エトヴプレ(2021.3.31)&キャットファイト(2021.4.4)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.28)-

Pedigree

エトヴプレ 牝 芦毛 2021.3.31生 愛・Godolphin生産 馬主・H.H.シェイク・ハムダン 栗東・藤岡 健一厩舎

エトヴプレ(2021.3.31)の4代血統表
Too Darn Hot
鹿毛 2016.3.27
種付け時活性値:1.00【4】
Dubawi
鹿毛 2002.2.7
Dubai Millennium
鹿毛1996.3.20
Seeking the Gold 1985.4.7
Colorado Dancer 1986.2.13
Zomaradah
鹿毛 1995.2.21
Deploy 1987.5.15
Jawaher 1989.5.13
Dar Re Mi
鹿毛 2005.5.15
Singspiel
鹿毛 1992.2.25
In The Wings 1986.1.17
Glorious Song 1976.4.22
Darara
黒鹿毛 1983.5.11
Top Ville 1976.4.5
Delsy 1972.3.20
Nahoodh
芦毛 2005.1.24
仔受胎時活性値:1.75【15】
Clodovil
芦毛 2000.4.9
種付け時活性値:1.00【4】
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
Clodora
鹿毛 1994.1.23
Linamix 1987.2.5
Cloche d’Or 1988.4.25
Mise
鹿毛 2000.1.6
仔受胎時活性値:1.00【4】
Indian Ridge
栗毛 1985.3.22
種付け時活性値:1.50【14】
Ahonoora 1975.4.12
Hillbrow 1975
Misbegotten
鹿毛 1991.2.24
仔受胎時活性値:2.00【8】
★バイアモン
鹿毛 1982.5.19
種付け時活性値:0.00【8】
Mistreat
鹿毛 1985.1.12
仔受胎時活性値:1.25【5】

<5代血統表内のクロス:なし>

エトヴプレ(2021.3.31)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Too Darn Hot
(Mr. Prospector系)
Clodovil
(デインヒル系)
Indian Ridge
(Clarion系)
バイアモン
(Blushing Groom系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Indian Ridge
(Mise)
6.00
(【15】+【4】+【8】+【5】)
母が英GI馬
(No. 4-m)
12番仔
(12連産目)

*

2024年の第58回報知杯フィリーズレビュー(GII。阪神芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 4 エトヴプレ 牝3 55 藤岡 佑介 1:20.1 1-1 35.1 458
[-4]
藤岡 健一 11
2 1 コラソンビート 牝3 55 横山 武史 1:20.2 3/4 5-5 34.9 442
[+4]
加藤 士津八 1
3 7 セシリエプラージュ 牝3 55 M.デムーロ 1:20.4 1 1/2 8-10 34.7 410
[+4]
中村 直也 12
4 3 バウンシーステップ 牝3 55 菱田 裕二 1:20.5 クビ 8-8 34.9 462
[+6]
高橋 亮 2
5 15 オメガウインク 牝3 55 岩田 望来 1:20.7 1 1/4 14-13 34.6 466
[-4]
大和田 成 8
2024年の第58回報知杯フィリーズレビュー(GII。阪神芝1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.0 – 10.7 – 11.1 – 11.2 – 11.4 – 11.7 – 12.0
ラップの
累計タイム
12.0 – 22.7 – 33.8 – 45.0 – 56.4 – 1:08.1 – 1:20.1
上り 4F 46.3 – 3F 35.1

阪神芝1400m、晴の良馬場、1頭除外となって14頭立て。前週の報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GII)に続いて報知杯フィリーズレビューと、報知杯の付くトライアルGIIの名前を聞くと「春本番」が間近と感じる競馬者です。

○ 報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)(桜花賞トライアル)
本競走は、1967 年に『阪神 4 歳牝馬特別(報知杯桜花賞トライアル)』の名称で創設された重賞競走。競走名は 2 度の改称を経て、2001 年より馬齢表記の変更に伴い現在の名称になった。なお、第 3 着までの馬には『桜花賞』への優先出走権が与えられる。
スポーツ報知は、報知新聞社より発行されているスポーツ紙。本競走は、同社より寄贈賞を受けて実施されている。

2024年度第1回阪神競馬特別レース名解説

報知杯フィリーズレビューにおける21世紀に入ってからの勝ち馬を確認してみますと、ラインクラフト(2002.4.4)アストンマーチャン(2004.3.5)メイショウマンボ(2010.2.25)クイーンズリング(2012.5.25)等の姿が見えます。そんな桜花賞トライアルの2024年の一戦を制したのは、個人的には「なんで11番人気だったの?」と思った福島2歳S(OP)の勝ち馬エトヴプレ。

ジャンタルマンタル(2021.3.21)&エトヴプレ(2021.3.31)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.15)-
ジャンタルマンタル(2021.3.21)&エトヴプレ(2021.3.31)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.15)-

力関係のはっきり見えない時のあるあるですけれど、戦前までにオープンクラスで勝利していたりする馬が人気落ちして「終わってみれば、かいな^^;」となるケースもありますね。エトヴプレ、今回は押し出されるような逃げになりましたが、スタートして400mを過ぎる辺りでは鞍上・藤岡佑介騎手の腹が決まったのでしょう。入りの600m33秒8、1000m通過56秒4と速い流れに身を任せたエトヴプレ。赤の帽子に「緑、袖赤一本輪」の勝負服を乗せた芦毛の馬体が、阪神芝Aコースの内回りの直線356.5mに入っても軽快な脚を見せ続け、道中内ラチ沿いをピッタリ走っていた1番人気のコラソンビート(2021.2.26)の外からの追撃を振り切り、4分の3馬身差を着けたところが決勝点。エトヴプレ、自分が作り出したペースで逃げ切って刻んだ勝ち時計1分20秒1は、2022年のサブライムアンセム(2019.1.26)の1分19秒9に次ぐ報知杯フィリーズレビュー史上2位の好時計でした。

デビュー5戦目まで1200mのみを走り、6戦目の報知杯フィリーズレビューで1400mをこなしたエトヴプレ。

【報知杯FR】11番人気のエトヴプレが逃げ切って重賞初V 藤岡佑介騎手「かなり自信はありました」
◆第58回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月10日、阪神競馬場・芝1400メートル、1着~3着馬に桜花賞の優先出走権、良)

レース後の藤岡騎手の談話によりますと(マイルは)走っていないのでやってみないと分からないですが、乗った感触だと1400メートルでギリギリかなと。そのへんが課題だと思いますということですが、母Nahoodhがニューマーケット芝8ハロンのGIであるファルマスS(英GI)の勝ち馬であるエトヴプレ。「準備はできましたか(フェンシング用語)」という馬名意味に沿い、距離延長の準備が出来た暁に待っている、さらなる結果も楽しみにしたいものです。

*

キャットファイト 牝 黒鹿毛 2021.4.4生 日高町・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 馬主・ゴドルフィン 美浦・上原 博之厩舎

キャットファイト(2021.4.4)の4代血統表
ディスクリートキャット
鹿毛 2003.5.1
種付け時活性値:0.25【17】
Forestry
鹿毛 1996.5.9
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Shared Interest
鹿毛 1988.1.30
▲Pleasant Colony 1978.5.4
Surgery 1976.4.16
Pretty Discreet
鹿毛 1992.4.1
Private Account
鹿毛 1976.4.26
Damascus 1964.4.14
Numbered Account 1969.4.8
Pretty Persuasive
鹿毛 1988.5.9
Believe It 1975.2.9
Bury the Hatchet 1973.3.30
フラマブル
栗毛 2013.4.10
仔受胎時活性値:1.75【7】
パイロ
黒鹿毛 2005.2.19
種付け時活性値:1.75【7】
Pulpit
鹿毛 1994.2.15
A.P. Indy 1989.3.31
Preach 1989.3.26
Wild Vision
鹿毛 1998.5.16
Wild Again 1980.5.22
Carol’s Wonder 1984.3.15
モケット
栗毛 2004.1.21
仔受胎時活性値:2.00(0.00)【8】
Maria’s Mon
芦毛 1993.4.24
種付け時活性値:0.50【10】
Wavering Monarch 1979.2.22
Carlotta Maria 1984.3.8
エターナルレーヴ
栗毛 1991.3.27
仔受胎時活性値:1.00【12】
Diesis
栗毛 1980.4.23
種付け時活性値:0.50【10】
Northern Eternity
鹿毛 1983.3.1
仔受胎時活性値:1.75【7】

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

キャットファイト(2021.4.4)の0の理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディスクリートキャット
(Storm Cat系)
パイロ
(A.P. Indy系)
Maria’s Mon
(Raise a Native系)
Diesis
(エタン系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
パイロ
(Whitesburg)
6.50 or 4.50
(【7】+【8】+【12】+【7】)
曾祖母が愛GIII勝ち馬
(No. 16-g)
3番仔
(3連産目)

*

レース結果 JRA
2024年のアネモネS(L。中山芝1600m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 1 キャットファイト 牝3 55 大野 拓弥 1:34.6 2-3-2 35.7 442
[-4]
上原 博之 3
2 2 テウメッサ 牝3 55 津村 明秀 1:34.6 クビ 7-6-4 35.3 468
[+2]
金成 貴史 4
3 6 メイショウヨゾラ 牝3 55 石橋 脩 1:34.7 3/4 1-1-1 36.1 462
[-6]
高柳 瑞樹 9
4 4 サクセスカラー 牝3 55 田辺 裕信 1:34.9 1 1/4 10-9-9 35.3 468
[-2]
久保田 貴士 1
5 8 ラヴスコール 牝3 55 横山 和生 1:34.9 ハナ 9-9-9 35.3 418
[-4]
加藤 征弘 5
2024年のアネモネS(L。中山芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 10.9 – 11.4 – 12.0 – 12.1 – 12.2 – 11.7 – 12.1
ラップの
累計タイム
12.2 – 23.1 – 34.5 – 46.5 – 58.6 – 1:10.8 – 1:22.5 – 1:34.6
上り 4F 48.1 – 3F 36.0

中山芝1600m、晴の良馬場、12頭立て。アネモネS、私が競馬を見始めた頃は阪神芝1400mの桜花賞トライアルでしたが、現在ではすっかり関東圏唯一の桜花賞トライアルにしてリステッド競走として定着しました。

○ アネモネステークス(L)(桜花賞トライアル)
アネモネ(Anemone)は、南ヨーロッパ原産のキンポウゲ科の多年草。花の色は赤・白・紫・青などで、ぼかし咲きもある。花言葉は「君を愛す」「恋の苦しみ」。なお、本競走の第 2 着までの馬には『桜花賞』への優先出走権が与えられる。

2024年度第2回中山競馬特別レース名解説

そんなアネモネSの2024年の一戦を制したのは、「女性同士の取っ組み合いの喧嘩」という馬名意味を持つ、中山芝1600mの2歳レコード1分33秒1の保持馬キャットファイト。1枠1番から好発を決めると入りの600m34秒5、1000m通過58秒6という流れを内ラチ沿いでピッタリ折り合い。白の帽子に「青、袖水色一本輪」の勝負服をまとった大野拓弥騎手に御されたキャットファイト、馬群が外に膨らんだ、キックバックが舞う第4コーナーでも最短距離を走って迎えた中山芝Aコースの直線310m。大野騎手のヨーロピアンを感じさせる左ムチに応えて伸びたキャットファイト、最後は鋭脚を見せたテウメッサ(2021.1.19)に詰め寄られましたが「クビ」だけ先んじたところが決勝点。キャットファイト、サスガにこのコースの2歳レコードホルダー、前走フェアリーS(GIII)でイフェイオン(2021.4.1)の6着に敗れたウップンをアネモネSで晴らしました。

イフェイオン(2021.4.1)&ノーブルロジャー(2021.5.8)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.19)-
イフェイオン(2021.4.1)&ノーブルロジャー(2021.5.8)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.19)-

キャットファイトは2023年6月4日の東京芝1600mの牝馬限定の新馬戦でデビューしていますが、そのデビュー戦で戦った馬たちを見れば、

  1. ボンドガール(2021.1.19)
    →サウジアラビアロイヤルC(GIII)2着
  2. チェルヴィニア(2021.2.3)
    →アルテミスS(GIII)1着
  3. コラソンビート(2021.2.26)
    →京王杯2歳S(GII)1着、ダリア賞(OP)1着、報知杯フィリーズレビュー(GII)2着、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)3着
  4. マスクオールウィン(2021.4.25)
    →黒松賞勝ち、フェアリーS(GIII)2着
  5. アンジュグルーヴ(2021.1.29)
  6. キャットファイト(2021.4.4)
    →アネモネS(L)1着、アスター賞を2歳レコード勝ち。本稿での紹介馬
  7. クォーツァイト(2021.2.11)
  8. ガジュノリ(2021.3.7)

と、賞金が出る8着までに入った馬たちがいずれも勝ち上がり、1着~4着、そして6着のキャットファイトと内5頭が既にオープン馬というハイレベルの新馬戦でデビューした馬の1頭。むむぅ、メンバーがだいぶん、強いですね^^;

シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
ルシフェル(2021.4.8)&チェルヴィニア(2021.2.3)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.12)-
ルシフェル(2021.4.8)&チェルヴィニア(2021.2.3)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.12)-
コラソンビート(2021.2.26)&カルチャーデイ(2021.5.17)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.14)-
コラソンビート(2021.2.26)&カルチャーデイ(2021.5.17)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.14)-

今回の投稿では期せずしてゴドルフィンの関連馬を紹介することになったのですが、エトヴプレ、キャットファイトの2頭に共通するのはサンデーサイレンス(1986.3.25)を持たない血統馬ということですね。当世主流の血を持たない牝馬は、競走はもちろん、世代を重ねる役目においても活躍が期待されます。このあたりはサスガにゴドルフィンというところですm(_ _)m

 

それでは、これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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