ミュージアムマイル(2022.1.10)&エリキング(2022.2.12)-2025年のクラシック候補生を確認する(No.52)-

Pedigree

ミュージアムマイル 牡 黒鹿毛 2022.1.10生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・高柳 大輔厩舎

ミュージアムマイル(2022.1.10)の4代血統表

リオンディーズ
黒鹿毛 2013.1.29
種付け時活性値:0.00【8】
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
シーザリオ
青毛 2002.3.31
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
サンデーサイレンス 1986.3.25
キャンペンガール 1987.4.19
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
Sadler’s Wells 1981.4.11
Querida 1975.3.14
ミュージアムヒル
鹿毛 2015.3.15
仔受胎時活性値:1.50【6】
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:1.25【13】
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
ロレットチャペル
鹿毛 2003.2.19
仔受胎時活性値:0.75【11】
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.50【10】
Deputy Minister 1979.5.17
Mitterand 1981.2.19
サンタフェトレイル
鹿毛 1994.6.16
仔受胎時活性値:2.00【8】
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.50【22】
ハッピートレイルズ
鹿毛 1984.5.29
仔受胎時活性値:0.25【9】

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、Northern Dancer5×5>

ミュージアムマイル(2022.1.10)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
リオンディーズ
(Mr. Prospector系)
ハーツクライ
(サンデーサイレンス系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ノーザンテースト
(Lady Angela)
4.50
(【6】+【11】+【8】+【9】)
シンコウラブリイと同牝系
(No. 4-d)
初仔

*

2025年の第79回朝日杯セントライト記念(GII。中山芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 6 ミュージアムマイル 牡3 57 戸崎 圭太 2:10.8 8-8-6-6 34.4 500
[+4]
高柳 大輔 1
2 5 ヤマニンブークリエ 牡3 57 横山 典弘 2:10.9 3/4 5-5-6-6 34.4 516
[0]
松永 幹夫 8
3 8 レッドバンデ 牡3 57 佐々木 大輔 2:10.9 クビ 3-3-3-3 34.7 486
[+2]
大竹 正博 2
4 2 ピックデムッシュ 牡3 57 C.ルメール 2:11.0 1/2 9-9-9-9 34.4 458
[0]
鹿戸 雄一 5
5 3 サクラファレル 牡3 57 藤岡 佑介 2:11.4 2 1/2 2-2-3-3 35.2 514
[+4]
堀 宣行 6
2025年の第79回朝日杯セントライト記念(GII。中山芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4 – 11.3 – 11.9 – 12.3 – 12.4 – 12.2 – 11.9 – 11.5 – 11.9 – 11.4 – 11.6
ラップの
累計タイム
12.4 – 23.7 – 35.6 – 47.9 – 1:00.3 – 1:12.5 – 1:24.4 – 1:35.9 – 1:47.8 – 1:59.2 – 2:10.8
上り 4F 46.4 – 3F 34.9
【セントライト記念】(中山)皐月賞馬ミュージアムマイルが貫禄勝ち|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
【セントライト記念】(中山)皐月賞馬ミュージアムマイルが貫禄勝ち|ラジオNIKKEI:競馬番組

「セントライト記念」と聞きますと「本当に秋がやって来た」と30年来思う競馬ファンです。2025年の一戦、12頭立ての中山芝2200m、単勝2.6倍の1番人気に推された皐月賞(GI)馬ミュージアムマイル。クラシックホースの金看板を背負った春の中心勢力の1頭が、テン乗りとなった戸崎圭太騎手の手綱に応え、サスガの力量を見せ付けて4角大外からマクリ切りました。皐月賞とセントライト記念を共に制した馬はトサミドリ(1946.5.20)-セントライト(1938.4.2)の半弟-、ビンゴガルー(1976.4.14)、シンボリルドルフ(1981.3.13)イスラボニータ(2011.5.21)ディーマジェスティ(2013.3.24)に続いてミュージアムマイルが6頭目。ミュージアムマイルはイスラボニータ同様に天皇賞・秋に向かうようですけれど、左回りの1.25マイルの走りや如何に。楽しみにしたいと思います。

ミュージアムマイル(2022.1.10)-第85回皐月賞(GI)の勝ち馬-
ミュージアムマイル(2022.1.10)-第85回皐月賞(GI)の勝ち馬-
セントライト(1938.4.2)-三冠馬を辿る(No.1)-
セントライト 牡 黒鹿毛 1938.4.2生~1965.2.1没 岩手・小岩井農場生産 馬主・加藤雄策氏 東京・田中和一郎厩舎

*

エリキング 牡 鹿毛 2022.2.12生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・藤田 晋氏 栗東・中内田 充正厩舎

エリキング(2022.2.12)の4代血統表
キズナ
青鹿毛 2010.3.5
種付け時活性値:0.75【11】
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
★Damascus 1964.4.14
Fiji 1960
ヤングスター(AUS)
鹿毛 2014.8.6
仔受胎時活性値:1.625【6.5】
High Chaparral
鹿毛 1999.3.1
種付け時活性値:1.625【14.5】
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Kasora
鹿毛 1993.4.17
Darshaan 1981.4.18
Kozana 1982.2.27
Starspangled(IRE)
鹿毛 2003.3.1
仔受胎時活性値:0.625【10.5】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.00【16】
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
User Friendly
鹿毛 1989.2.4
仔受胎時活性値:1.25【13】
Slip Anchor
鹿毛 1982.4.5
種付け時活性値:1.50【6】
Rostova
黒鹿毛 1981.4.27
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5、Shirley Heights5×5(母方)>

エリキング(2022.2.12)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キズナ
(サンデーサイレンス系)
High Chaparral
(Sadler’s Wells系)
デインヒル
(Danzig系)
Slip Anchor
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
High Chaparral
(Kozana)
5.25
(【6.5】+【10.5】+【13】+【7】)
母が豪GI馬&曾祖母が欧州年度代表馬
(No. 1-s)
初仔

*

2025年の第73回神戸新聞杯(GII。阪神芝2400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
推定
上り
馬体重
[増減]
調教師
1 10 エリキング 牡3 57 川田 将雅 2:26.4 7-7-7-7 32.3 510
[+10]
中内田 充正 2
2 5 ショウヘイ 牡3 57 坂井 瑠星 2:26.5 クビ 3-3-3-3 32.9 464
[+4]
友道 康夫 1
3 2 ジョバンニ 牡3 57 松山 弘平 2:26.8 1 3/4 4-3-3-3 33.1 476
[-4]
杉山 晴紀 3
4 9 デルアヴァー 牡3 57 荻野 極 2:26.9 1/2 5-5-5-5 33.1 490
[+10]
松永 幹夫 7
5 1 ライトトラック 牡3 57 和田 竜二 2:26.9 クビ 6-5-5-6 33.0 478
[+10]
友道 康夫 4
2025年の第73回神戸新聞杯(GII。阪神芝2400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9 – 11.1 – 12.9 – 13.0 – 12.7 – 13.0 – 13.1 – 12.7 – 11.9 – 11.2 – 10.7 – 11.2
ラップの
累計タイム
12.9 – 24.0 – 36.9 – 49.9 – 1:02.6 – 1:15.6 – 1:28.7 – 1:41.4 – 1:53.3 – 2:04.5 – 2:15.2 – 2:26.4
上り 4F 45.0 – 3F 33.1
【神戸新聞杯】(阪神)エリキングが外から豪快に差し切り重賞2勝目|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
【神戸新聞杯】(阪神)エリキングが外から豪快に差し切り重賞2勝目|ラジオNIKKEI:競馬番組

「神戸新聞杯」の翌日、勤務先の上司と飲みに行きましたら、曰く「毎年僕の競馬仲間と話すのは『神戸新聞杯の翌日から衣類が長袖になる』ということ。でも今年はまだ半袖^^;」とのコメント。ともあれ「暑さ寒さも彼岸まで」とは先人の教えで、ようやく夏の暑さはほぐれつつあります。

そんな訳で2025年の神戸新聞杯を制したのは戦前2番人気だったエリキング。10頭立ての阪神芝2400m、道中終始7番手をキープし直線大外一気。繰り出した上り600mの脚が32秒3という鋭さを以て、先に抜け出していたショウヘイ(2022.3.15)を「クビ」だけ差し切りました。終わってみれば春のクラシックで掲示板に載った馬たちが1着から3着。上述のセントライト記念を制したミュージアムマイルもそうですが、伊達や酔狂で皐月賞、東京優駿(GI)の路線に乗っていません。サスガに強い馬たち。

エリキングは曾祖母が1992年のカルティエ賞年度代表馬であるUser Friendly。英セントレジャーS(GI)、英オークス(GI)、愛オークス(GI)、サンクルー大賞(仏GI)、ヨークシャーオークス(英GI)と中長距離GI5勝の名牝である曾祖母から受け継いだスタミナもバックボーンにして、いざ征かん菊花賞(GI)というところでしょう。京都芝3000mの走り、期待しています。

カルティエ賞年度代表馬を辿る(其の弐)-User Friendly(1989.2.4)-
User Friendly(ユーザーフレンドリー) 牝 鹿毛 1989.2.4生 英国・Stetchworth Park Stud Ltd. 生産 馬主・W. J. グレドリー氏 英国・C. E. ブリテン厩舎

*

菊花賞トライアルの2レースを制した「母の初仔どうし」は2歳時から既に紹介済でしたので、本稿ではセントライト記念2着馬の4代血統表も併せてご紹介しておきます。

ヤマニンブークリエ 牡 芦毛 2022.2.15生 新冠町・錦岡牧場生産 馬主・土井 肇氏 栗東・松永 幹夫厩舎

ヤマニンブークリエ(2022.2.15)の4代血統表
キタサンブラック
鹿毛 2012.3.10
種付け時活性値:0.25【9】

ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao 1980.2.28
Burghclere 1977.4.26
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
サクラユタカオー 1982.4.29
サクラハゴロモ 1984.4.13
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
ジヤツジアンジエルーチ 1983.2.22
テイズリー 1981.4.27
ヤマニンプードレ
芦毛 2010.4.22
仔受胎時活性値:0.75【11】
チチカステナンゴ
芦毛 1998.5.3
種付け時活性値:0.75【11】
Smadoun
芦毛 1990.2.2
Kaldoun 1975.3.7
Mossma 1982.5.18
スマラ
栗毛 1993.2.20
Antheus 1982.3.27
Small Partie 1988.4.21
ヤマニンカルフール
鹿毛 2000.3.6
仔受胎時活性値:0.25【9】
エリシオ
鹿毛 1993.1.24
種付け時活性値:1.50【6】
Fairy King 1982.3.4
Helice 1988.4.4
ワンオブアクライン
鹿毛 1986.4.15
仔受胎時活性値:1.25【13】
Danzig
鹿毛 1977.2.12
種付け時活性値:0.00【8】
Barely Even
鹿毛 1969.4.22
仔受胎時活性値:2.00【16】

<5代血統表内のクロス:Lyphard5×5(父方)、Northern Dancer5×5×5(母方)>

ヤマニンブークリエ(2022.2.15)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キタサンブラック
(サンデーサイレンス系)
チチカステナンゴ
(フオルテイノ系)
エリシオ
(Fairy King系)
Danzig
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
エリシオ
(Slewpy)
4.25
(【11】+【9】+【13】+【16】)
ヤマニンチェルキと同牝系
(No. 10-d)
4番仔
(2連産目)

ヤマニンブークリエ、2歳時の京都芝2000mの黄菊賞で3馬身、タイムにして0秒5差を着けられたミュージアムマイルに対して、3歳時の中山芝2200mのセントライト記念では4分の1馬身、タイムにして0秒1差まで詰め寄ったのですから成長しています。松永幹夫調教師に横山典弘騎手という競馬学校2期生の同期タッグで挑む菊花賞、淀の長距離戦での恐ろしさは度々見せ付けられている横山騎手の手綱捌きにも注目したいヤマニンブークリエ、その馬名意味は「冠名+盾(仏)」ということです。

…と、セントライト記念が終わった直後に書いていたのですけれど、翌週に中山芝2500mの2勝クラスである九十九里特別で7馬身差勝ちを収めた馬の鞍上もノリさんでしたので「これは……、本番はどちらに乗られるのか」と思っております^^;

という訳で、2025年のクラシック候補生を確認する記事群は、次回菊花賞の惑星候補を2頭紹介して終わりにしようと思います。

 

それでは、これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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