ファルブラヴ(Falbrav) 牡 鹿毛 1998.2.28生 愛国・Azienda Agricola Francesca生産 馬主・Scuderia Rencati & Teruya Yoshida 伊国・Luciano D’Auria厩舎→英国・Luca Cumani厩舎
Fairy King 鹿毛 1982.3.4 種付け時活性値:1.75【15】 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 黒鹿毛 1954.2.11 |
Nearco 1935.1.24 |
Lady Angela 1944 | |||
Natalma 鹿毛 1957.3.26 |
Native Dancer 1950.3.27 | ||
Almahmoud 1947.5.18 | |||
Fairy Bridge 鹿毛 1975.5.4 |
Bold Reason 鹿毛 1968.4.8 |
Hail to Reason 1958.4.18 | |
Lalun 1952 | |||
Special 鹿毛 1969.3.28 |
Forli 1963.8.10 | ||
Thong 1964.4.23 | |||
Gift of the Night 黒鹿毛 1990.2.7 仔受胎時活性値:1.75【7】 |
Slewpy 黒鹿毛 1980.3.28 種付け時活性値:0.25【9】 |
Seattle Slew 黒鹿毛 1974.2.15 |
Bold Reasoning 1968.4.29 |
My Charmer 1969.3.25 | |||
Rare Bouquet 栗毛 1963.5.10 |
Prince John 1953.4.6 | ||
Forest Song 1958.5.16 | |||
Little Nana 栗毛 1975.3.18 仔受胎時活性値:1.50【14】 |
Lithiot 鹿毛 1965.4.5 種付け時活性値:0.25【9】 |
Ribot 1952.2.27 | |
Lithia 1959.3.8 | |||
Nenana Road 栗毛 1970.4.4 仔受胎時活性値:1.00【4】 |
★Kirkland Lake 栗毛 1961.4.20 種付け時活性値:0.00【8】 |
||
Sena 栗毛 1951 仔受胎時活性値:0.50【18】 |
<5代血統表内のクロス:なし>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Fairy King (Northern Dancer系) |
Slewpy (Seattle Slew系) |
Lithiot (Ribot系) |
★Kirkland Lake (Hyperion系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Fairy King (Djebel) |
4.75 |
(No. 4-i) |
4番仔 (4連産目) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
通過 順位 |
上り 3F |
馬体重 [増減] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ファルブラヴ | 牡4 | 57 | L.デットーリ | 2:12.2 | 7-6-5-5 | 35.6 |
538 [前計不] |
L.ダウリア | 9 | |
2 | 8 | サラファン | せん5 | 57 | C.ナカタニ | 2:12.2 | ハナ | 14-10-12-7 | 35.3 |
516 [前計不] |
N.ドライスデール | 11 |
3 | 7 | シンボリクリスエス | 牡3 | 55 | O.ペリエ | 2:12.3 | クビ | 9-6-5-7 | 35.7 |
536 [+6] |
藤沢 和雄 | 1 |
4 | 15 | マグナーテン | せん6 | 57 | 岡部 幸雄 | 2:12.5 | 1 1/2 | 1-1-1-1 | 36.3 |
518 [+10] |
藤沢 和雄 | 8 |
5 | 10 | ジャングルポケット | 牡4 | 57 | 武 豊 | 2:12.5 | ハナ | 16-15-15-13 | 35.3 |
478 [+4] |
渡辺 栄 | 3 |
2002年の第22回ジャパンカップ。東京競馬場の改修工事により、史上初めて中山競馬場の芝2200mで行われたジャパンカップ。勝利を収めたのは伊国代表馬のファルブラヴ。その鞍上には伊国が産んだ天才、ランフランコ・デットーリ騎手。1996年の第16回のSingspiel(シングスピール。1992.2.25)に続き、「ジャパンカップで勝利を収める時はハナ差勝ち」のフランキーマジックが発揮された2度目の回でした。
ファルブラヴの血統を初めて見た時、「エリシオのモノマネ配合やなぁ」と、単純に思ってしまいました。「父Fairy King×母父Slewpy牝馬」の組み合わせで、ファルブラヴは1998年生まれ世代ですから、生産者さんの意図の中に、1996年の凱旋門賞(仏GI)を制したエリシオ(1993.1.24)が全く無かったとは言えないでしょう。果たせるかなファルブラヴ、ジャパンカップ、エクリプスS(英GI)、英インターナショナルS(GI)、クイーンエリザベス2世S(英GI)、イスパーン賞(仏GI)、ミラノ大賞(伊GI)、共和国大統領賞(伊GI)、香港カップ(GI)とGI8勝を挙げて、エリシオに勝るとも劣らないFairy Kingの代表産駒となりました。「父Fairy King×母父Slewpy牝馬」、端的なニックの好例と思います。
また2着のSarafan(サラファン。1997.5.9)。平時は競馬場が左回りばかりの米国馬が、苦もなく右回りをこなしたことに驚きましたが、英国所属だった時代には右回りも経験していたのでした。そしてまた、彼はRoberto(1969.3.16)直仔のLear Fan(1981.2.2)産駒。「非根幹距離はRoberto系」。同じ中山競馬場で行われる暮れの有馬記念(GI)で何度も目の当たりにしたことでした。まま、この第22回ジャパンカップでは3着だったシンボリクリスエス(1999.1.21)が3歳時、4歳時とそれを見せ付けてくれました^^;
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。
*
[ファルブラヴ(1998.2.28)の主な競走成績]
- ジャパンカップ(GI)、エクリプスS(英GI)、英インターナショナルS(GI)、クイーンエリザベス2世S(英GI)、イスパーン賞(仏GI)、ミラノ大賞(伊GI)、共和国大統領賞(伊GI)、香港カップ(GI)
- 伊ダービー(GI)、愛チャンピオンS(GI)、グイドベラルデリ賞(伊GII)
- ブリーダーズカップ・ターフ(米GI)、ガネー賞(仏GI)、フォワ賞(仏GII)
通算26戦13勝、2着5回、3着5回。