ランドネ 牝 鹿毛 2015.4.29生 米国・Winchester Farm生産 馬主・合同会社小林英一ホールディングス 栗東・角居勝彦厩舎
★ Blame 鹿毛 2006.5.2 種付け時活性値:0.00 |
Arch 黒鹿毛 1995.1.31 |
Kris S. 黒鹿毛 1977.4.25 |
Roberto 1969.3.16 |
Sharp Queen 1965.4.19 | |||
Aurora 鹿毛 1988.5.15 |
Danzig 1977.2.12 | ||
Althea 1981.5.20 | |||
Liable 鹿毛 1995.5.10 |
Seeking the Gold 鹿毛 1985.4.7 |
Mr. Prospector 1970.1.28 | |
Con Game 1974.3.20 | |||
Bound 鹿毛 1984.6.1 |
★Nijinsky 1967.2.21 | ||
Special 1969.3.28 ♀ | |||
Loure 鹿毛 2008.4.27 仔受胎時活性値:1.50 |
A.P. Indy 黒鹿毛 1989.3.31 種付け時活性値:0.50 |
Seattle Slew 黒鹿毛 1974 .2.15 |
Bold Reasoning 1968.4.29 |
My Charmer 1969.3.25 | |||
Weekend Surprise 栗毛 1980.4.8 |
▲Secretariat 1970.3.30 | ||
Lassie Dear 1974.5.2 | |||
ラヴィングプライド 鹿毛 2000.5.16 仔受胎時活性値:1.75 |
Quiet American 鹿毛 1986.4.29 種付け時活性値:1.25 |
★Fappiano 1977.5.19 | |
Demure 1977.4.4 | |||
Yafill 黒鹿毛 1989.4.28 仔受胎時活性値:0.50 |
Nureyev 鹿毛 1977.5.2 種付け時活性値:0.75 |
||
タラズチャーマー 栗毛 1984.3.5 仔受胎時活性値:1.00 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector4×5、Special(♀)4×5、Northern Dancer5×5×5、Buckpasser5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★Blame (Roberto系) |
A.P. Indy (Bold Ruler系) |
Quiet American (Mr. Prospector系) |
Nureyev (Northern Dancer系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Quiet American (Quiet Charm) |
4.75 |
祖母が仏GIII勝ち馬 (No. 8-h) |
3番仔? (3連産目?) |
2018年のスイートピーS(OP)。ゲート入りの際にいやいやを見せていた大外枠発進のランドネ、こういう馬はレース前の印象付けの結果、快走を見せたりすることもありますが、これはお見事でした。レース当日は昭和の日である4月29日。ランドネ、自身満3歳の誕生日を勝利で祝ったのでした。ランドネ、その馬名意味は「遠足、山登り(仏)」 とのこと。名は体を表すではありませんが、栗東所属のランドネ、東京遠征時は2戦1勝、2着1回。遠出に強い女の子です。ランドネ、スイートピーSを制して第79回優駿牝馬(GI)への優先出走権を蹄中に収めましたが、マル外でもあるランドネ、実はクラシック登録が無かったようです。今回のトライアル勝ちを受けて、オーナーサイドからゴーサインが出たようで、角居勝彦厩舎は第79回優駿牝馬でサトノワルキューレ(2015.2.2)、カンタービレ(2015.3.6)、そしてランドネと3頭出しの攻勢ですね。
ランドネは↑に示したとおり「★Blame×A.P. Indy×Quiet American×Nureyev」という4代血統構成ですが、Blameの代表産駒である第168回ディアヌ賞(仏GI)の勝ち馬Senga(2014.3.15)は「Blame×A.P. Indy×Storm Cat×◆Mr. Prospector」という組み合わせです。「父Blame×母父A.P. Indy」は好相性なのでしょう。
では、以下にランドネのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、近親牝系図内のレース名、格付けはいずれも施行当時のものです。
Yafill 1989.4.28 1勝
|Hula Queen 1994.5.5 5勝 セネターケンマディH(米GIII)ほか
|ラヴィングプライド 2000.5.16 2勝 オマール賞(仏GIII)
||Loure 2008.4.27 1勝
|||ランドネ 2015.4.29 (本馬) スイートピーS(OP)
||ラヴアンドポップ 2013.2.7 コスモス賞(OP)
米国で継承されている8号族h分枝系。祖母と大伯母がGIII勝ちを収めています。
*
コズミックフォース 牡 鹿毛 2015.2.14生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・国枝栄厩舎
キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 種付け時活性値:1.25 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Miesque 鹿毛 1984.3.14 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Pasadoble 1979.4.1 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.3.23 |
ラストタイクーン 黒鹿毛 1983.5.9 |
トライマイベスト 1975.4.28 | |
Mill Princess 1977.5.21 | |||
Pilot Bird 鹿毛 1983.2.9 |
★Blakeney 1966.3.28 | ||
The Dancer 1977.3.31 | |||
ミクロコスモス 鹿毛 2006.5.5 仔受胎時活性値:2.00 |
ネオユニヴァース 鹿毛 2000.5.21 種付け時活性値:1.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ポインテッドパス 栗毛 1984.4.27 |
Kris 1976.3.23 | ||
Silken Way 1973 | |||
ユーアンミー 栗毛 1995.2.13 仔受胎時活性値:0.50 |
Marquetry 栗毛 1987.1.30 種付け時活性値:1.75 |
Conquistador Cielo 1979.3.20 | |
Regent’s Walk 1981.5.31 | |||
Archimillionnaire 鹿毛 1981.4.27 仔受胎時活性値:1.25 |
Medaille d’Or 栗毛 1976.5.23 種付け時活性値:1.00 |
||
Coqueluche 鹿毛 1970.2.10 仔受胎時活性値:0.50 |
<5代血統表内のクロス:Mr. Prospector3×5、Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
キングカメハメハ (Mr. Prospector系) |
ネオユニヴァース (Halo系) |
Marquetry (Mr. Prospector系) |
Medaille d’Or (Bold Ruler系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Marquetry (ユーアンミー) |
4.25 |
祖母が米GIII勝ち馬 (No. 4-g) |
3番仔 (3連産目) |
2018年のプリンシパルS(OP)。1番人気に推されたコズミックフォースとクリストフ・ルメール騎手、外から迫って来た3番人気のブレステイキング(2015.4.12)と石橋脩騎手、6番人気のイェッツト(2015.4.1)と蛯名正義騎手との勝負を「アタマ」「クビ」と僅差で凌ぎ切って、 第85回東京優駿(GI)への最終切符1枚をもぎ取りました。東京芝2000mの勝ち時計1分58秒2はレースレコードであり見事な勝利でした。コズミックフォース、その馬名意味は「宇宙の力」。母ミクロコスモスは独語で「小宇宙」という意味ですし、母父ネオユニヴァースは「新しい宇宙」ですから、宇宙の連想が続いていますね。宇宙という字面の名前と言えば、元日本ハムの芝草宇宙(ひろし)さんを思い出します。
閑話休題。さて、コズミックフォースの最優性先祖である祖母父Marquetryは、現役時代に10勝を挙げ、その主な勝ち鞍に第52回ハリウッドゴールドC(米GI)、第19回エディーリードH(米GI)、第17回メドウランズCH(米GI)、サンアントニオH(米GII)、ベルエアH(米GII)、マーヴィンリロイH(米GII)があります。8Fから10Fのグレードレース6勝、ダートと芝でGI勝ちを収めているのですから、これは大したものです。
Marquetryが制した1993年の第17回メドウランズCH。若き日のケント・デザーモ騎手を背にした栗毛の流星、好発から後続を寄せ付けず、メドウランズ・ダート9Fを鮮やかに逃げ切りました。EquibaseのモンマスCS(GIII)における過去の勝ち馬によると、記録が残っているスピード指数では、この1993年の第17回メドウランズCHにおいてMarquetryが叩き出した「134」が最高数値となっています。
では、以下にMarquetryの代表産駒を示しておきます。代表産駒と共に示すGレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。
- Artax(1995.3.29)
→ブリーダーズカップ・スプリント(米GI)、カーターH(米GI)、ヴォスバーグS(米GI)ほか - スクワートルスクワート(1998.2.12)
→ ブリーダーズカップ・スプリント(米GI)、キングズビショップS(米GI)ほか - Stella Grande(2001.8.22)
→タロックS(豪GII)ほか - ユーアンミー(1995.2.13)
→フォワードギャルS(米GIII)ほか。上述のとおりコズミックフォースの祖母 - Mass Market(1997.5.8)
→ナシュアS(米GIII)ほか - American Freedom(1998.4.11)
→レッドバンクH(米GIII)ほか
Artax、スクワートルスクワートとエクリプス賞最優秀短距離馬を2頭輩出しています。特にスクワートルスクワートは輸入種牡馬であり、その馬名の由来はポケットモンスターのキャラクター「ゼニガメ」。
それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。