982.4.13
Surumu 1974.2.26
Aggravate 1966
Dynamis
鹿毛 1991.4.13
ダンシングブレーヴ 1983.5.11
Diasprina 1986.5.12
Scarletini
鹿毛 2009.8.11
仔受胎時活性値:1.25
Bernardini
鹿毛 2003.3.23
種付け時活性値:1.375
A.P. Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.4.8
Cara Rafaela
芦毛 1993.3.30
Quiet American 1986.4.29
Oil Fable 1986.4.4
Red Light
鹿毛 2004.9.2
仔受胎時活性値:1.00
▲Red Ransom
鹿毛 1987.3.31
種付け時活性値:0.125
Roberto 1969.3.16
アラビアII 1977.5.6
Noble Vice
鹿毛 1992.2.28
仔受胎時活性値:0.875
★Vice Regent
栗毛 1967.4.29
種付け時活性値:0.00
Noble Chick
黒鹿毛 1977.5.20
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Lyphard5×5(父方)>

Angel of Truth(2015.10.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Animal Kingdom
(Blushing Groom系)
Bernardini
(Seattle Slew系)
▲Red Ransom
(Roberto系)
★Vice Regent
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Animal Kingdom 4.625 遡ればTriptychと同牝系
(No. 4-n)
初仔?

*

2019年の第158回オーストラリアンダービー(GI。ランドウィック芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Angel of Truth せん3 56.5 Corey Brown 2:35.67 Gwenda Markwell 8
2 11 Madison County せん3 56.5 Tommy Berry 3 1/4 Murray Baker & Andrew Forsman 4
3 6 Surely Sacred せん3 56.5 Damian Lane アタマ Tony Pike 7
4 16 The Chosen One 牡3 56.5 Blake Shinn アタマ Murray Baker & Andrew Forsman 11
5 15 In A Twinkling せん3 56.5 Opie Bosson 1 1/4 Jamie Richards 10

2019年の第158回オーストラリアンダービー。好スタートから逃げの手に出たAngel of Truthとコーリー・ブラウン騎手。道中スローペースに持ち込むと、最後の直線でもお釣りがある状態。脚勢良く逃げ込みを図ると、決勝点では2着のMadison County(2015.10.1)には3馬身以上の差をつけての快勝でした。鞍上のブラウン騎手は2005年の第144回のEremein(2001.11.6)以来となるオーストラリアンダービー2勝目、管理される女性調教師のグウェンダ・マークウェル師はオーストラリアンダービー初制覇となりました。なお、今回のAngel of Truthの勝利により、2017年の第156回のJon Snow(2013.9.21)、2018年の第157回のLevendi(2014.9.8)に続いて、3年連続となる「タロックS(豪GII)1着からの連闘馬」によるオーストラリアンダービー制覇と相成りました。

#前段で名前を挙げたEremeinは、ティンバーカントリー(1992.4.14)の仔です。オーストラリアンダービー、ローズヒルギニー(豪GI)、クイーンエリザベスS(豪GI)、ザ・BMW(豪GI)、ランヴェットS(豪GI)とGI5勝を挙げた名馬は、ティンバーカントリーから0.125交配を受けた準0遺伝馬でした。

閑話休題。Angel of Truthの最優性先祖と判断した父Animal Kingdomは、現役時代に通算12戦5勝、2着5回。その主な競走成績として、

  1. ケンタッキーダービー(米GI)、ドバイワールドカップ(UAE・GI)、スパイラルS(米GIII)
  2. プリークネスS(米GI)、ブリーダーズカップ・マイル(米GI)、ガルフストリームパークターフH(米GI)

があります。Animal Kingdom、父Leroidesanimauxは伯国生まれで米国の芝GI3勝馬、母ダリシアはその父Acatenangoが示すように独国血統馬であり独GIII勝ち馬。そんな異色の組合せから生み出された、ダート10ハロンのケンタッキーダービー勝ち馬にして、オールウェザー2000mのドバイワールドカップの勝ち馬。さらには芝8ハロンのブリーダーズカップ・マイル、芝9ハロンのガルフストリームパークターフHでは2着。ブリーダーズカップ・マイルで敗れた相手がWise Dan(2007.2.20)、ガルフストリームパークターフHで敗れた相手がPoint of Entry(2008.5.10)と、これはライバルも強かった。そんなAnimal Kingdomにとって、初めてのGI勝ち産駒が、豪州の芝2400mのクラシック勝ち馬となったAngel of Truth。血は世界を巡り、馬は駆けて行くものですね。

Animal Kingdomについては、繋養先である

https://www.darleyamerica.com/stallions/our-stallions/animal-kingdom

が手厚いので、よろしければご参照ください。むぅ、ワンパターン^^;

  

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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